トップへ
戻る

出すぎる母乳

Q:
 まもなく産後2ヶ月になる息子の体重が6kgになりました。3550gで生まれ、20日目の検診では3800gと順調だったのですが、その後母乳がピューッと出るようになり、6kgになるとはもうびっくり!1回飲むときっかり3時間後に欲しがるので時間の目処がついて私は楽なのですが、母乳はいくら与えても太りすぎることはないという話もききますが、本当にいいのだろうか不安です。 ちなみに息子はお腹いっぱいにならないと怒り狂う癇癪持ち。
 途中で切り上げてこの世の終わりのように泣き叫ばれるのもヤだしこのまんま与え続けて良いのでしょうか?


 母乳が出すぎて不安なんて、ちょっとうらやましい悩みかもしれませんね。(^.^)20日目の検診から計算すると、50〜60グラム/日体重増加がみられるということです。
 まず、母子手帳の後ろの方にある乳児身体発育曲線に、息子さんの体重を記入していきましょう。このグラフは発育の一応の目安となるものです。斜線の入っている帯の部分が80%の子どもの値です。もものすけさんの息子さんの場合は、この帯の上のラインをたどりながら成長してくれてますね。
乳幼児期の発育は特に個人差が大きいので、他の子との比較と言うよりも、彼自身の成長を見守っていくようにしましょう。

 赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけ おっぱいのみを飲ませてあげる自律授乳では、飲ませすぎということは基本的にないと思っていていいでしょう。
 というのは、母乳は余分なカロリーを一切含まない、赤ちゃんにとって完全食品ですし、お母さんのおっぱいの組成(脂肪の量)が理想的に機能してくれるからです。母乳はいくら与えても太りすぎることはないという話は、そういう理由からで余分な脂肪はつきません。あとは赤ちゃんの個性がかなり影響してきますね。まず、赤ちゃんのご機嫌がよくって、ハッピーならば問題ないと思います。 
 また今後、だんだん「満腹感」がわかるようになって来たとき、もしかすると一時期、あまり飲まない時期がやって来るかもしれません。でもそれはこれまでの飲み過ぎを自分で調整している期間だと、ゆったり構えてもらっていていいと思います。

 乳児期は身体がどんどん発達する時期ですから、体重だけを気にするのではなく、脳や神経細胞などあらゆる細胞ができていく時期でもあることを心にとめて、おっぱい制限?などしないで、赤ちゃんもお母さんも揃ってハッピーでいれるように、楽しくおっぱい育児をつづけていきましょう。

 また、はいはいやよちよち歩きなどするようになると、自然と食べる(飲む)ことよりも動くことに楽しみを覚え、一生懸命に動いてスリムになっていきますので、心配いらないです。
今のままで、OK!ですよ。

トップへ
戻る