2006年9月号

☆水からのメッセージ☆

  朝夕はめっきり冷え込むようになりました。

 ホザナ通信を読んで下さっている皆さん、 お変わりございませんか。

 遅くなりましたが、10月号をお届けいたします。

    


  「水は答を知っている―その結晶に込められたメッセージ」 

 (江本勝著)を読みました。

 水は私達の生活に欠かすことのできない物質です。

 しかも水というのは実に不思議な物質です。

 大概の物質は液体から固体になれば、

 比重が重くなって水に沈むのですが、

 水は氷になると比重が軽くなって水に浮きます。

 寒い冬、湖や海の表面が氷となって水に浮きますが、

 このことによって氷の下の水温は4℃に保たれ、

 水生生物が生きやすい環境を作ります。

 また水が気体になれば空気中に拡散し、

 それが雲となり雨となって、空気を浄化し、

 大地を潤すという循環をおこないます。

 また水には他の物質を溶かし、運ぶという特殊な性質があります。

 この性質のおかげで、洗濯ができたり、栄養満点のスープが作れたり、

 ミネラルウォーターを飲むことができます。

 逆に有毒物質も水に溶け込みます。

 この最もありふれた水は、現代科学をもってしても

 まだ解明できていないことが多いと言われています。


  波動の研究家である江本氏は、この水に興味を持ち、

 水を氷結させ、その結晶写真を撮ることに成功したのです。

 彼は、水道水、湧き水、地下水など状態の違いによっても、

 また聞かせる音楽の種類によっても、

 その結晶の一つひとつが様々な形態を見せることを発見しました。

 さらに驚くべきことには、ガラス瓶に水を入れ、

 言葉を書いた紙を水に向けて貼り付け、

 水に言葉を見せると、異なった水の結晶があらわれるのです。

 「ありがとう」という言葉を見せた水と「ばかやろう」という

 言葉を見せた水では全く違った結晶を示します。

 「ありがとう」という言葉を見せた水は、

 雪印牛乳のような六角形のきれいな形の結晶であるのに対し、

 「ばかやろう」の文字を見せられた水は、

 結晶がゆがんだり、バラバラに砕けているのです。

        


  様々な言葉で実験した結果、水が最もきれいな結晶となるのは

 「愛と感謝」だということが判明しました。

 江本氏はこう言っています。


  「水が凍るとき、水の分子は整然と連なって結晶格子をつくります。

 これが六角形の構造となって安定し成長すると

 水の結晶となって目に見えるわけですが、

 自然とは違う情報がそこにもたらされると、

 きれいな六角形が形成されないのです。

 『ありがとう』『愛』『感謝』という言葉は、

 大自然の掟、生命現象の根本原理なのです。

 だから水は自然そのままの六角形の形をきれいに作ってくれます。

 それに対して『ばかやろう』という言葉は自然の中にはなく、

 人間が作り出した不自然な言葉なのでしょう。」


   更に、興味深いことは、ガラス瓶に入れた水に

 全く関心を示さなかった場合の実験です。

 無関心にされた水の結晶は、

 否定的な言葉を見せた水の結晶よりもひどい状態であったのです。


  人間の身体の70%が水であることと考え合わせると、

 如何に言葉の力が私達に大きな影響を与えているかが分かります。


  江本氏はクリスチャンではありませんがこう言っています。

 「水のことを理解すればするほど、

 神なるものの存在を否定することができなくなってくる」。

 更に「きっと神様は楽しんでいるに違いありません。

 神様は人間にも自分と同じ能力、すなわち創造力を与え、

 その力を使うのはあなた達の自由なのだと、

 優しい目で見守ってくれているに違いないのです」。


  水は人間が幸せに生きていくための秘訣「愛と感謝」を知っているのです。

 そして、この水からのメッセージは聖書のメッセージに合致しています。

 神様は水を通して私達に「愛と感謝」という幸せを

 創造する力を教えてくださっているのです。


  いじめによる自殺の報道が日々流されている昨今、

 私達は水からのメッセージを真剣に受けとめていきたいものです。


                                   教会学校教頭 新谷和茂