オヤジの山の歌
  
 

    比良(蔵王)の山男
 1、色は黒いが気はやさし  胸にゃファイトの灯がともる
   はたにはボロをまとえども おいら比良の山男 ああ愉しき我がこころ

 2、お花畑で見る夢は  遠きアルプか大雪か
   テント担いであの尾根を  おいら比良の山男  ああ愉しき我が心

                          
 
    ワンゲルズンドコ節
 1、破れズボンにドタ靴履いて  肩で風切るおいらの姿
      だてじゃできないワンゲル暮らし 山の男は辛いもの
 
    2、夜の京都のプラットホーム 可愛いあのこが涙でとめる
         とめてとまらぬおいらのこころ 山は男の度胸試し

       3、泣いちゃいけない笑顔のおなり たかがしばしの別れじゃ無いか
            かわいおまえのなきがおみれば 肩のザックがなお重い

   まだまだのせまっせ!!

   

    山女哀歌
  1、腰のハンマーにすがりつき つれていきゃんせ谷川へ
       つれていくのはやすけれど おんなにゃのぼれぬ一の倉
 
     2、女登れぬ山ならば 長い黒髪断ち切って
          岳人姿に身をやつし ついていきますどこまでも

        3、無理はお良しよおじょうさん ダンスパーティーじゃあるまいし
             命賭けたる岳人の まねができようはずがない
    
     4、命かけるというけれど やまがいのちのあなたなら
          恋が命のこのわたし ついて行きますどこまでも
 
 

    新人哀歌
   1、さあさあみなさん聞いておくれ 今から始まる新人の
      かなしいかなしい物語 一生懸命勤めます

     2、嫌だよいやだよワンゲルは おえらい顔した人ばかり
        一つ二つの年違い どうしてそんなにえらいのか

       3、部長先輩雲の上 三年四年はおえらくて
          二年の餓鬼ども山の上 お山の大将で大いばり

         4、威張りなさるな二年生 一年無駄飯先に食い
            そろいもそろって穀潰し 一年前を忘れたか
 

         5、パイプくえてのし歩き 顎をしゃくって指図する
            リーダーとたてればつけあがり 昼寝ばかりが脳じゃ無い

       6、いいぞいいぞとおだてられ 死に物狂いで来てみれば 
           朝から晩まで飯炊きで 景色なんぞは夢のうち 
 
 

            挽歌の山

        1、山で死ぬやつは馬鹿だよと
           いったお前がなぜ死んだ
          俺を残してただ一人霧の谷間に消えた影
           アーアー切れたザイルが目に浮かぶよ

          2、山で燃やしたよ友情よ
             山でなくした雪の朝
            若い四つの足跡がいつか二つの尾根伝い
             アーアー俺はなきなき駆け降りたよ
   
        3、だびの煙りが目にしみる
           山のこだまもすすり泣く
          ニ度と山には登らないそれがせめても手向けだよ
           アーアー清い谷間の花と咲けよ
 

             

            戻る