2003年XPOコンテスト参加記
参加部門:FM 507局×161マルチ=81.627
天候:設営時(14日)晴れ 15日曇り時々晴れ
移動地:橋本市
準備編
今までの懸案事項のうち、バンド間のカブリを解消するため同軸STUBを作成しました(詳細)。
VOICE RECORDER IFの回り込み対策とリレーによるPTT制御の対応、CW-IFとの一体化もしました。こちらは、FD時に対応したつもりが本番で動作不安定だったものを直した位です。
設営編
今回は、息子の幼稚園説明会があったため、前日午後からの出発となりました。
XPOは、1.9Mがあるため、フルサイズDPを張るのに南向けが不利なALLJAと同じ場所を選択しました。ローテーターにつけた6mの5eleは倒壊の記憶がよみがえりフルアップできず6段となりました。その直下に滑車を付けて2本のDPを引き上げます。
もう1本のマストには、おなじみの14-28MのLoopをあげました。相変わらず144,430Mはモービルホイップです。
外回りの設営が終わると、既に夕方となり、中のセッティングに入ります。
SO2RBOXを繋ぐと、線の多さに気が狂いそうになります。
また、手持ちのショートケーブルが長すぎて(2〜4m)STUBが収まりきりません。Tコネ同士も干渉して非常にぐちゃぐちゃな状態になりました。
その状態での、ANT繋ぎ替えなんかとても考えられないので、今回はRIGに対してバンド固定での運用にしました。
FT-1000MP+TRVには3.5,7,28,50M、FT-100には1.9,14,21,144,430Mという具合です。
1.9M:IV 10mH
3.5/7M:2BANDIV 8mH
14〜28M:Loop
50M:5ele11mH
144/430M:モービルホイップ
運用編
スタートは、いつもどおり1.9MHz。そこから3.5Mに降りてサブバンドをワッチしようとすると、どうも聞きにくい。
左右の音が混ざって分離できない状態になっている。これでは2Rなんてとても出来たものではありません。3.5Mは、オープン時間が短いので、2Rをあきらめて単独でのオペとなりました。
その後7MにQSYしたときにMPのDUALワッチを使っても、同じ状態となってしまいます。FDのときもこの部分はちゃんと動作していたのにと思って、一度ヘッドフォン端子を抜いて差しなおすと直りました。ちゃんと刺さっていなかったようです。
そこからは、STUBの効果もあってRUNする周波数さえ気をつければ、高調波も邪魔にはなりません。
ハイバンドのCONDXは昨年以上に悪く、SC中心では不利でいやになりますが、7M、50Mで呼びながらのRUNでレートもそこそこをキープできます。
スコアを伸ばすべく、144,430Mに移ろうとするとどうもおかしい。SSBなのにPTTを押しただけでフルパワー出ている。
切り分けするのに、HEILを直結してみると軽減されたようですがだめっぽい。MICをハンドマイクに切り替えても同じ。
その間に2〜3局呼んで変調レポートをもらうも、何とか聞き取れる程度のひどい音らしい。この2BANDに出るのをあきらめざるを得ませんでした。
ANT以外の線を全て外してもだめなので、お手上げ状態でした。
その後も、呼ばれないながらもハイバンドをRUNしながらの2Rを続け、17時より3.5Mに移ります。レートがあがらないので、1.9Mに移って3.5Mを呼びに回りますが、1.9Mが呼ばれない。QSYが早すぎたか。その後周波数を明け渡し、気づくと出る隙間がなくなっていました。
最後は、7Mで呼びに回りましたが最後に呼び負けて時間切れ。今までにない後味の悪い終わり方でした。
反省など
・STUBを入れるにしても、車の中にどう配置するかを考えて準備しないと、散らかってどうしようもなくなります。
・SO2RBOXを入れると、これも2つのRIGに対してKEY、MIC(+PTT)、ヘッドフォンの3種の線がいきますので、これも散らかる要因です。今回から配置を変えたので、線の長さも余って余計に見苦しくなりました。
・SO2Rしているときは、RUNに固執せずNewマルチを見つけたらRUNを止めてでも呼ぶべきですね。タイミングが合わずにもたもたしていると、今回のBADCONDXではすぐにいなくなってしまいます。
・SO2Rの時、今回は左右のTONEをずらせることにより聞き分けました。パイルを捌くときと同じ感覚です。当然ゼロインせずに呼んでいることになります。同じTONEで聞いているよりは、かなり楽です。
・タイムチャートのとおり、各バンドうろうろしていました。後で見ても、何処でRUNしていたのかがさっぱりわかりません。
結果
バンド 交信局数 得点 マルチ
1.9 MHz 33 32 16
3.5 MHz 68 67 31
7 MHz 283 283 46
14 MHz 36 36 19
21 MHz 19 18 15
28 MHz 16 16 12
50 MHz 52 52 19
144 MHz 3 3 3
合 計 510 507 × 161 = 81627
<タイムチャート>
| 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17|合計
----+------------------------------------+----
1.9| 20 - - - - - - - - - - 13| 33
3.5| 34 5 - - - - - - - - - 29| 68
7| - 38 24 34 37 41 31 19 21 14 23 1| 283
14| - 4 7 6 3 2 2 3 1 4 4 -| 36
21| - - 1 5 2 - 3 - 2 3 3 -| 19
28| - - - - 3 1 7 1 - - 4 -| 16
50| - - 16 2 - 13 - 4 5 12 - -| 52
144| - - - - 1 2 - - - - - -| 3
----+------------------------------------+----
合計| 54 47 48 47 46 59 43 27 29 33 34 43| 510
累計| 149 301 400 510|
<マルチマップ>
11111111111111
000000000111110000000011111111112222222222333333333344444444445
123456789012342345678901234567890123456789012345678901234567890
1.9...............**...******......**..**.*...*...*.......*.......
3.5...............************.**********.***.*...*.*..*.**.......
7....*..*....*****..**********************************.****.*...
14.....*........****..*.**..*.....***.**.*...*...........*.**....
21.....*........*.*..*****.*......*.*.*..*...*...........*.......
28.................*....*..*......**..****...*....*......*.......
50....................****.**..****.*.**.*...*.*.*.**............
144.................................**..*.........................