■さわやか家族関係 (ホザナ通信 2003年10月号より)



男女の違いについてC

  いろんな違いを持った素晴らし男と女。

 違うからこそお互いに惹かれあい、愛し合うことができるんですよね。

 でもこの感じ方の違いから、様々なすれ違いや誤解が起こり、

 喧嘩したり心が離れてしまったり…そんなことはよく起こりますね。

 そんな時、お互いが決定的にダメージを与えたり受けたりしてしまう前に、

 手を打つことができたらいいと思いませんか。

 それにはお互いの出す「サイン」に気を付けることが大切です。

 「私は(僕は)今、心が閉じかけているんだ」というサインです。


  男性が「話し合おう」と言った時、

 女性から「話したくない。どうせ話しても無駄だから」っていう答えが返ってくることってありません?

 こんな時、女性の心は閉じかけてることが多いんです。

 完全に閉じてしまってるわけではありません。

 実は「私の心が閉じかかっていることに気付いてほしい」って思っている

 サインを出してる時なのです。


  男性はこんな女性の言葉に対して、

 決して論理的に対処してはいけません。

 また「せっかく話を聞いてやる気になったのに」って腹を立てたりしないで下さい。

 なぜなら彼女たちはそう言うことによって、

 自分の傷ついた心を相手に訴えかけようとしているからです。

 「話したくない!」と女性が言う時、

 それは本音では「話したい…」という意味であることを理解しておいて下さい。

 「話したい」けれど、あなたに対する不満が

 「話したくない」という感情的な発言を引き出しているだけだからです。


  男性の左脳からすれば、「話したくない」は文字通りの意味でしかないけれど、

 ここで「あっそう」なんて言って話をしないでいると、

 女性の心は完全に閉じてしまうこともあるんです。

 でも「どうして話したくないんだい?」って優しく語りかけられたなら、

 閉じかけた心がもう一度開き始め、

 胸にたまっていたモヤモヤした気持ちをはき出すことができるようになって、

 それを受け止めたくれた相手に対して、深い愛情と信頼を感じるようになっていきます。


  「女ってややこしいよなぁ」って思われる男性たちも多いかと思いますが、

 女ってそういうもんです(笑)。

 お互いの本心を汲み取ろうと思えば、

 いつも「この人は大切な人なんだ」って自分自身に言い聞かせて、

 「正しく対処するためには今どうすればいいんだろう?」って考えることも必要ですよね。

 もちろん女性陣もです。お互いにそう思い合えたら、

 いろんな違いを越えて、深く知り合い、愛情を確かめ合っていくことができるからです。

 そんなお互いとされていきますように…。