■実技講習編 ・・・ 2008冬〜

こればっかりは、自習することが出来ないのでスクールのお世話になることに。
ロープワークは事前に自習できるので、ロープワークだけは練習したよ。
ロープワークは日常生活でも使う機会はあるので、覚えておいて損は無いし♪

スクールにいくと、7人ぐらいの受講生。
同年代ぐらいのが3人。 高校生〜20代前半ぐらいのが3人。 50代ぐらいのが1名。
寝てる奴、ぼぉ〜っとしてる奴、ロープワークを練習してる奴、それを眺めてる奴が1名とさまざま。
ちなみに、それを眺めてる奴がオイラ♪

最初の1時間ぐらいは、ロープワークの練習。
各自ロープを渡されて、講師から教えてもらう感じだったわ。
事前に練習してきたひと・まったくやってこなかった人が一目瞭然でした。

基本的には、止め結び・8の字結び・巻き結び・もやい結び・一重繋ぎ・二重繋ぎ
・本結び・いかり結び・クリート止めを覚えておけば良くて、まぁどれもややこしい
のはないから、何度も練習しておけば指が覚えた。

ただ、片方向からだけの結び方しか覚えてないと、実戦で逆からの結びになった
時に混乱するから、どちらからでも結べるように練習って感じ♪

次にマリーナに移動して船の操船。
3人一組が基本だけど、オイラの組は端数で2人。
2人のほうがじっくり練習できるので良い!
練習艇は15ftの船内外機船。

発航前点検
出航前点検として、試験では発航前点検・船外点検・法定備品の中から2箇所づつ指定
されて実際に点検をするらしい。

船外点検
外板(船首・デッキ・船尾・両舷)・航海灯・推進器・各スイッチ類係留ロープ・浸水
状況・船体の安定状態など。それぞれちゃんと指差し呼称♪
推進器は水中にあって濁って見えない場合は、チルトボタンで上げてから確認。
浸水状況はエンジンルームを空けて船底に水が溜まってないか確認。
通常多少は溜まっているらしい。それぐらいなら問題無しとのこと。

エンジン点検
ここでは主に機関の点検。
燃料ライン・燃料コック・フィルター・Vベルト・各オイル・メインスイッチなど。
中型バイクにのってたこともあって、機関の取り扱い・名称は特に問題ない感じ。
同船者はまったくわからないようで苦戦してたわ。
各オイルなどの点検は実際にレベルゲージを抜いて確認。

法定備品
発炎筒・アンカー・ロープ・ライフジャケット・ライフブイ・赤くみ・ばけつ・消火器などの点検。

あとは、トラブルシューティングとして異常が起こったときに、考えられる箇所を点検
する。これはどこを点検すれば覚えておかないと答えられないかも。
といっても少し考えればどこを点検すれば大体分かる感じ。
油圧が低いのに、考えられる原因として燃料の量を指してはいけません♪

ってことでいよいよ操船。

エンジン始動
エンジン始動ではまずエンジンルームの換気をして、ギヤ中立を確認してエンジン始動。
最後に換気を終了して完了。エンジンルームの換気は、気化した燃料がエンジンルーム
底に溜まってるらしく、それを換気しないといけないらしい。

講師:エンジン始動してください。
オイラ:エンジン始動します。 換気よ〜し 中立よ〜し エンジン始動 換気終了♪

暖気運転
ギヤクラッチを抜いてアクセルを開けて指定回転数でって感じ。

停止
停止は停止。
停止はギヤを中立に戻して、スイッチオフっていう手順。

講師:停止してください。
オイラ:停止します。 中立よ〜し スイッチオフ。

まぁ難しい事はないけど、何をするにしてもとにかく確認・発声ってのが必要なわけなのよね。
車の講習でも一緒だけど、中立良しっ! とか○○しますとか。

発進
発進の場合は、実際にプロペラが回るからプロペラ付近の確認がいるらしい。
エンジンは既に始動してる状態で、

講師:発進してください。
オイラ:プロペラ付近良しっ! 前後左右良しっ! 中立良しっ! 微速発進します♪
って感じでギヤを微速に入れる。
微速は大体1000rpm以内で、ギヤを入れる瞬間にッゴンっと音が変わる所があんの。

増速
でそのまま、プリンスホテル方向に向かって増速してくださいと言われる。
そうっ!ここは琵琶湖なのだ。何々方向に・・・っていわれても滋賀に住んでいない人は
わからんわ。ちなみに同船者は京都在住でちんぷんかんぷんのようだったわ♪

まぁ、風車とか琵琶湖大橋とかアクティバとか目立つ物を指定するようなので迷う事は
ないかっ! 濃霧や海が舞台だと、コンパス針路○度っていう指定をするみたい。

講師:プリンスホテル方向に向かって増速してください。
オイラ:前後左右良しっ! 増速します。 滑走状態になって、増速しました♪
って感じ。滑走状態は大体 2600〜3000rpmぐらい。

変針
次は滑走状態のまま変針。 
曲がる方向とその後方を確認して良しっ! 変針します。って感じでハンドルを回す。
微速のときは抵抗が少ないからかじ効きが悪いけど、滑走状態だとかじ効きが良い
のが感じれたわ。 操船してるって感じで楽しい楽しい♪

講師:風車に向かって変針してください。
オイラ:右・右後方よし(左・左後方) 変針します。 変針終わりました♪

停止
次に滑走状態からの停止動作。

講師:停止してください。
オイラ:後方よし。 停止します。 微速→中立よしっ! 停船しました♪

停船の場合は一度微速にいれて2段階停止が基本らしい。
基本的にブレーキがないので波の抵抗で停止って感じ。

後進
続けて後進操船。

講師:○○に向かって後進してください。
オイラ:プロペラ付近よしっ! 前後左右良し。 後進します♪

微速に入れて後進するんでっけど、微速な上に後進はかじ効きが悪くて
船の動作が遅れてなかなかやりにくいかったですわ♪
学科テキストで後進や速度が無いときはかじ利きが悪いって書いてたけど
こういうことなのね。納得ですわ。

救助活動
救助者がいると仮定して救助活動。
水面に救助用のブイが浮かべてある。
事前にどちら側の舷から救助するか告げてから救助に向かう。

講師:後方に救助者を確認。救助してください。
オイラ:後方に要救助者確認 前後左右よ〜し 右舷から救助に向かう。 微速発進します。
中立よし! 救助しました♪

距離がある場合は、1500rpm以内で増速して近くなったら中立に戻す。
ちなみに告げた逆の舷になってしまっても救助はしたほうが良い。何もしないのが
一番あかんらしい。やり直しは2回まで出来る。
救助のポイントは迅速かつ安全に収容だとか。

蛇行操船
水面に浮かべてある3つのブイを滑走状態で蛇行。
少しはなれたところから、3つのブイを直線方向に捉え滑走状態で進入。
大体中間地点を斜めに横切ってブイからは5〜10m以内で走行って感じ。

講師:蛇行してください。
オイラ:蛇行します。 前後左右よしっ! 増速します。 蛇行中 蛇行終わりました。

バイクのときと似たような感覚だったけど、違うのはアクセルワーク。
バイクの場合は、アクセルオンで曲がるきっかけを作ってやるのに大して、この場合
はアクセルはそのままでハンドル操作のみって感じでしたわ。
ちなみに同船者の順番の時に、バスボートがブイにむかって釣りしてやんの。

ハンドコンパス使用方法
船内に設置してあるハンドコンパスで目標物の方角を調べる方法。
腕を水平にしてプリズムとよばれる反射板の角度を調整して目盛りがみえるようにする。
目標物に向けて目盛りを読む。
○○度です! って度までしっかりいわなあかんとか♪

係留・解らん
係留は船舶を桟橋にロープで止める事。
船首側・船尾側のロープを持って下船。クリート止めで係留でしたわ。
通常は船尾側から係留、風や潮流が船首側からある場合は船首側かららしい。

解らんは船首側からロープを解いて船尾側を解く。
両方のロープを持って乗船って感じ。これも解く順番は風や潮流によって変わる。

どちらも片側のロープを係留・解らんして片側のロープがフリーの場合、片側のロ
ープは話さずに持っておくか、足で止めておくとのこと。
であまったロープはコイル上にしておくらしい。

着岸
着岸の場合、基本的に微速走行。
微速・中立を繰り返して速度調整しながら寄せるってかんじ。
大体30度ぐらいの角度で進入して途中安全確認。
桟橋と水平に保って後進をかけて行き足をとめて停船。

講師:着岸してください。
オイラ:左舷より着岸します。 微速で前進 中立よし左右前後良し♪ ハンドルを切って
平行 後進にいれて停止 着岸よし♪

微速だから思ったよりハンドルを早めに切らないと寄りすぎるって感じだったわ。
少しぐらい離れててもボートフックで寄せてもいいとのこと。

離岸
離岸は前進離岸と後進離岸。
大体が後進離岸になるので、後進離岸を練習した。
基本的には、桟橋と逆方向にハンドルを一杯切ってから後進にギヤを入れる。
大体30度ぐらい角度がついたらハンドルを戻して直進で遠ざかるってかんじだったわ。
もちろんその際周囲の安全確認・後方確認要でしたわ。

講師:後進離岸してください。
オイラ:プロペラ付近よし! 前後左右よし! 後進離岸します。
ハンドルを桟橋を逆に切る ギヤを微速後進! 絶えず周囲の安全確認 離岸しました♪


離岸する際、桟橋と船艇がくっついてるようなときは、後進離岸の場合は船首が桟橋と
近づくので、ボートフックなどである程度離しても良いらしい。
大抵、船首を解らんした際に離れていくのでまぁ大体大丈夫♪

前進離岸の場合も大体一緒。
前進離岸の場合は船尾が桟橋と近づいていくということを理解してれば大体一緒♪

そんな感じで、朝から晩まで一通り練習して終了。
1つ現場で困ったこと。クリート止めをする際に、実際の係船設備がクリートと呼ばれる
鳥居型のクリートではなくクロスビットであったこと。
どちらもやることはクリート止めで同じ事なんでっけど、形が変わるだけで一瞬わからん
くなってしまいましたわ。今はもう大丈夫♪

全体を通して思ってたより操船は難しくなかったように感じたわ。
とりあえず安全確認だけは忘れずにって感じ。

・・・【試験編】へ続く
【Back】