マルチCWへ設備充実への道

 95年XPOコンテストより、無線に復帰ましたが、記録によると
96年電通大コンテストにて初のマルチバンドでログを出して
いるようです。
 しかし、その当時はほとんど興味がなく、単にOBとしてコン
テストを盛り上げるために出ただけでした。

 その年のHAMFAIRで、きゅーあーるえるクラブが発行してい
たコンテストガイドブック(CGB)を何の気なしに買ってしまいました。
 今から考えれば、これが過ちの始まりだったような気がします。

 中を見ると、シングルバンドでしか出たことのない私にとっては
未知の世界でした。
 各局のレートの凄さはシングルバンドにはないもので、ついつい
乗せられたような感じです。
 マルチバンドに出ればあれだけのレートでQSOできるものと勘
違いし、97年4月の和歌山コンテストに、ありあわせの設備でマル
チバンドで出ることにしました。
 3.5、7Mは、2バンドDPを持っていたので、これを使用すること
にし、1.9Mはなかったのと、ハイバンドはバーチカルしかなかっ
たので、日本橋の三重電線にてより線の皮膜電線を300m買って
きました。

97年和歌山コンテスト(2位入賞)
1.9M 12mH IV(調整に苦労したが、今でも使っている)
3.5/7M 11mH IV(ダイヤモンド)
14〜28M 2mH GP(ミニマルチ)
TS-850、TS-680

 ずっと本降りで、雨に悩まされたコンテストでした。
 でも、結果は、思ったよりよかったです。
 また、和歌山支部の方がマルチCWでログ提出していただいた
お陰で結果的に入賞までしてしまいました。
 いい気になって、ALLJAにもマルチで出ることにしました。
 ハイバンドが悪かったのでALLJAですべてDPにすることにしまし
た。
 結局当日調整して調整しきれず、28Mは後で気づいたのですが、
給電部で線が外れていました。

97年ALLJAコンテスト(13位)
3.5M   12mH IV
7M     11mH IV(ダイヤモンド)
14〜28M  6mH IV(動作せず)
50M 6mH 4eleHB9CV
TS-850、TS-680

 初挑戦であったため、自分のペースを作ることができませんでした。
 やはり、ハイバンドが悪く、何とかしなければという気になりました。
 その後、ALLJA直後に子供が生まれたこともあり、しばらく何もしま
せんでしたが、年が明けたころに再度CGBを読んでしまい、気持ち
が再燃してしまい、再び和歌山コンテストに出ることにしました。
 前回は、JR3EOI局に大差をつけられているため、問題のハイバンド
のアンテナとしてCreateのV型DPを入手しました。

98年和歌山コンテスト(2位)
1.9M 12mH IV
3.5/7M 11mH IV(ダイヤモンド)
14〜28M 4mH VDP(Create)
TS-850、TS-680

 結果は、完敗でしたし、思ったよりも局数が伸びませんでした。
 この時の撤収で、フジインダストリ純正踏み台を破壊してしまい、ALL
JAに出る気がなくなってしまいました。
 6m&down、FDは、6mシングルで出ることにしたので、次の対象は電
通大コンテストにしました。
 3時間のために、全部あげるのも何なので、アンテナを絞りました。

98年電通大コンテスト(1位入賞)
3.5/7M 12mH IV(ダイヤモンド)
14〜21M 上記アンテナ+チューナーでQRV
28M    上記アンテナで聞いたが局がいなかった
50M 12mH 4eleHB9CV

 結果は思わしくなかったのですが、例年の上位局がいなかったため
に1位になっていて驚きました。
 さて、次はXPOです。
 昨年ようやく50MIXで1位を取ったので、このコンテストもマルチに出る
ことにしました。
 XPOは144から上もあるのですが、免許は430Mまで、アンテナはモー
ビルホイップしかなかったのと、どうせ局はいないだろうとのことで、その
ままの設備で出ることにしました。
 6mは悩みましたが、マストが2本しかないので、4eleHB9CVをスタック
するわけにいかず、結局前回どおりとしました。

98年XPOコンテスト(2位入賞)
1.9M 12mH IV
3.5/7M 11mH IV(ダイヤモンド)
14〜28M 4mH VDP(Create)
50M     6mH 4eleHB9CV
TS-850、TS-680

 そこそこいけたみたいなので、全市全郡はそのままCMMの入賞を狙う
ことにしました。

98年全市全郡コンテスト(2位入賞)
3.5M 12mH IV
7M    11mH IV(ダイヤモンド)
14〜28M 4mH VDP(Create)
50M     6mH 4eleHB9CV
TS-850、TS-680

 ついに4大のマルチCWで入賞しました。
しかし、同じエリアの局には大差をつけられていましたし、電力部門別に
なっていたおかげであって、H部門とあわせるとまだまだだめです。

 翌年の和歌山コンテストも、2位ばかりだったので何とかしたかったので
すが、それより先にサブのRIGを何とかしたかったのと常にモービルに1
台積んでおきたかったので、アンテナには投資せず、FT-100Mを購入
することにしました。
 しかし、免許は和歌山コンテストに間に合わず、FT-100のデビューは
ALLJAまでお預けになりました。

99年和歌山コンテスト(1位入賞)
1.9M 12mH IV
3.5/7M 11mH IV(ダイヤモンド)
14〜28M 4mH VDP(Create)
TS-850、TS-680

 昨年1位の局は1.9Mでの提出で、残念ながら直接対決することができ
ない(同部門提出局数1局)という結果に終わりました。
 ここまでくると、ALLJAは、当然のようにマルチバンドを選択しました。
 前年のALLJAがよくオープンしていたようだったので、それを期待して、
アンテナはあげ方を変えるだけで構成はそのままとし、FT-100のみの投
入としました。

99年ALLJAコンテスト(2位入賞)
3.5M 12mH IV
7M    11mH IV(ダイヤモンド)
14〜28M 4mH VDP(Create)
50M    12mH 4eleHB9CV
TS-850、FT-100

 結果はCONDXが悪く、ハイバンドは散々でした。
 さらに、YAESUとKENWOODの音のギャップは大きく、苦労しました。
 連続で2位入賞といえども、CMHを合わせるとまだまだ修行が足りません。

 ほとんど、マルチバンドで出るコンテストが固定されてきました。
 次は、やはり電通大コンテストです。
 移動地は、6mで局数を稼ぐため、東牟婁郡に遠征しました。
 しかし、設備はやはり手抜き状態でした。

99年電通大コンテスト(4位)
3.5/7M 12mH IV(ダイヤモンド)
14〜28M ATAS-100
50M 10mH 4eleHB9CV×2
TS-850、FT-100

 結果は、6mで期待した夜の海上伝播がさっぱりで、いつもの橋本市移
動と変わりませんでした。
 強力な局が出てくると、なかなか入賞も難しいですね。

 次は、XPOコンテストです。
 設備は、6mのアンテナの高さを上げた以外は変わらずでした。
 2m、430Mに一応出られるようにモービルホイップを用意しました。
 RIGは、音質のギャップに耐えられず、FT-100だけとしました。

99年XPOコンテスト(3位)
1.9M 12mH IV
3.5/7M 11mH IV(ダイヤモンド)
14〜28M 4mH VDP(Create)
50M    12mH 4eleHB9CV
FT-100

 前日から移動していたため知らなかったのですが、台風が来ていて通過
していました。全くの迷走台風だったようです。
 被害は、1.9MのIVを切られただけで済み、助かりました。
 それも、コンテスト中に気が付き、すぐに補修したのでロスは少なくて済み
ました。

 全市全郡は、直前にKH0へぺディションに行っていたこともありパスしまし
た。
 2000年4月に第2子が生まれ、和歌山、ALLJAもパスしました。
 と思っていたら6月末に仕事が異動となり、6m&downもパス。
 さらに、入院してしまい、結局2000年のコンテストをすべてパスしてしまいま
した。

 2001年に復活すべく、ハイバンドのアンテナを検討しているうちに、
JA1HWO局のHPに出ているスカイドアに目がとまりました。
 ヘンテナの下側ループがなければ、14〜28Mのアンテナを1本のマスト
にあげることができます。
 早速家に寝ていたCL6DXXのエレメントとアルミパイプ少々、DPを作っ
た残りの線を合わせ作成しました。
 まずは、28Mを作成しARRLDXで試してみると結構働いているようです。
 その後、残りの2バンドも作成しました。
 また、RIGもMARKVが出たおかげで中古市場に出回っていたFT-1000
MPを入手し和歌山コンテストより導入しました。

01年和歌山コンテスト(1位入賞)
1.9M 12mH IV
3.5/7M 11mH IV(ダイヤモンド)
14〜28M Top 11mH Loop
FT-1000MP、FT-100

 今回も、競合する相手がいなかったので楽に1位を取らせてもらいました。
 Loopの効果はわからずでしたが、そのままALLJAにも導入しました。

01年ALLJAコンテスト(2位入賞)
3.5M 12mH IV
7M    11mH IV(ダイヤモンド)
14〜28M Top 11mH Loop
50M    12mH 4eleHB9CV
FT-1000MP、FT-100

 今回は、3エリアだけでもマルチバンドにたくさん出てきているではないで
すか。
(結果的には大多数がマルチオペだったりFMだったりしたみたいですが。)
 これは、3位以内に入らないと入賞できないと思って参加していましたが、
コンテスト終了後JK1JHU局の結果を見て愕然としました。
 いすが1つ減った。。。。
 しかし、ふたを開けると、なんと2位。僅差で入賞をいただいてしまいました。
 でも、CMHを合わせると7位とまだまだでした。
 一方、CONDXは悪かったようで、果たしてLOOPの効果があったのかど
うかが疑問でした。

 次の電通大コンテストは、当日昼間関空に行っていたため、設営時間
が十分に取れず最小限の設備としました。

01年電通大コンテスト(入賞圏外)
3.5/7M 12mH IV(ダイヤモンド)
14〜28M  ATAS-100
50M 12mH 4eleHB9CV
FT-100

 準備不足が一番かな?
 今までと、ほとんど変わらずでした。

 結局、働いているのかどうかわからないLOOPでしたが、その後ようやく
ALLASIA-PHで、VDPとLoopを比較する機会を得ました。


 結論から言うと、国内局がDXを呼んではね返ってくるスキャッタの強さ
でS2位Loopの方が上でした。
 EU局に対しては、強いときと同じくらいの時がありました。

 一応働いているということで、資金も底をついていることですし、しばらく
設備はALLJAの体制で出ることになりそうです。


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