今後の母乳育児について
Q

 生後27日の娘と母乳のことでご相談があります。
 
 ほぼ母乳のみで、1ヶ月が過ぎようとしています。
 現在は、どうにかこうにか需要と供給のバランスが取れているようです。
 
 入院中から、乳房に残った乳は出したほうがいい、ときき、 授乳後、搾乳を試みますが、わずかしか出てきません。 ちなみに、授乳時間は、左右合わせて20分強です。 (7分、7分、7分)
 
 この授乳時間で、昼間は少なくとも3時間はねます。 1日7〜9回の授乳です。
 さすがに、昼間は4時間以上は寝かさないようにして、 起こして授乳します。
 夜間から深夜は、目覚めて泣いたら授乳するようにしています。
 (それでも、自然と3時間から4時間間隔です)
 睡眠時間や期限を考えると、おっぱいは十分に足りているとは思えます。
 
 今は、この授乳時間でたりていると思うのですが、 これからさらにオッパイの量が必要とされてくるとなると、
 搾乳してもあまりでてこないことを考えたら、 ミルクを足さないといけなくなってくるのでしょうか?
 できたら、緊急時以外オッパイで、と思っているのですが。
 
 それとも、必要な量が、今後子どもの発達に応じて、 「湧いて」くるものなのでしょうか?
 だとすると、授乳時間を長くしたほうがいいのですか?
 
 初めての育児で、特にオッパイのことが心配です。

A

> ちなみに、授乳時間は、左右合わせて20分強です。(7分、7分、7分)> 1日7〜9回の授乳です。
> 夜間から深夜は、目覚めて泣いたら授乳するようにしています。
>(それでも、自然と3時間から4時間間隔です)

生後1ヶ月ほどで、母乳育児が順調に軌道にのっているようで、ホント!いい感じですね。
授乳後に搾乳をするときに、ほとんど出ないことを心配されているようですが、ちょうど赤ちゃんが飲みたい量だけ、母乳が出ていると考える方が自然です。さし乳という、理想的なおっぱいかもしれませんね。

直接授乳後に搾乳で、残ったおっぱいを空になるまで搾るというよりも、おっぱいの状態を点検するつもりで軽く搾乳してください。母乳を出すことが目的でなく、直母後の乳頭や乳房の状態を自分の手で観察するのです。状態が良いようなら、毎回でなくても1回/日くらいでもいいですよ。
 赤ちゃんが、まっすぐに、ま〜るく、ま〜るく、おっぱいを吸えているか、溜まり乳がないか、ほかにも何か異常がないかを、自分で見つけ、管理できるようにしましょう。

授乳時間を長くする必要はありません。赤ちゃんはうまくいってる時には、最初の10分でほとんど必要な量を飲んでしまいます。赤ちゃんの発達に応じて、母乳の分泌量も増えてきますし、さらに飲む力もついてきます。そうこうしている内に、離乳食の準備期に入ってくるでしょう。

 初めての育児をできれば、このまま母乳のみで頑張りましょう。
今の母乳育児の方法でうまくいってます。自信をもって、お母さんしてもらって大丈夫ですよ。


Q
> さし乳という、理想的なおっぱいかもしれませんね。

 といっていただけると、それだけで安心できます。
 
 妊娠中から、結構病院で基底部マッサージや乳頭のオイルパックをやるように すすめられていて、がんばってきました。
 陣痛中から入院着がべたべたになるくらい母乳が出始め、 出産直後にも授乳ができ、直後からの開通の状態もよかったのですが、 入院中は、ともかく母乳を出すことに必死で、 母乳育児の進め方については、あまり聞かなかったように思います。
 
 いまでは、そろそろ張ってきたなーというころになると、 目覚めてくれることも多くなってきました。
 
 ただ、授乳後に、大量のうんちをすることもあり、 (1回だけではなく2〜3回することもあります)
 そうするとすぐにお腹が減ってしまうのか、 口をパクパクさせることもあり、泣かれるとついつい授乳してしまって、 いざ、次の授乳時間、というとき、 オッパイが「しおしお」状態のこともあったりします。
 
 そんなしおしおのオッパイでも、はたしてでてるのかなあ?
 という不安もありますが、でも、まだまだ生後1ヶ月、 これから、子どもとのリズムをつかんでいけたらいいな、と思っています。
 ありがとうございました。

A

> そんなしおしおのオッパイでも、はたしてでてるのかなあ?

おっぱいは、母乳育児がうま〜く循環してくると、バンバンに張っているのがいい状態ではなくて、ふにゃふにゃのやわらかい状態がいい状態なのです。 心配しなくても、しおしお状態でも赤ちゃんが飲んでくれれば、井戸のように湧いてきます。

 自分でツツツーっと奥から催乳してくる感覚がわかるようになってきたら、それに合わせて飲ませてあげるようにしましょう。その催乳感覚が、赤ちゃんの飲みたい時間とうまく合うようになってきます。張ってないからと不安にならず、母乳育児に励んでくださいね。

 赤ちゃんと素敵なリズムがつかめるといいですね♪

Q
 先日、1ヶ月健診があり、体重測定の結果、1日平均36グラム体重が増えているとのことで、母乳だけでがんばった甲斐がありましたね、とほめていただけました。
 
アドバイスをいただいて、精神的にも楽になりました。
 
本当にありがとうございました。

A

> 先日、1ヶ月健診があり、体重測定の結果、1日平均36グラム体重が増えているとのことで、

母乳だけで、しっかりと体重が増え、大きな花丸〜!ですね。
今後も楽しく、おっぱい育児ができますように♪

2001/05/26


自立授乳等について
Q

 12dの娘の授乳についての質問です。今は2時間から5時間くらい空きます。
母乳のみで7→7→5→5とあげています。
 
飲んでいる途中で口から母乳が溢れ出し、むせ出してしまうことが多々あります。飲んでいる時顔の周りがお乳でべとべとです。特に右乳がひどいようです。まだ飲みたがっているようなのであげたいのは山々なのですがうまく飲めないようでぐずぐずして寝ることができず、一時間後位に泣き出し搾乳したものを与えると結局10cc位しか飲みません。
 
このようなことから母乳が足りないことはないと思います。

搾乳が苦手なのでなるべく直乳で飲ませたいのですが、自立をやめ時間事にしたほうがよいでしょうか。

また搾乳したお乳はどれくらいの間に飲ませなければならないのでしょうか。保存は効きますか。

またしょちゅう乳首をくわえたがるのですがそのたびにあふれる母乳でむせてしまい余計のぐずるので、おしゃぶりをと考えていますがもう与えてもよいものでしょうか。

A

 まだ、退院して間もないのに、おっぱいが十分出ているようで良かったですね。

> 退院の際に病院から授乳は自立授乳でと指導を受け、泣いたら授乳するようにしています。
> 搾乳が苦手なのでなるべく直乳で飲ませたいのですが、自立をやめ時間事にしたほうがよいでしょうか。

産まれてから最初の1ヶ月は母乳育児がうまくいくかどうかのカギとなります。約3時間毎の規則的な授乳を目指すことは大切です。それが母乳育児の基礎を固めることにつながります。
 ですが、赤ちゃんの側もご機嫌によって、むらのみをすることもありますし、お母さんの側も催乳感覚がわからなかったり、一定しなかったり。。まだまだ 双方ともに不安定な時期でもあります。

 自立授乳の指導を受けたということですが、泣いておっぱいを欲しがったら、授乳するという方法はいい方法です。どちらかというと、この時期は、まだ母乳の分泌量が少なめなことが多いですので、早め早めに直接、こまめに飲ませることによって、母乳の分泌量を増やし、母乳育児が円滑になるようにという目的があっての方法だといえます。

 不思議に思われるかもしれませんが、母乳育児がうま〜く循環してくると、赤ちゃんが泣いたら授乳するという自立授乳と、お母さんの催乳感覚(母乳が奥から湧いてくる感覚)に合わせて授乳するという方法と、さらに、約3時間毎の規則的な授乳とが、すべて一致してくるようになってくるのです。

> 今は2時間から5時間くらい空きます。

赤ちゃんに少し、むらのみの傾向があるかもしれませんが、機械ではなく、生きている人間ですから、それは自然なことです。飲んだ量がかなり多かったら、その次の授乳は時間が空いたり、飲む量が少なかったり、、ということになっているのではないでしょうか?
 ただ、それが気になるのならば、規則的な授乳に近づくようにお母さんの方で飲ませ方を調節してもらっても良いでしょう。

> また搾乳したお乳はどれくらいの間に飲ませなければならないのでしょうか。保存は効きますか。

どちらかというと、出過ぎている分泌過多の状態に思えますが、何の為に保存するのでしょう?
 もし、保存する場合は、前もって消毒した哺乳瓶に搾母を入れるようにして、フタをして冷蔵庫で保存して下さい。次の授乳時間に 湯煎して温めてから飲ませてもらっていいです。栄養がたっぷりでばい菌が繁殖しやすいので、早めに 長くても4〜5時間内には飲ませてあげてくださいね。

> またしょちゅう乳首をくわえたがるのですがそのたびにあふれる母乳でむせてしまい余計のぐずるので、
> おしゃぶりをと考えていますがもう与えてもよいものでしょうか。

別におしゃぶりを使ってもらってもいいですが、おしゃぶりだけで ぐずりがすっかりと解決はしないと思いますよ。できればヌークのおしゃぶりにしてくださいね。

 また、搾乳のし過ぎによって、母乳をますます分泌させるということもありますので、搾乳もシャカシャカとはやり過ぎないようにしてくださいね。
 のどが渇いて仕方がないということは、ありませんか? もし、そうならば、水分も控えめにしてください。また、食事も油っこいものや高カロリーのものは控えるようにしてくださいね。

今は、母も子も母乳育児の練習期間です。おたがいの歩みよりでだんだんと、うまくいくようになってきますので、焦らず、ゆっくりと、対応していきましょう。
 夜間の授乳も、大変ですが、頑張りましょうね。

Q
あれから二日過ぎ、多少の変化があらわれました。おっぱいを欲しがるのはほぼ3時間おきになりました。
欲しがると鼻が鳴るのが不思議です。

ただ飲み方がとても下手になったというか、私の与え方が悪いのかもしれません。
2、3分くわえると、むせるのか、げっぷをしたいのだかわからないのですが苦しそうに泣き出します。乳首をはずしてしまうのですが、やっぱり飲みたいようで又くわえますがすぐに泣き出し一向に進みません。50分近く繰り返して何とか眠そうな表情になり終わります。
しかし2、30分後、またおっぱいを捜して泣き出します。
その繰り返しで一日が過ぎていきます。
飲ませ方は今は横抱きですが、いくつか試しましたが同じでした。
今一番の悩みの種です。

>のどが渇いて仕方がないということは、ありませんか? もし、そうならば、水分も控えめにしてください。
>また、食事も油っこいものや高カロリーのものは控えるようにしてくださいね。

水分はかなり控えていて、食事ももともと野菜中心なのですが、おっぱいはあふれてきます。

> どちらかというと、出過ぎている分泌過多の状態に思えますが、何の為に保存するのでしょう?

うまく飲めないようなので、直乳で与えた後に搾乳したものを与えればお腹も満足するのではと考えました。
これはどうでしょうか。

今は練習期間なんだとわかっていてもいろいろ心配になります。
でもお返事いただいて少し落ち着きました。
頑張ります、ありがとうございました。
A

> おっぱいを欲しがるのはほぼ3時間おきになりました。
> 飲ませ方は今は横抱きですが、いくつか試しましたが同じでした。

だんだんと、お母さんと赤ちゃんのペースができてきたようで良かったです。
赤ちゃんの飲み方やその際の抱き方で、おっっぱいの状態も変わってきます。
赤ちゃんが上手に飲める抱き方も大切ですが、いつも同じ状態でばかり飲ませていると、飲み残して、おっぱいがたまり乳となる部分も一定となりやすく、しこりになったりしやすいので、いろいろな抱き方を組み入れてくださいね。

> うまく飲めないようなので、直乳で与えた後に搾乳したものを与えればお腹も満足するのではと
> 考えました。 これはどうでしょうか。

消毒をしたり、搾りながら哺乳ビンに受けたりと大変でしょうが、試してみられてもいいですよ。
赤ちゃんが保育器に入っていたり、直接授乳しにくい乳頭の場合や、乳頭に傷ができて短時間しか直接授乳できない時などに、こういう方法でしのいだりします。

まだ、うまれて、1ヶ月も経ってないのですから、焦らないでね。そうこうしているうちに、上手に飲めるようになってきますから、あわてないで、ゆったりとした気持で赤ちゃんに接してあげてくださいね。
大丈夫ですよ。だんだん、うまくいくようになります。

2001/05/15


右しか吸いません
Q

 生後3週間の赤ちゃんがいます。
私の乳首は吸いにくいようで、右だけは吸ってくれるのですが、左は全く吸いついてくれません。
毎回授乳の時には右のおっぱいを10分吸わせ、ミルクを60ミリリットル足しています。
左右のおっぱいも張ってくることがないので、1日1回搾乳して、飲ませています。
(搾乳しても左右で40ミリリットルしかでません)
こういう授乳の仕方だと、おっぱいはでなくなってしまいますか?
今後はできるだけ母乳の比率を高くしたいのですが。
A

> 私の乳首は吸いにくいようで、右だけは吸ってくれるのですが、左は全く吸いついてくれません。
> 毎回授乳の時には右のおっぱいを10分吸わせ、ミルクを60ミリリットル足しています。

左の乳頭は、陥没や扁平乳頭であるなどのトラブルがありますか? 
また、左のおっぱいは全く吸わせず、右のみで授乳しているのでしょうか?

 状況がわかりにくいのですが、とにかく、吸えない方から、左→右→左と、5分→10分→5分くらいのつもりで、吸ってもらえるように努力しましょう。
 飲ませにくい方を、吸ってもらえるようにするには、まず乳頭をやわらかく、よく伸びる状態にする必要があります。そのために、直接授乳の前に乳頭マッサージをします。20mlほどを目標に搾母を先にとってもいいですよ。タイミングとしては3時間を待たず、赤ちゃんのお腹が空く前に準備を始めましょう。

> (搾乳しても左右で40ミリリットルしかでません)
> こういう授乳の仕方だと、おっぱいはでなくなってしまいますか?

今のままの授乳の仕方を続けていくと、左の乳房は萎縮し、分泌が止まり、乳房に大小差がはっきりと現われるようになるでしょう。
 自分の手で搾乳して、40mlもとれるなんてすごいですよ。それなら、赤ちゃんが直接飲んでる量はかなりの量と思っていいでしょう。
 一番よい方法は、赤ちゃんに直接吸ってもらうことです。直接授乳することで、どんどんおっぱいは活性化されてきます。左のおっぱいに赤ちゃんからの直接の刺激を与えてあげてください。

「今後はできるだけ母乳の比率を高くしたい。」ということが、第1希望ですよね?
 不安に思われるほど、母乳の分泌量も少なくないですから、昼間はこまめに直接授乳を試みて(回数で勝負!)できれば、母乳のみで頑張ってみましょう。夜間は3時間毎授乳をして、足らない分をミルク補足(搾母がとれていれば、搾母を補足。)しましょう。

おっぱいが、張らないことが心配なようですが、あまり張りすぎない方がいいともいえます。乳房全体が冷たく、冷えてるということはないですよね?
 おっぱいが胸壁にガチンとひっつくことなく、ぶらぶらとよく動くようになるまで、乳房のマッサージも合わせて行ないましょう。
 左右のおっぱいも張ってくることがないということですから、温かい飲み物やスープをたっぷり摂るようにしましょう。野菜も生で食べるのでなく、温めたり、煮たりして摂るようにしてください。

 無理のない範囲で、母乳育児を頑張っていきましょう。まだ生後3週間ですから、今は赤ちゃんとぴったりとリズムが合うために、双方とも練習期間です。
 ひとつよくなれば、また次のひとつ、というふうに、頑張りが次へのステップになります。
 母乳の比率を高くしたいという気持を大切にして、赤ちゃんとふたりで、おっぱいをいい状態にしていきましょう。とにかくは、まず1週間、頑張ってみましょう。

2001/05/29


母乳の飲ませ方
Q

 母乳を飲ませるのに、横抱き・たて抱き・ラグビー抱き・添い乳といろいろな飲ませ方をし、乳首も深くくわえさせているつもりですが、飲ませた後の乳首は銀杏のような形をし、きれいな丸い形になりません。
 こういうのを、つぶせ飲みの銀杏飲みと聞きましたが、乳首がそういう形になる以上、上手く飲ませているつもりでも、飲ませられていないということでしょうか?乳腺炎にならないかどうかも心配です。

A

 授乳時の抱き方もいろいろと工夫され、母乳育児にいっぱいの努力をされてますね。
今回は、初めてのお子さんですか? それとも、二人目以降のお子さんで、上の子がすでに乳頭を変形させてしまっているというようなことはないですね? “つぶせ飲みの銀杏飲み”とは、どなたから指摘されたのでしょうか?
 今、生後何ヶ月でしょうか? ミルクとの混合授乳ですか?

 実際の乳頭の状態をみれませんので、何とも言えないのですが、、。
“つぶせ飲み”をした結果、乳頭が銀杏のような形になる場合は、赤ちゃんがうまく巻き舌ができずに、上あごと下あごで乳頭をつぶすようにして飲んでいることが多いです。
 赤ちゃんの舌小帯に異常がある(つれ舌)場合も、つぶせ飲みをしやすいです。舌の裏をよく見てもらえますか。
 また、乳頭はシャワーの出口のように、乳管がたくさん開いていますか?

 抱き方は、脇抱え(ラグビー抱き)を中心にして、できるだけ丸〜く吸えるように、含ませる前に、乳頭が銀杏型にならない方向に乳輪部をやや引っ張るように、乳頭部をつまんで誘導して、ポンと、赤ちゃんの口に乳頭を放り込むようにして深く入れましょう。
右→左→右→左→右と短時間でこまめにチェンジしながら、その度に乳頭の形をしっかりと点検していきます。含ませる前には、乳頭を十分柔らかくして、伸びの良い状態にしておいてくださいね。しばらくはそれで様子を見ていきましょう。

 ご自分で、乳房の状態をよく注意して自己管理をしてもらえていたら、おそらく乳腺炎になる前に、小さなしこりや発赤そのほかの異常も自身で発見することができますし、また乳腺炎も初期の内にちゃんと手当てができるはずです。
 さらに、乳腺炎にならないように、夜間も3時間以内の授乳と、穀物(毎食2膳OK)・煮野菜と少量の煮魚中心の食事をするといいですね。これができれば、少々の舌小帯があったとしても、問題なく乗り切れると思います。

 できれば、きちんと手当てのできる助産婦さんに、実際に赤ちゃんとお母さんの状態をみてもらって、手当てとアドバイスを受けるといいですね。

Q

 お返事ありがとうございます。

> 今回は、初めてのお子さんですか?
  はい。第1子です。

>“つぶせ飲みの銀杏飲み”とは、どなたから指摘されたのでしょうか?
 たまたま読んでいた母乳育児の本で、写真付きで載っていて、「あ、私のことや!」とびっくりしてしまいました。それが普通だと思っていたので。

>  今、生後何ヶ月でしょうか? ミルクとの混合授乳ですか?
 一ヶ月半で、母乳オンリーです。

 飲んでいる時によく観察したら、本では下唇のところまで舌が出ているのですが、私の場合は舌が少し引っ込んだ位置にありました。もしかしたらそのせいかな?とも思いました。

 母乳は出ている方だと一ヶ月健診でも言われましたし、食事も頑張って魚とご飯二杯を続けています。この状態を今のまま続けていって、飲ませ方を奥深くくわえさせるように努力します。

 本を読んで、私はうまく飲ませてあげられなくて、この子がかわいそう。 とちょっと落ち込んでいましたが、相談してみたらスッキリしました。一人で悶々と悩むのはよくないですね。

 本当に相談にのって頂いてありがとうございました。また何かあれば、
 その時は宜しくお願いします。

2001/06/14


足りているか不安
Q

 今日で、46日目です。元気に育っています。
 
 現在、母乳100%で育児していますが、足りているか不安です。
 体重は、増えていっていますが、授乳の回数が多いので一日中おっぱいを出している感じです。
 寝る時間も、短い時の方が多く、1時間〜1時間半くらいで起きてしまいます。
 3時間くらいグッスリの時もありますが…。
 
 白湯や、麦茶も試したんですが、哺乳瓶を嫌がります。
 母乳の子は、哺乳瓶の乳首を嫌がったりするって聞きますが、本当なのでしょうか??
 
 心配事が耐えないって言うのが育児ですね…。
 授乳の関してだけはシッカリしてあげたいので、お願いします。

A

 おめでとうございます。もうすっかりお母さんの風格を感じています。おっぱい育児、ほんとによく頑張っていますね。素敵です。
 母乳不足感があるようですが、体重もちゃんと増えていってるとのこと、心配はいりません。おそらく、産後1〜2週間の頃と比べるとおっぱいの張りが少なくっていることが母乳不足感を感じてしまう原因になっているのだと思います。おっぱいはパンパンに張らないくらいがちょうどいいのです。張り過ぎる分泌過多の場合は、お母さんの管理が大変です。

 母乳の分泌量が不安なら、おむつの濡れ具合を目安にその量を推し量るようにしましょう。後は体重増加です。赤ちゃんが欲しいときに“いつでもどこでもおっぱい”が基本ですが、この1ヶ月半ほど母乳のみでうまくいってるのですから、1時間くらいで泣くときは本当におっぱいを飲みたくって泣いているのかどうか様子をよく観察してみてください。ほかに何か原因があるのかもしれません。おっぱい大好きでくわえて安心したいだけかもしれませんね。おっぱいで精神面の栄養もあげてるのですから。
 深夜ならば、添い寝しながら授乳するといいでしょう。添い寝授乳によって、ホルモンの影響も受けてお母さんも気持ちよく、ぐっと眠れると思います。

 また、母乳の子はゴムの乳首をいやがると思います。そりゃそうでしょう。お母さんの柔らかくって温かみのある大好きな乳頭と比べることなんてできなくって自然です。においもずいぶん違いますよね。(我が子達も全員そうでした。ゴムの乳首を試すとどの子もいや〜な顔をして搾母乳でもペッペッペッ、って感じでした。)
 そして母乳のみなのですから、白湯や麦茶も飲まなくても大丈夫です。ほんとにおっぱいだけでいいし、おっぱいだけがいいのです。必要なときは、おさじを使うといいでしょう。のちのちの離乳食にも役立ちます。

素晴らしいおっぱい育児をされています。このまま自信を持って、赤ちゃんと向き合ってもらえば、大丈夫ですよ。

2001/08/24


夜中の添い乳
Q

 もうすぐ6ヵ月半の娘がいます。
 最近(ここ2ヶ月くらい前)からあまり夜まとめて寝なくなりました(T_T)
 完全母乳のせいなのか良くわかりませんが ついつい泣くと(自分も辛いので)おっぱいをあげてしまいます。のどが渇いているのかと思い 麦茶や白湯も用意しましたが全く飲んでくれず・・・。

 もともと母乳できたので、哺乳瓶嫌いもあるようです。
 この月齢で、泣いたらおっぱいはやめた方がいいんでしょうか??
 
 噂では、離乳食が始まると急に夜の授乳が始まる・・・。
 なんて耳にしますが本当なんですかね?? その訳は!?
 
 私だけじゃないのはわかるけど、いまだに夜の授乳が3〜4回位あるのはかなりキツイです。

A

 おっぱいが大好きな赤ちゃんの様子をうかがって、とっても微笑ましく、嬉しく思いました。完全母乳で頑張ってこられたのですね。なんて素敵なことでしょう。
 もうすぐ生後6ヶ月半ということですから、泣くたびおっぱいをあげるという最良の育児をされているんですよ。自信を持ってくださいね。

 また、母乳で育てているのだから、ゴムの乳首やおしゃぶりは必要ないし、哺乳瓶嫌いがあっても、なんにも問題はありませんし、自然なことです。スプーンやストローも使えるし、直接コップから飲む練習を始めていけばいいですね。きっと興味を持って、喜んで取り組んでくれると思いますよ。
 最近は“母乳で育てられている乳児は、一般的に言って、生後6ヶ月間は水も果汁もその他の食べ物も必要としない。”ということがいわれています。以前にせっかく用意した麦茶や白湯を飲んでくれなかったのも、赤ちゃんが必要としないことを良く知っている賢い子だということでしょう。

 一番の問題は夜の授乳という事でしょうか。確かに夜、起きるのはつらいですよね。
“離乳食が始まると急に夜の授乳が始まる・・・。”という噂があるのでしたら、それはきっと おっぱい大好き赤ちゃんが、もう夜の授乳を止めたいお母さんに「まだまだ止めないで〜必要だよ〜!」と訴えているということだと思います。
 おっぱいをあげると、プロラクチンというホルモンが分泌されます。そのホルモンの影響を受けて、お母さんはゆったりと穏やかな気持ちになり、眠〜くなってきます。夜の授乳は、横になったまま添い乳をしながらそのまま寝てしまう。。ということで続けるのは無理ですか?
 ミルクを作る作業と比較すると、夜、眠いところを無理して起き上がって、目盛りを間違えないように目をこすりながら調乳するのと違って、添い乳での夜の授乳はかえって楽なように思いますが、どうでしょうか?私も、4人の子をそうして完全母乳で育てましたが、今から振りかえると、なんて幸せなひとときだったのだろうかと、懐かしく思い出します。

 夜の授乳が3〜4回あるということですが、お母さんが迷わず決心して、自信を持って、今おこなっている素晴らしい母乳育児をすすめていけば、赤ちゃんも良くわかって安心して、眠ってくれるようになると思います。少なくとも1〜2回にはおさまるようになるでしょう。(^^;....

 細切れな睡眠になってしまうかもしれませんが、睡眠不足になるわけではなく、プロラクチンが、お母さんが夜の授乳も苦でない身体でいれるようサポートしてくれているわけです。短時間でサッと母乳を飲ませながら、プロラクチンが自然と心地よい眠りにつけるように分泌されてくる。とっても自然なことをしているわけです。さすがに、プロ・・・ラクチンだなあ、、、と感心するのは私だけかしら? (;¬_¬) すみません。。

 さて、長くなってしまいましたが、もう少し頑張ってみましょう。是非!!
ずっと、一生母乳を飲ませつづけられるわけではないのです。今のこの最良の時を大切に、赤ちゃんと育んでいきましょう。きっといい親子関係の形成につながると思います。
2001/08/14


母乳の出が急に悪くなった
Q

 7/15に男のコを出産して(第一子)、8/26まで実家にいました。
 出産時から、大量に母乳がでて、2850gで生まれたわが子も、1ヶ月検診で4465gに成長し、ちょっとおっぱいのみ過ぎとまで言われたぐらいです。
 それが今週になって、あまり出なくなってるみたいなんです。
 家へ戻ってきて、忙しかったり寝不足だったりしますが、それが即母乳に影響してるんでしょうか・・・?
 このまま少なくなってしまうと困ります。出来れば母乳オンリーでこの先も行きたいんです。
 どうかアドバイスヨロシクお願いします。

A

 母乳育児、本当によく頑張ってますね。母乳のみで1ヶ月検診で2850g→4465gにも育ったなんて、すばらしいです。
さて、母乳不足感で不安なようですが、自信を持って、このままおっぱい育児にこだわっていきましょう。確かに、環境の変化や忙しかったり寝不足やさらに自宅に帰ってひとりで全てやらないといけないことなどの影響はないとは言えません。でもそれよりも、そのプレッシャーに負けそうな心理的な影響のほうが大きいかもしれませんね。

 出産から1ヶ月半を過ぎようという時期ですから、ちょうどおっぱいの張り方が落ち着いてくる頃です。産後間もない頃と比較すると、あまり張ってこない感じになってくると思います。おっぱいはパンパンに張っているよりも、ふにゃふにゃで柔らかい状態がちょうどいいんですよ。

 赤ちゃんの様子はどうですか?おっぱいが足らなくて泣いて泣いて訴えますか?赤ちゃんのおむつの濡れ具合を確認してみましょう。飲んでくれている母乳の量は濡れたおむつの重みが目安となります。
 おそらくお母さんが母乳が不足してるのじゃないかと不安になって、ひとりで悩んでしまっているだけではないでしょうか。
 もしも、仮にですよ。おっぱいが足らないとしても、赤ちゃんが泣くごとに直接こまめに飲ませてくれさえすれば、母乳は復活してまたよく出るようになってきます。おっぱいのみ過ぎとまで言われたぐらいなのですから、心配はいらないです。おっぱいに自信を持って大丈夫ですよ。

 母乳不足感にとらわれず、このまま自信を持っておっぱいを飲ませていけば、この先も母乳オンリーで卒乳の日まで、おっぱい育児を続けていくことが出来ます。
 まずは、余裕を持って、おっぱい育児を楽しむようにしましょうね。

2001/08/30


乳腺炎について(1)
Q

 先日一ヶ月検診に行ったら「乳腺炎」になっていると診断されました。
『乳腺炎』になってしまうとどうして授乳できなくなるのでしょう?
捨ててしまうのはとてももったいなく思えてなりません…。
また、乳腺炎が治まったら(治るんですよね?)> 授乳を再開できるのでしょうか?

A

> ところが先日一ヶ月検診に行ったら「乳腺炎」になっていると診断されました。

「よし、頑張るぞ!」と思った矢先の診断と方針で ショックでしたね。ですが、熱なども出ておられない乳腺炎初期の段階だったようで、本当に幸いでした。

> 『乳腺炎』になってしまうとどうして授乳できなくなるのでしょう?
> 捨ててしまうのはとてももったいなく思えてなりません…。

 これは、乳房の安静を保つ目的と、乳汁中への細菌混入・乳汁の変質も考えられる為の配慮と思われますが、実際にはトラブルを起こしている部分の乳管からは あまり乳汁は分泌されませんので、babyちゃんへの影響は少ないといわれています。
 また、哺乳時には乳管膨大部というところがリンパの働きをして調節しているのか、患部から悪いお乳は出ませんから心配はなく、他の乳腺から良いお乳が出ているので、直接授乳の方が排乳しやすいようなら 直接吸てつさせてよい、ともいわれています。
 症状が起きたばかりで、あまり症状が強くなければ、授乳はしても良く、排乳させる意味でも良い場合がありますが、原則はあくまでも授乳の禁止ということです。

> また、乳腺炎が治まったら(治るんですよね?)
> 授乳を再開できるのでしょうか?

もちろんです。一般的に直接母乳を開始するのは症状がとれ、乳汁の状態が正常になったときです。医師の許可がおり、必ずまた授乳を再開できますので、心配せず、大変ですが、以下の方法で今の状態を乗り切りましょう。

 #乳房または全身の安静を保ちます。自己マッサージはやめましょう。
 #トラブルのある部分(乳房の腫れやしこり、熱や赤みを帯びる、痛み等)には、
 #湿布をします。夜間は特に乳汁がたまりやすいので、湿布の上から軽く冷やします。
 # babyちゃんには、昼夜を問わず、3時間以内に授乳し、その前後にとんとんさん自身の手で、
  #きちんと搾乳します。その際、必ず悪い腺の排乳口を確かめて悪い乳汁を出すように
  #注意しておこなってください。
 #入浴も炎症がある間は、できるだけ休みします。
 #高カロリー食品や刺激物は避け、バランスの良い食事をとるようにしましょう。

 できれば医師の治療と平行して、乳腺炎に対する安静のための、排乳を主とした乳房マッサージのできる助産婦に相談される事をお勧めします。

今は我慢の時でとっても大変な時です。どうぞ、お大事になさってください。
私も応援しています

Q
@搾乳の前にマッサージはしないのでしょうか?
A乳腺炎の乳房は、搾乳だけで授乳はしないということでしょうか?

やはり、助産婦さんに相談してみます。
しかし、タウンページで調べると私の住んでいる豊川市には『助産院』はなく出産した産院でもそういったマッサージは行われていないようです。
でも確か、以前知人が断乳の時にどっかで絞ってもらったと言っていたように思いますので、聞いてみます。
(近くにあると良いんだけれど…。)

それでは、いただいたアドバイスと励ましのお言葉を糧に搾乳します。
またいつか、両方で授乳できる日を楽しみに…。

A

> @搾乳の前にマッサージはしないのでしょうか?

トラブルのある乳房を 自己マッサージで、あたためてもんだりはしないようにしましょう。トラブルのある間は、乳房の安静が大切です。ですから、”乳房を安静にする目的”という意味での搾乳をします。ゆっくりとした優しい手つきで自己搾乳しましょう。トラブルのある部分(乳房の腫れやしこり、熱や赤みを帯びる、痛み等)を少し手のひらで圧しながら、反対の指を使って乳輪の中だけで搾乳します。その際、必ず悪い腺の排乳口を確かめて悪い乳汁が出ていることを確認しながら、注意しておこなってください。(乳汁の色、性状、できれば味も確認してください。)
症状がとれ、乳汁の状態が正常になると、医師から許可がおりるでしょうから、それから、トラブルのあったほうの乳房も、おっぱいのふもとといわれる乳房基底部のマッサージをしていくとよいでしょう。あせらないで、一歩ずつ、手当てしていきましょう。

> A乳腺炎の乳房は、搾乳だけで授乳はしないということでしょうか?

 前回お話しましたが、あまり症状が強くなく、直接授乳の方が排乳しやすいようなら 直接吸てつさせてよい、ともいわれていますが、実際には私は症状を診れていないですので、授乳しても良いでしょう、とはいえません。また、とんとんさんの場合、医師から「乳腺炎になっているほうは授乳をお休みして、搾乳して捨てるように」指示があったということですから、次の診察時に授乳の許可をもらってからの方が良いかと思います。
 その際に、お母さんの希望としては、早く直接授乳をしたい事とその方が排乳しやすい旨を医師にも伝えるようにしてくださいね。
 ですから、今のところは 良い方の乳房だけで授乳→搾乳され、トラブルのある方の乳房は、自分自身の手による自己搾乳のみでしのいでください。搾乳器は使わないでね。

> やはり、助産婦さんに相談してみます。
> しかし、タウンページで調べると私の住んでいる豊川市には『助産院』はなく出産した
> 産院でもそういったマッサージは行われていないようです。
> でも確か、以前知人が断乳の時にどっかで絞ってもらったと
> 言っていたように思いますので、聞いてみます。
> (近くにあると良いんだけれど…。)

 豊川市というと愛知県になるのですね。私は大阪市在住ですので、愛知県の情報は今のところ、ほとんどありません。また何か、情報を得ることができましたら、報告しますね。今は、知人さんが知っておられるところが、相談しやすい所である事を祈っています。

>  それでは、いただいたアドバイスと励ましのお言葉を糧に搾乳します。
> またいつか、両方で授乳できる日を楽しみに…。

今は大変ですが、必ず、両方のおっぱいで直接授乳できる日がきます。 
頑張りましょうね。
2000/12/08


乳腺炎について(2)
Q


 おっぱいについて質問なんですが、右側のおっぱいに小さなしこりができてしまいました。痛みはないのですが、これって、乳腺炎なんでしょうか???
 病院に行ったほうがいいか、迷ってます。

A

> おっぱいについて質問なんですが、右側のおっぱいに小さなしこりができてしまいました。
> 痛みはないのですが、これって、乳腺炎なんでしょうか???

 しこり=乳腺炎と断定はできません。
 痛みはないという事ですが、急性乳腺炎の好発時期は産後3〜6週でもあり、4・5時間爆睡状態がしばらくつづいていたのだとしたら、乳腺炎の初期段階の可能性があると思われます。
 しこりのある右側のおっぱいの乳頭の排乳口すべてから、乳汁が出ていますか?
 乳栓(乳管を詰まらせている栓のようなもの)が詰まっていてでにくい腺(排乳口)はないでしょうか? 
 また、一本一本の腺(排乳口)から出ている乳汁の色、性状、できれば味も確認されるとよいかと思います。

> 病院に行ったほうがいいか、迷ってます。

 もしも、乳腺炎の初期なら、早期の治療がとても大切です。手当てが遅れると、発熱し、38〜40度もの高熱が出たり、寒気やふるえ、全身の倦怠感などが見られるようになります。
 授乳を含む乳房の管理をしていくうえで、乳腺炎でないのと 乳腺炎の初期と診断されて注意しながら手当てしていくのとでは、方法が違ってきます。
 迷っておられるのでしたら、乳房の状態を知る意味で また悪露の事もあわせて 念の為、受診されるとよいかと思います。

A

 あれから、10日を過ぎましたが、小さなしこりの状態はいかがでしょうか?もう、なくなって心配ない状態になられたでしょうか?
 今日はクリスマスイブですし、あとには楽しい(おいしい)お正月が控えていますので、気にかかっています。
 
 もしも、まだ小さいしこりが残っている状態でしたら、しこりのある右→左→右の順で飲ませてあげるようにしてくださいね。(一応、1週間を目安にしましょうか。)

 また残念ながら、高カロリーのもの、特にケーキなどの洋菓子、もち類は、要注意です。体調の悪いときや、おっぱいにトラブルのある時に、これらを食べ過ぎると、すぐに乳質に変化が現れ、乳房内全体が悪い状態になってしまいます。これら甘味の強い菓子類は酸化状態になりやすく、トラブルを起こしている乳房の組織が変化しやすく、それにつれて乳汁の変化も大きくなる為と思われます。
 乳腺炎の誘因となることもありますので、気をつけてくださいね。

 もしも、控えていたとしても、どうしても食べちゃったら。。。
 その後は、赤ちゃんにも協力してもらって、しっかり、飲ませてあげた後、搾乳するようにしてください。高カロリーのものは、食べた後 短時間のうちに乳汁を生産しますので、あまりに乳汁分泌が早く来過ぎる時は、手による搾乳も間に入れるようにしましょう。
 
また、夜間はお乳の質が変化しやすいときです。もし乳房にトラブルがあると、夜の間に異常のある部分の乳腺が膨張して、いっそう乳質が変わってきます。その為、夜寝る前の食べ物、夕食やその後の夜食には 気を配ってほしいのです。夕方になるとお母さんは疲れも出てきますし、全身の働きが衰え、乳房の働きも低下します。
 ですから、内容だけでなく、朝食と昼食、夕食のバランスも大切にしてもらって。。。

 いいかえれば、どうしても食べたいならば、夜8:00になる前にしてくださいね。。。
 そうすると、夜間に眠っていて気付かない変化や、その対応に困るという事が少しでも、軽減されるかもしれません。
 
 それでは、余計な心配である事を願っています。
 すてきな、クリスマス&お正月でありますように。。。

Q

早く、経過をご連絡すれば良かったのですがご心配おかけしました。
その後、出産した病院へいったて見てもらったところ、飲み残しが少しずつ溜まっているとのこと・・・。
痛みはあまりなかったので、炎症を押さえる薬と細菌を押さえる薬を頂きました。飲み残しが無くなるように、搾乳とかをしてたんですが、しこりは小さくなる気配なし
・・・。
そこで、保健所の母乳相談に行ったところ、どうやら飲み残しではないよう。乳腺外科にいったほうが良いといわれ、病院を紹介してもらいました。診察の結果、水の袋だそうです。ぜんぜん心配無いそうです。
いままできがつかなっかただけみたいです。
ご心配かけました。

今日、助産婦さん教えて掲示板で、
 ┗ Re^2: 乳腺炎について - 助産婦chicchi 2000/12/24(Sun)

読みました。ありがとうございます。おっぱいの出は非常に良いみたいなので、今後もアドバイスにしたがって、乳腺炎にならないように気をつけようと思います。
あと、悪露の方もまた出血があったのですがどうやら生理だったようです。1週間でピタッとおわりました。いろいろありがとうござました。本当に少しの不安も解消でき本当に感謝しています。
これからも、よろしくおねがいします。

今日はクリスマス。これから忙しい時期になりますが、お体に気をつけてください

A


> そこで、保健所の母乳相談に行ったところ、どうやら飲み残しではないよう。
> 乳腺外科にいったほうが良いといわれ、病院を紹介してもらいました。診察の結果、水の袋だそうです。
> ぜんぜん心配無いそうです。
> いままできがつかなっかただけみたいです。ご心配かけました。

いいえ、本当に、私の余計な心配で良かったです。(^.^;...

> 読みました。ありがとうございます。おっぱいの出は非常に良いみたいなので、今後
> もアドバイスにしたがって、乳腺炎にならないように気をつけようと思います。
> あと、悪露の方もまた出血があったのですがどうやら生理だったようです。1週間で
> ピタッとおわりました。いろいろありがとうござました。
> 本当に少しの不安も解消でき本当に感謝しています。
 
 おっぱいの出も順調なようで、さすがに産後2ヶ月に近づいてくると、乳房の働きとbabyちゃんののみ方とが一致してきて、母乳育児が軌道に乗ってきつつある時期だなあ、と、嬉しく思います。
 また、私のアドバイスが参考になれば、嬉しいです。

 赤ちゃんも、とっても愛らしくって。。。(o^−^o)
 お誕生のその日に、あんな笑顔が見せれるなんて、なっかなか〜♪ですね。
 こんなかわいいふうちゃんと、パパとママの三人の姿を想像して、いろんな意味で、安心しました。今後も、ますます素敵な家族になっていってくださいね。
 楽しみにしています。
2000/12/12


飲んだあと泣くんです
Q

 もうすぐ2ヶ月になる娘のことで教えてください。混合授乳なのですが、まず、母乳を左右5分位づつ与えます。
両方終わると泣きます。これは足りないのだなぁと思い、ミルクを作ります。ミルクは100mlくらいペロリのこともありますが60ml位しか飲まず、舌で押し出してしまうときもあります。
どちらにしても飲み終わったあと泣くのです。どうしてなんでしょうか?
げっぷのために立て抱っこをすると大抵治まるのですが、毎回なのでちょっと気になります。
あと別件なのですが、ミルクの乳首って切れていなくても定期的に取り替えたほうがよいのでしょうか?

A

 赤ちゃんの泣き方には個性があります。はじめは赤ちゃんが何を訴えて泣いているのか わかりませんが、はじめて赤ちゃんを産んだママでも、自分の赤ちゃんと一緒に24時間過ごしているとだんだんとその個性に気づくようになります。 そして、自分の赤ちゃんの泣き方で、赤ちゃんが今何を望み何を訴えているのか、自然に理解できるようになってきます。大丈夫!母と子の深〜い絆です。
 
赤ちゃんは言葉がしゃべれないですし、何かを伝えようとするには泣く事しかありません。
泣き方には微妙な違いがあると思われますが、赤ちゃんが泣く理由としては、以下のような事があげられます。

お腹が空いたよ、おむつが濡れて気持ち悪いよ、ゲップが出そうで気持ち悪いよ、うんちが出そうでお腹が痛いよ、暑いよ、寒いよ、びっくりしたよ、眠いよ、淋しいよ、かまってよ、抱っこしてよ。。。などなど。

泣いているときに、すぐ抱っこすると「抱き癖」がつくと言われていた時期もありましたが、そんな事は気にせずにどんどん抱いてあげてください。
たくさん抱っこして、たくさん話しかけてあげてくださいね。
 
> どちらにしても飲み終わったあと泣くのです。どうしてなんでしょうか?

ミルクをあげてから時間が経っているならお腹が空いてるという事ですが、ミルクをあげてすぐですから空腹じゃないですよね。
そろそろおしっこが出そうな時間に泣いてるのは、オムツがぬれているという事ですし、最初はグズグズ泣いていて、いよいよになると一定のパターンで泣くのは眠いよ〜というメッセージです。
 泣き声を聞いて、ちょっと立ち止まって、泣き方とかタイミングの事をまず、考えてみましょう。そうするとママにも余裕が出てくるかもしれません。
「泣く」というのは、赤ちゃんから親へのメッセージですから、慌てないでおおらかに対応してあげましょう。
 
また、2ヶ月の赤ちゃんの場合、泣いてる時は横隔膜がすごく動きます。この頃の赤ちゃんは運動しませんので泣くという事が、ひとつの運動にもなっています。
 運動ついでに、ママの見ている範囲で”うつぶせ”もさせてあげて下さい。首を持ち上げようと一生懸命、頑張る姿が可愛いですよ。

 ほかに一般的な<対処法> としては、
●声かけをする。
●だっこしたり、ゆらゆらしたり、体に触れてあげる。
●おもちゃや鏡、ママの顔など、何かを見せたり、音を聞かせてあげる。
●おっぱいを吸わせてあげたり、おしゃぶりを使ってみる。
●毛布やバスタオルなどで、くるんであげて抱っこしてあげる。(クルーミング)

> げっぷのために立て抱っこをすると大抵治まるのですが、毎回なのでちょっと気になります。

 こまりさんの場合、立て抱っこをすると治まるという 対処法があるのですから、ちっとも心配は要らないと思います。

なぜ泣いているのかを見分けることは難しいかもしれませんが、
いつもと赤ちゃんの泣き方が違う(泣き方が激しい、なかなか泣き止まない、泣き声が弱々しい)場合には全身状態(機嫌、食欲、顔色、熱、耳垂れ、便秘、血便など)をまずチェックして下さい。 甲高く、火がついたような尋常でない泣き方以外は、ほとんど心配のないものです。

> あと別件なのですが、ミルクの乳首って切れていなくても定期的に取り替えたほうがよいのでしょうか?

乳首は消耗品です。天然ゴムの場合は長く使っていると、ゴムがふやけてミルク孔が広がったり、柔らかくなりすぎます。シリコーンゴムの場合は、逆に硬くなって切れ易くなったりします。
 使う頻度にもよりますが、2〜3個を併用して天然ゴムなら1ヶ月、シリコーンゴムなら1ヶ月半位が交換のめやすです。

 赤ちゃんが母乳を飲むのと同じように正しい哺乳運動をするためには、3ヵ月までの赤ちゃんなら、まずSサイズで様子をみます。
 (ピジョンでは母乳育児トレーニング用のSSサイズ乳首もあります。)
個人差がありますから、ミルクだけの場合で10〜15分くらいかけて飲むように、様子をみてサイズを替えてあげてください。

Q
 とても詳しくわかりやすく教えていただいてどうもありがとうございました。すみませんが、もう少し教えてください。哺乳瓶の乳首なのですが、今ピジョンのSサイズを使っています。
ほかの方の質問のお答えにヌークを勧められていたと思うのですが、私もヌークがちょっと気になっています。
 調度取替え時期なのですが、今からでもヌークにしたほうが赤ちゃんのあごなどによいのでしょうか?

A

少し、確認したいのですが。。。> 混合授乳なのですが、まず、母乳を左右5分位づつ与えます。

> 両方終わると泣きます。これは足りないのだなぁと思い、ミルクを作ります。

ということですが、今後の方向性・希望としては、どちらかというと混合授乳〜ミルクでやっていきたいのか、それともできれば混合授乳〜母乳育児を目指したいのか、という点があります。

できるだけ母乳育児を望んでおられるのなら、やっぱり、おっぱいに比べて、簡単に努力しなくても飲める哺乳ビンの乳首が好きになってしまわないような配慮も必要になってくると思うのです。

> 60ml位しか飲まず、舌で押し出してしまうときもあります。

もうすぐ2ヶ月ということですから、赤ちゃんの吸う力も強くなってきますし、今後の頑張り次第で、母乳の分泌量がだんだんと増えてくるようになるかとも考えられます。
それが一番、自然で素敵な姿だと、思うのですが。。。

> 調度取替え時期なのですが、今からでもヌークにしたほうが赤ちゃんのあごなどによいのでしょうか?

 赤ちゃんにとって母乳は栄養、免疫にとって欠かせないものですが、あごの発達にも大きく関わっています。
赤ちゃんが一生懸命おっぱいを吸うことによって舌、くちびる、口蓋、頬の筋肉が発達しあごの成長を促しています。
 これが哺乳ビンですと赤ちゃんはほとんど苦労なしにミルクが飲めてしまうのです。
短時間にミルクを飲んでくれることは、お母さんにとって楽かもしれませんが、赤ちゃんの成長発育、発達の訓練を減らすことにつながってしまいます。
また、哺乳ビンの乳首の形態も実際のママの乳首を赤ちゃんがくわえた形にできていませんので、もし補足的に使われるのでしたら、実際の形をまねて作られたヌークの乳首を使用されるといいかと思います。
 ただし、ヌークの乳首は体重の小さいほ乳力の弱い赤ちゃんには向きませんので、大きくなってからということになりますが、その点もこまりさんの場合は大丈夫ですよね。

また、子供の歯並びは哺乳のころから、関わっているといわれています。
赤ちゃんの時からする噛むトレーニング〈生後〜1才位〉として、先にも述べましたが、出来るだけ母乳で。。。ということがあります。

”子どもの咬合を考える会”の歯科の先生方がいわれていることですが、
まず、赤ちゃんは母乳を吸うことにより、正しく飲み込む力・サイクルが出来てくるのですが、そこで、母乳が出ないから、また赤ちゃんが吸えないからといって母乳をあきらめて、人工栄養に切り換えたりすると、通常の飲み込み方が出来ず、摂食に関わる筋肉の使い方がうまくいかず、そのことが悪い歯並びをつくっていくことになります。
 やむを得ず人工栄養を行なう場合でも、正常な嚥下サイクルをつくるため、いっしょうけんめい吸わないと出ない、ヌークの乳首のような形をおすすめします。
それで出来なくても、穴の小さなものを使用すべきで、クロスカットのものは避けるべきです。全く吸わなくてもミルクが出てしまうため、赤ちゃんの吸う力のトレーニングになりませんし、出過ぎて喉を詰まらせることもあります、という事です。

〈生後〜就学前まで〉についても、おしゃぶりを使われるのでしたら、ヌークの形が望ましいとされています。

http://web.kyoto-inet.or.jp/people/zyxibhop/akatyan.html

赤ちゃんからの咬合誘導について、書かれていますので、よろしかったら参考になさってくださいね。

2001/01/22