妊娠初期
妊娠初期の薬について
Q

 私は軽い糖尿病を患っていて、妊娠がわかるまで薬を飲んでいました。
今から考えると、3週から4週にかけてまででです。
飲んでいた薬はメルビンという錠剤を朝夕食後1錠づつです。
妊娠がわかってからは、糖尿の症状がよくなっていたこともあり、薬はのんでいません。
妊娠3週からは胎児の器官が出来る時期ということを本で読み、すごく不安になりました。
大丈夫なのでしょうか。
また、異常がある場合はいつ、どのようにしてわかるものなのでしょうか。

その風邪薬を飲んだのが、4週以降だったら何か危険性があるのでしょうか?
最終月経日があんまり確かじゃないので、もしかしたら4週以降に飲んでしまっている可能性もあります。。。



 妊娠3週から4週にかけて、妊娠に気付かないうちに糖尿病の薬を内服していたということを心配されているのですね。
 現在6週という早い時期に、もうすでに妊娠がわかっているのですから、月経周期も規則正しく、妊娠週数も修正する必要がない正確なものということですね。(月経開始日から排卵日までの黄体期が長い方などでは、最終月経から算出した妊娠週数・予定日とずれる場合もあります。)

 メルビン Melbin(住友)(糖尿病治療剤・ビグアナイド系血糖降下剤)を朝夕1錠:250mgずつ、一日500mg内服されています。1日最高投与量は750mgの薬です。妊婦又は妊娠している可能性のある方には禁忌であり、妊娠中に服用すると形態異常の赤ちゃんが生まれる危険もあるとのことです。
 ただ、薬が胎児に影響を及ぼして催奇性などの危険があるのは、妊卵が着床する4週以後ですから、4週に入ってから、どの程度の量を内服されたかということがポイントとなると思います。着床する前の3週の時期の内服で、仮に薬が妊卵に影響していたとすれば、もうすでに自然流産の経過をたどっている可能性が考えられます。

 はっきりとしたことが言えなくて、申し訳ありませんが、次回の妊婦検診時に担当医によく相談してくださいね。ただ糖尿病を治療しておくことはとても大切なことですから、根本的なこととリスクを考え併せた上での薬剤の使用が原則になります。どうぞ不安なく過ごすことのできる相談ができますように。 

 もし、風邪薬を飲んだのが妊娠4週以降だったら、赤ちゃんに奇形発生の影響を与える可能性があるかもしれません。でもそれは、薬剤の作用によって異なります。どのランクに属する薬剤なのか、個々に検討する必要がでてきます。
 
 パブロンゴールドということですから、心配の要らないランクのお薬です。

2002/04/26

妊娠初期
薬とx線について
Q

 私は最終月経が6月3日頃に終わりました。
腰が痛くて、x線を6月6日に5枚程撮ってしまい、更に6月21日頃から3日間くらい風邪薬を(たしか、パブロンゴールドというものでした)飲んでいました。お医者さんは、そのころだったら大丈夫でしょう・・・とおしゃっていたのですが、毎日不安でしょうがありません。その頃だったら本当に大丈夫なんでしょうか?



 妊娠初期の薬とX線ということで、不安になってしまいますね。

最終月経が6月3日頃に終わったということですから、仮に月経が5日間として、最終月経開始日は5月29日として考えてみましょう。

 X線撮影をした6月6日は、妊娠1週0日とはなりますが、まだ排卵はしておらず、実際にはこの日はまだ妊娠はしていません。受精するのは、月経から14日目ころ排卵が起こってからで、受精卵は妊娠4週目に着床します。
 風邪薬を3日間くらい飲んだ6月21日頃は、妊娠3週1日〜3日となります。X線や薬が胎児に影響してなんらかの催奇性などの危険があるのは、着床する妊娠4週以後ですので、どちらにしても問題はありません。またパブロンゴールドも心配のない風邪薬です。

 まだ気にかかるとしたら、着床前の受精卵についてのことかもしれませんね。もしX線や薬の影響を受けた受精卵だったら、着床に至ることなく流れていたはずです。
 もうお腹のふくらみも目立ってきて胎動もしっかりと感じ、元気に順調に育ってくれていることでしょう。何も不安に思うことはありません。安心してお腹の赤ちゃんにたっぷりと話しかけてあげてくださいね。

2001/11/18

妊娠初期
のど薬について
Q

 妊娠12週です。ひどく風邪をひいてしまいました。のどが痛くて、産婦人科でうがい薬やトローチ、咳止めなどもらいましたが、夜になると咳き込んでなかなか寝れません。もらった薬でもなかなか治らず、咳き込みすぎて血がでるほどです。あまりの辛さについ龍角散を何回か飲んでしまいました。龍角散はすうっとのどがや鼻が通ってなんとか眠りにつくことが出来るんです。でも、赤ちゃんにはどうなのかと心配です。



 風邪、咳は、少しは落ち着いてきましたか? 
妊娠中に風邪をひいてしまうと、とても辛いですね。あまり咳がひどいと、流産まで誘因してしまう場合もあります。対症療法として龍角散をつかって咳を静めるほうが、楽になったり、体力の消耗が少なくてすむようなら、使われてもいいと思います。

 妊娠12週ということですから、赤ちゃんの中枢神経ほか、目、耳、循環器、消化管、口唇、四肢などほとんどの器官形成の時期は過ぎています。(口蓋は妊娠11週〜14週前後に形成されます。)
 また、龍角散の主剤は全て生薬で、ノドの粘膜に直接作用させて咳を鎮め、痰を切り、ノドの炎症を鎮めることを目的としているということですから、そんなに心配しなくてもいいと思います。
http://www.tokakyo.or.jp/dentoyaku/ryukakusan/index.html 
 あまりにご心配でしたら、電話/0120-797-010(フリーダイヤル)、時間/10:00〜17:00(土・日・祭日は除く)で、株式会社龍角散に 直接、問い合わせされてもいいでしょう。

 もし、夜布団に入ってから咳が止まらないような時は、大きなクッションなどを使って、頭や上体を高くして、胸やのどにメンタームやヴェポラップなどを塗って休むと、少し楽になるかと思います。
 お茶、うがいグスリなどで、しっかりとのどの奥まで、十分にのどをすすぐことも是非してくださいね。うがいはとても効果があります。

 早く、風邪が治るといいですね。

2001/10/29

妊娠中期
妊娠中の食生活について
Q

 ただ今22Wの初産妊婦です。
 もともと疲れやすい体質だったのですが、妊娠してからより疲れやすくなってしまった気がします。疲れると、吐き気がしてげっぷがたくさんでます。

 ところで、妊娠中の食事についてなのですが。
 (とくに貧血にならないように)摂ったほうがよい食品とその量(1日あたりの目安)、逆に赤ちゃんのためによくないので、摂らないほうがよい食品とその限度量を知りたいのです。
 さらに、間食として甘いものが食べたくなるのですが、1日どれくらいまでなら許されるのでしょうか・・・。スナック菓子などは(もとは大好きなのですが)ちょっとでも食べては障るのでしょうか。市販のジュース類はよくなさそうだな、と思いますがスポーツドリンクはいかがなのでしょうか。
 最後に、果物はいくらでもとって大丈夫なものでしょうか・・・。



 22Wというと、かなり安定期とはいうものの、妊娠中はやはり疲れやすかったりしますよね。つわりの最もつらかった時期と比較すれば、楽になったかとは思いますが、3月というのに 雪が降ったり、寒かったりで、なかなか、体調もすぐれませんね。

>(とくに貧血にならないように)摂ったほうがよい食品とその量(1日あたりの目安)

妊娠中の貧血については 生理的にも血液中ならびに組織中水分量が増加しますので、いわゆる”水血症”の状態になり、見かけ上の貧血になります。
 特に食事に留意して、蛋白質、カルシウム、ビタミン、鉄分などの摂取に努める必要がでてきます。
また、貧血を改善するには、鉄分だけでなく、良質のタンパク質と一緒にとってください。鉄はタンパク質と一緒に合成され、血液となります。また、鉄の吸収を助けるビタミンCやビタミンB6、ビタミンB12、葉酸などをバランス良く摂取することが重要です。

女性の1日の鉄の必要所要量は、妊娠前半期 15mg、妊娠後半期 20mg、授乳期 20mg ということです。
http://www.synapse.ne.jp/aiiku_hp/nutr/caru.html

<鉄分の多い食品の約1回食事中の鉄量>を、列記しますので、参考にしてくださいね。

ひじき---2.8mg,焼き海苔---0.1mg,大豆---2.8mg,あさり---2.1mg,卵黄---0.8mg,ほうれん草---1.9mg,切干大根---2.0mg,パセリ---0.5mg,鶏レバー---4.5mg,豚レバー---6.5mg,牛レバー---2.0mg,いんげん豆---1.2mg,煮干---1.8mg,干しのり---0.1mg,凍り豆腐---1.9mg,しじみ---2.0mg,まいわし---2.0mg,いりごま---0.9mg,乾燥ごま---0.9mg,きな粉---0.9mg,やつめうなぎ---4.5mg
 その他、小豆.こまつな.しゅんぎく.ブロッコリ−.丸干し.めざし.しらす干し.かき.あさり.かつおぶし.牛肉.豚肉.わかめ.ひじき.干しあんず.干し葡萄.くるみ.ピ−ナッツバタ−等

とにかく、大切なことは、偏食せずに、バランス良く、毎日同じ物を食べ過ぎないようにすることです。タンパク質の種類も毎日変えて、同じものばかり続けて食べ過ぎないようにしてくださいね。

>逆に赤ちゃんのためによくないので、摂らないほうがよい食品とその限度量を知りたい

妊娠中に絶対にたべてはいけないという食品は特にはありません。消化が悪い食べ物は控えた方がいいでしょうが、調理のしかたを工夫すればいいでしょう。

できるだけ減らさないとならない食品は、塩分です。
 からし、わさび、しょうが、こしょうなどの刺激物は、食欲をすすめる程度の少量でしたら大丈夫ですし、コーヒー、紅茶なども、1〜2杯/日くらいはいいでしょう。飲みすぎて、頻尿になったり、睡眠を妨げたりしない程度にしましょう。
 
 また、ビタミンAの過剰摂取に関しては、胎児への催奇形性が報告されていますが、通常の食生活をしていて、ビタミンAを過剰に摂取することの方が難しい量ですので、あまり、気にしなくて大丈夫でしょう。

 また、飲酒に関しても、大量の飲酒は明らかに有害で、低体重児や胎児性アルコール症候群の発生が認められていますが、たまにビールやワインを1杯/日飲むくらいなら、問題はないということです。

> さらに、間食として甘いものが食べたくなるのですが、

おやつの工夫としては、乾燥プルーンや干しブドウ、りんご(プレーンヨーグルトと混ぜたり)、煮干、ワカメ、とろろ昆布、焼きいも、コーンフレーク、玄米フレークなどをおやつ代わりにされてはいかがでしょうか。
いずれにしても、適量ということで、毎日、同じものを食べつづけないことです。
 
 詳細は栄養の専門書を参照してもらいながら、一日の食品リストを作ったり、食事記録をつけたりされて、ご自分でも、いろいろ工夫してくださいね。

2001/03/13

妊娠初期
ビタミン
Q

 妊娠7週目です。
 肩こりと手、足の神経痛に悩まされています。> 薬局で売っているエスファイトゴールド等のビタミン剤は妊娠、授乳期等に、と書いてありますが、妊娠初期でも飲んでも良いのでしょうか?



 妊娠、おめでとうございます。胃の調子がいままでと違ったり、食べ物の好みに変化があらわれたりしている時期でしょうか。

> 妊娠7週目です。肩こりと手、足の神経痛に悩まされています。

肩こりと手、足の神経痛は、つらい症状ですよね。
さて、薬局で売っているエスファイトゴールド等のビタミン剤は、医薬品の分類に入るものです。
 その成分である、神経ビタミンといわれるビタミンB1・B6・B12は、神経機能と密接な関係があり、神経痛、腰痛、肩こり、手足のしびれ、眼精疲労といった神経症状の改善に効果があり、また肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時に内服すると良いとあります。
[ http://web.kyoto-inet.or.jp/org/kanpo/3W/h0234.html ]

 ですが、妊娠7週目というと、ちょうど胎児のいろいろな器官の形成期であり、とても大切な時期です。だいたい妊娠4週から16週くらいを、臨界期といって、飲み薬に関して慎重にしなければならない時期です。できれば何も内服せずに過ごせるのが一番です。
 ビタミンB剤ですので、ほとんど胎児に悪い影響を与えることはないかと思いますが、できるだけ、安定期に入ってからの服用が安心ではないでしょうか。
(念の為、知り合いの薬剤師にも確認しました。)
基本的には、日々の食事からビタミンの摂取をしたいものです。

どうしても食事から摂れず、飲み薬からということでしたら、現在、肩こりと手、足の神経痛というつらい症状があるのですから、かかりつけの医師に相談されて、病院で処方してもらうようにしましょう。

2001/03/22

妊娠中期
ビタミンAの摂取について
Q

 22Wです。
妊娠中のビタミンAの過剰摂取は胎児に悪影響とある本で読みましたが、ここ1ヶ月位カルシウムと鉄分摂取の為、「ほうれん草」の代わりに「つるむらさき」を1束ずつ毎日食べ続けてました。昨日知ったんですけど、「つるむらさき」ってビタミンAがほうれん草の倍以上もあったんですね。
 (同じく「にんじん」も毎日1本ずつ食べてます。「にんじん」もビタミンAが多く含まれているのですよね?)
 やはり悪影響でしょうか?


> 妊娠中のビタミンAの過剰摂取は胎児に悪影響とある本で読みましたが、

 妊娠前3ヵ月から妊娠3ヵ月までの間にビタミンAを1日10000IU以上摂取した妊婦から生まれた児に神経系・骨格系の奇形の割合が上昇したという外国の調査報告があります。そのため、妊娠初期の過剰摂取は、先天異常児が生まれる可能性があると言われています。

> ここ1ヶ月位カルシウムと鉄分摂取の為、「ほうれん草」の代わりに「つるむらさき」を
> 1束ずつ毎日食べ続けてました。

 現在22Wですから、ここ1ヶ月位ということでも、問題となる臨界期(babyちゃんの器官が造られる妊娠4週〜妊娠16週頃)を過ぎています。

 また、ビタミンAには、動物性食品に含まれるレチノールと、体内でビタミンAに変わるβ-カロチンがあります。過剰摂取が問題になるのは動物性食品のビタミンA(レチノール)です。野菜など植物性食品に含まれているβ-カロチンは、体内で必要なだけがビタミンAに変わり、残りは体内に蓄積されるため過剰摂取の害は全くありません。

 ですから、心配することなく、今後もbabyちゃんとお母さんの身体のために良い食生活に努めましょう。
2001/05/26

妊娠中期
ウテメリンについての疑問
Q

 24W週です。
今日から張り止めのウテメリンを飲むことになりました。10秒くらいで直る張りが日に10回以上あるかな・・?という状況でしたが、念のため医院へいきました。
内診では子宮口は開いてはいませんでしたが、ウテメリンを1日4回1錠を2週間分頂きました。
 
すごく副作用のでるお薬なのに、本当に胎児には影響がでないのか不安です。服用されている方が多いので、大丈夫なのでしょうけれどこれだけ動悸や吐き気のでるものなのに赤ちゃん大丈夫なの?? と思ってしまいます。



 ウテメリンは交感神経を刺激して、子宮運動を抑制したり、子宮の収縮を緩和させるのに、確実な効果を示す、安全な薬です。副作用として、血圧が下がり、動悸、頻脈、顔面紅潮、ふらつき、吐き気などの症状が現れることがあります。だんだんと身体のほうも慣れますが、あまりに苦しいようでしたら、医師に相談され、服用量と安静度を調整してもらうこともできるかと思います。

> これだけ動悸や吐き気のでるものなのに赤ちゃん大丈夫なの??

 現在24週でお腹の張りが10回/日あるというのは、やはり安静指示される状態です。この時期、子宮口は硬く閉鎖していて普通です。今は、まだまだお腹の中で、十分育ってもらわないといけない時期ですから、お腹の張りが治まらず、子宮口が開いてくることの方がよっぽど心配です。
 動悸や吐き気で、お母さんは苦しいかもしれませんが、babyちゃんはお腹の張りのない状態のほうがゆったりと楽なのです。

 胎動もよく感じて、babyちゃんの為にも、お腹を通してお話しやスキンシップしながら、ウテメリンの効果を信じて、指示された安静を守るようにしましょう。張りさえ治まれば、内服量も減っていきますから、もうしばらく、辛抱しましょう。

2001/06/08

妊娠初期
栄養ドリンクについて…
Q

 現在15週目なのですが、13週目位からムショウニ、『オロ○ミンC』を飲みたくなって、ほぼ毎日(飲まない日もありますが)一本づつ飲んでいます。
 カフェインとかも入ってるので、あまり身体によくないですか??
 他の種類の栄養ドリンクは味が嫌いなので飲みませんが、これは味、炭酸のシュワシュワ感共に好きで飲んでしまいます。
  『デカ○タ』も飲んでしまいます。
 やはり、身体に良くないのでしょうか????
 心配です。

 妊娠前はよく、リポビタ○Dを飲んでいました。
 妊娠して、栄養ドリンクは良くないのかなと思って飲まなくなったのですが、リポビタ○Dの効能を読んでみたら、「妊娠授乳期などの場合の栄養補給」と書いてありました。
 妊娠中に飲んでも大丈夫なものなのでしょうか?

Q

便乗させてください。
私は明日で9週になります。妊娠前はよく、リポビタ○Dを飲んでいました。
妊娠して、栄養ドリンクは良くないのかなと思って飲まなくなったのですが、リポビタ○Dの効能を読んでみたら、「妊娠授乳期などの場合の栄養補給」と書いてありました。
妊娠中に飲んでも大丈夫なものなのでしょうか?


  妊娠初期のつわり症状の一種ですが、ご自分でも驚くぐらい嗜好が変化することがあります。今まで好きだったものが食べられなくなったり、一つの食べ物に固執したり。。。という感じのものです。  つわり中に、これが食べたい!これにはまった!という食べ物で、果物やすっぱいものや清涼飲料水などをあげられるかたがおられます。もやもやした胃の不快感には、そのシュワシュワ〜としたスッキリ感がなんとも言えずいいのでしょうね。

 「つわり」の時期は自分の食べたいもの、食べられるものを食べればよく、ほとんど食べられない時は、ジュースなどの水分をとるだけでもいいくらいです。
 バランスのとれた食事をしなければならないと思い込み、また周囲の人にすすめられて、食べたくないものを無理して食べて、余計に「つわり」を悪化させる場合もあります。また空腹になると嘔気が強くなるので、少量を小刻みに食べるようにしましょう。
ご主人、ご家族の理解が重要で、周囲の温かい心遣いだけでもかなりの改善が見られることが多いものです。

 ごめんなさい。栄養ドリンクのことと少し話がずれてしまいましたね。
 『オロ○ミンC』や『デカ○タ』は、ビタミンCをはじめ各種ビタミン類、必須アミノ酸等を含んだ栄養炭酸飲料「清涼飲料水」です。
 『リポビタ○D』は、タウリンと各種ビタミン類を配合したドリンク剤「医薬品」で、肉体疲労・病中病後の栄養補給や滋養強壮、虚弱体質などに効果を発揮するというふうに効能を宣伝できます。
(薬事法で規定されていて、「医薬品」は効能の宣伝ができます。)

 手軽に栄養補給ができ、カゼなどの病気の回復を早めるといえるでしょうが、次の点に注意してください。

●飲みすぎると肥満の原因になります。
  ジュース系ペットボトルと同じくらいのカロリーと思ってください。

●栄養ドリンクにはカフェインとアルコールが含まれています。
  ドリンク剤を飲用することによって疲れが無くなったように思えるのはこのカフェインとアルコールの興奮作用が一番大きい影響を及ぼしていると思われます。
(アルコールは医楽品としての栄養ドリンクぱかりでなく、どこででも買える炭酸飲料や清涼飲料水にも、少量ですが含まれています。 )

●尿糖の検査に影響を与えることがあります。
  即効性がありますので。

●脂溶性ビタミンは摂りすぎに注意です。

> カフェインとかも入ってるので、あまり身体によくないですか??

 心配されているように、コーヒーやお茶にも含まれる「カフェイン」ですが、ご存じの通り、目を覚ます作用があります。ドリンク剤には催淫作用を期待させる成分も入っていることもあるのでなおさらです。 栄養ドリンクをのんだあと、なんだか元気になったような気がするのはこの「カフェイン」のせいでしょう。たいていの栄養ドリンクでは、含有量は50mgですが、これはコーヒー1杯に含まれるカフェイン量よりも少ないらしいです。

> ほぼ毎日(飲まない日もありますが)一本づつ飲んでいます。

『リポビタ○D』は1日一本とありますが、そのくらいの量であれば、問題ないでしょう。コーヒーやお茶もそうですが、飲みすぎにさえ注意してもらえれば、babyちゃんへの悪い影響はほとんどないといえるでしょう。
アルコールについても同じことがいえます。

いろんな期待と不安が入り混じる、ぷれまま生活ですね。
つわりは、おなかにいるbabyちゃんが存在を知らせてくれていることでもあります。
ママからの話しかけも、どんどんしていってあげましょうね。

2001/01/20

妊娠初期
流産予防の薬って?
Q

 以前に流産した件で 1度回答を頂きました。その節は有難うございました。

おととい 妊娠判定が陽性と出ました。
病院にも行きましたが、まだ早すぎるとのことで映りませんでした。
多分 5週にもなっていないと思います。

今回のご相談ですが、流産予防の薬ってあるのですか?
今までそのようなものは 無いと思っていましたし、ドクターからも聞いたことはないのですが、某サイトにそういう薬を飲んでいるという、流産経験してまた妊娠した私と同じ立場の人の投稿があったのです。
薬の名前などの詳しいことはわかりません。
そんな薬があったら、とっくに知っているはずですし、初期の流産は受精卵の異常が原因の場合が多く、防ぐことはできないと聞いていましたので、おそらくあくまでも補助的な薬ではないかと、自分では思っているのですが・・。
それにしても 「流産予防」という目的で、薬が処方されるってあるのでしょうか?

私の流産の原因は 病理検査でもはっきりとは解らず、ドクターには「通常の流産ですね。」と、言われました。
「通常」って 何?と、納得いきませんでしたが。
まだ1回なので 私や夫の検査などはしていません。
不安です。また同じ事になるかもと。
でも 心配してもしなくても、無理をしたりしなければ結果は同じでしょうから「運を天にまかす」心境でしたが、少しでも防ぐことが可能なら・・・。
いや、でも、無いですよねえ、そんな薬は・・・。



 妊娠判定が陽性!まだ未確認ですが、よかったですね。不安が入り乱れるでしょうが、次回の受診が待ち遠しいですね。
妊娠初期の自然流産の原因について よく理解はしていても、それでも「流産予防の薬」があればいいな〜という素朴な気持ち、よくわかります。

妊娠初期の流産予防として使われるものに、黄体ホルモンやHCG、漢方薬では当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)などがあります。お腹の張り・痛みや出血がある切迫流産の場合は子宮収縮抑制剤を使って子宮の安静をはかります。習慣性流産や不育症の場合には、副腎皮質ホルモンが使用される事もあります。

 どんな場合にも薬の使用に関しては、その効果と副作用があります。特に妊娠初期ならなおさらです。不安なこと、わからないことはどんどん気軽に主治医を信頼して、尋ねる事が大切です。小さな不安でも伝えたうえで解決していくことが、今後の医師との信頼関係を築いていくステップでもあります。

 次の受診日には、年齢のことや焦る気持ち、希望も伝え、今後の方針について気軽に話してみるといいですよ。そうしたら、すっきり明るい気持ちで妊娠に臨むことができるようになるでしょう。
ちょっと勇気を出してみてくださいね。決して医師も噛みついたりはしませんから。(^-^)
早く、赤ちゃんの確認ができるといいですね。

2001/09/30

妊娠後期
マイリス膣坐薬
Q

 39週目に入り検診の時にマイリス膣坐薬を入れられました。既に、38週目には1.5cm子宮口が開いていると言われていましたが・・
この薬によって陣痛が来るのでしょうか?



 陣痛が来るのが待ち遠しいですね。次の妊婦健診で、子宮口の状態はどうでしたか。
マイリス膣坐薬は、プラステロン硫酸ナトリウム(腟坐剤)で、添付文書によれば、本剤の効能・効果は「妊娠末期子宮頸管熟化不全における熟化の促進」とされています。

 お産の経過中、軟産道の一部である子宮頸管は熟化(軟らかくなって伸展性を増します)・展退(短縮)・開大します。この子宮頸管の熟化が不充分だと軟産道強靱とかいわれたりします。
この薬は、陣痛が来たときに、軟産道が順調に変化していくように準備するためのもので、陣痛を起こすためのものではありません。

乳頭への刺激をしていきましょう。陣痛を起こす刺激になりますし、スムーズな母乳育児にもつながるでしょう。

 赤ちゃんも一番いい時を選んでいるのだと思います。お母さんのお腹が居心地がいいのかもしれませんね。赤ちゃんがお腹にいる残りの時間を楽しんでくださいね。生まれた後は忙しくなりますよー!

2001/10/05