ちょっと一服!
外板貼りと、ガンポート(砲門)を作るのに喫水線マーカー(トースカンという)が必要になってくるので、帆船模型製作技法を参考にさせて頂いて、自作してみました。
穴を調整する
シャープペンシルは下側のグリップ部分と上側の芯を補充する部分では太さが違うので、前後させた時に位置が変わってしまいます。
そこで、パイプに通した状態として接着剤で固めました。
3つを組み合わせて完成!
穴を拡大する
削る・磨く(自作)
ホームセンターで1mのアルミのL型板を買ってきて20cmくらいカットします。それにサンダー用の紙やすり(耐久性がいい)を両面テープで貼り付けます。
力を入れても変形しない上、狭いところも磨きやすく、紙やすりが減ってくれば貼り替えるだけでOKというすぐれもの?(自画自賛)
挟む
接着剤が乾くまで固定するときに使っているのがクリップです。
外板貼りに重宝します。いろいろなサイズがあるので便利。
削る・切る
彫刻刀のセットの他にカッターも使いますが、一番使いやすいのが、OLFAのアートナイフ(写真最下段)です。刃先が尖っていて狭いところに届くし、替え刃なので切れ味が悪くなれば交換可能。切れ味は抜群→手・指もよく切れるので扱いには注意!
摘む(挟む)
ハーフガンホルダーをやり直すのに使いました。ピンセットでは力は入らない場合や、狭いところで使うのに重宝します
大小2個あればほとんどの場合に対応できます。
デッドアイ間隔調整治具
真鍮線をX型により合わせてそこを半田付けします。
寸法は図面に合わせるので、その船専用となります。従って使い捨てということです。
穴を掘る・削る・穴を開けるなど
PROXXONののミニルーターです。非常に重宝します。
ビット(先端の替え刃)は純正品以外(安物)を付けると、うまく
チャックできずに空回りしてしまいます。直径が微妙に違うんだ
と思うんですが、購入時には注意しましょう。
線を描く・長さ角度を計る
定規はカッターの刃が当たる場合は金尺30cmか直角金尺を使います。角度を決める金尺も使います。
シャープペンシルは0.3mm製図用を使用。
図面は多くの線が交差しているので識別のために蛍光ペンで書き込むと非常に見やすくなるので数種類用意してある。
外板を削る
船首側の外板上側をテーパーに削ります。
削り台は自作しました。
写真左のように、左右2枚の外板を1セットとして削れるようにガイドの角棒2本を貼り付けました。
更にカンナを引いたときのストッパーを取付ました。
カンナは150×45ミリの「サン・ボーイ工作鉋」を使用しています。
タップをたてる
穴開けなど
PROXXONののミニルーターです。2011年年末に特売していたので買いました。価格comの最安値とほぼ同じでした。
先端がチャック式なので従来のミニルーターのように負荷をかけても滑らなくなりました。
ワトコオイル
工具ではありませんが、ワトコオイルです。
小分けし、小さい部品はこの中に浸けてます。
←完成品
切る
OLFAアートナイフの刃先をノコギリに変更して使用。
カッターの刃がノコギリになった「便利ノコ」という商品もある。
叩く(釘を打つ)
ホビー用の小さいハンマーは結構使える!
甲板に釘跡をつける
白井一信氏著「帆船模型製作技法」で紹介されている方法を実行してみました。0.5mmのシャープペンシルの先端を抜いて鋭く研磨したものを、甲板に押し付けて釘跡をつけました。
押さえすぎたのか、柔らかい木のためか、先端に折れた木が詰まってしまい(シャープペンシルの芯が詰まった状態と同じ)取り出すのが大変でした。ワトコオイルを塗布するとしみ込んで、くっきりと跡が見えるようになります!
外板を研磨する
TajimaのSANDERという製品(左側)を使用。金属製の替え刃式で、切れが悪くなれば交換可能。粗目、中目、細目があるので交換しながらの使用も可能。
また、替え刃単体をを曲線状に曲げれば、カーブの研磨も可能で使い勝手が非常に良い。
その他角棒・丸棒・板にサンドペーパーを貼り付けたもの(右側)も適宜使用しています。
外板を浸ける(自作)
700ミリの外板を一度に浸けられるように、透明のアクリルパイプを加工して自作しました。
曲面に直線を引く(自作)
フレームの位置を基準にして、外板下張りにガンポート窓の位
置を決めようとすると、見えなくなった外板の位置を書き出す必
要があるので、0.3ミリの透明塩ビ板を直定規のように切って
使っています。
自作工具と言えるのか?
喫水線マーカー(自作)
アルミの角パイプ2種類とシャープペンシルを組み合わせました。
角パイプ大に四角の穴を開け、ここに角パイプ小の柱を通し上下自在機構とし、蝶ねじで固定するようにしました。
シャープペンシルは丸い穴を開けここにセットします→使った工具はリーマーとヤスリセット
さらに、角パイプ小を台座(木製)にL型金具2個で固定します→L型金具はビス止めするためタップをたてました。工具はタップとタップハンドル
ガンテークル末端処理
大砲のガンテークル(大砲を撃ったときに反動で大砲がさがるのを支える滑車とロープ)の末端は、ロープを渦巻き状にして甲板上に置いています。
このロープの渦巻きを作るのに白井一信氏著「帆船模型製作技法」で紹介されている方法を使わせていただきました。→作成した冶具です、