酸素 8O=16.00

酸素 oxygen O2 mp=-218.4ºC bp=-183.0ºC
工業的には、液体空気の分留で作るが、実験室では、MnO2を触媒にして過酸化水素水を分解して作る。気体は無色であるが、液体も固体も淡青色である。常磁性があるので、液体や固体では、強力な磁石に引き寄せられることが観測される。
化学的に活性で希ガス、ハロゲン、金、銀、白金以外の元素を直接に酸化して酸化物とする。


過酸化水素 hydrogen peroxide H2O2 d=1.46g/cm3 mp=-0.89ºC bp=151.4ºC
純粋なものは、無色油状の液体であるが、いろいろなものが触媒となって爆発的に分解するので注意が必要。
濃い溶液は猛毒で刺激性があるが、3%の水溶液はオキシドールと呼び消毒殺菌剤として使う。 写真のものは、35%であるが、これでも皮膚につくと白くなる。


過酸化ナトリウム sodium peroxide Na2O2 d=2.60g/cm3 mp=ºC bp=ºC
微黄色の六方晶系結晶。Na+とO22-からなる過酸化物で、強い酸化剤である。水と反応して酸素を発生し水酸化ナトリウムとなり、希酸とは過酸化水素を生ずる。この物質を使えば、吐いた息の水分を酸素に変え、二酸化炭素を吸収させることもできる。硫黄に触れると発火し、有機物にふれると爆発することがある。用途は漂白剤やCO2の吸収剤など。


戸 棚 サンプル 周期表 索 引