マタニティブルーについて
Q

 出産を無事に終えて、今初めての育児に追われています。今は実家で母がいろいろ手伝ってくれています。なんとか毎日しておりますが、時々赤ちゃんと二人っきりになったとき、とても不安になって心臓がきゅーとなってしまいます。そんなときは赤ちゃんの顔を見てもなんとも思えなくなってしまって。母がいろいろしてくれるのを見て”自宅に戻ったらこれも私自身がしなくちゃいけない”とか”おっぱいがこのまま増えてくるのだろうか(今混合です)”とか”ミルクを飲まなくなってしまうのでは”とかそんなことばかり考えてしまって、超ブルーになってしまいます。そんなことってみんなあるのでしょうか?おっぱいって増えてくるのでしょうか?今一応、おっぱいで3時間の授乳間隔があります。(生後19日目です)ミルクは一度に60ml飲んでいます。


 産後女性の約80%がブルーな気持ちを経験し、約10%が深刻な抑うつに苦しむといわれています。マタニティ・ブルーは、一過性の気分障害のひとつであり、お産によってちょっとした興奮状態となり、急激にホルモン状態が変化すること、さらにお産や育児による肉体的、精神的疲労が重なることが原因となります。初めてのお産の場合や、神経質な性格、核家族である場合に多いとの報告もあります。

赤ちゃんという新しい家族を迎え、今後のいろいろなことをひとりでやっていかなくちゃならないと責任感に、ガチガチになってはいませんか?
 皆、それぞれに個性がありますし、育児もこうでなくてはいけないということはないですよ。赤ちゃんは毎日毎日成長してくれ、笑ってくれたり、声を出してくれたり、いろいろ可愛い反応がみられるようになってきます。
今のブルーな時期は長くは続きません。なんとなく不安になったり、涙もろくなったりするときは、思いっきり泣いて、ストレスも一緒に流してしまいましょう。またご主人やお母さんなどの家族やお友達にも、ブルーな気持ちを溜め込まず聞いてもらうと案外楽になるものです。

 せっかく実家でお母さんが支えてくださっているのですから、まず十分に休息、睡眠をとって、身体の疲れを癒すようにしましょう。ご主人にもどんどん育児に参加してもらって、仲の良いファミリーを築いていきましょう。

 たくさんのこと、どれもこれも完全にできなくっていいのです。今はゆ〜ったりとした気持ちで赤ちゃんに接して世話をしていくことが一番です。赤ちゃんにとってもお母さんにとっても、最初の第1歩ですから、うまくいかなくてあたりまえです。だんだんと息がうまく合ってきますから、今はその練習中です。マイペース(アワーペース?)で行きましょう。
 周りの人達も協力してくれるはずです。話さないとわからないこともありますから、ひとり悩まず話して、気持ちを軽くしていきましょう。


それでもなお、このような状態が長く続くようなら(産後の検診の際にでも)かかりつけの医師に相談するようにしてくださいね。

大丈夫ですよ。あんなこと思ってブルーになってたことがあったな〜と、笑える時がきっと来ますから。
2001/07/24


ペットと赤ちゃん
Q

 犬を室内で2匹飼っています。妊娠中の検査も問題は無かったのですが、赤ちゃんが生まれてからの生活で注意する事はありますか?
 同じ部屋で生活をしても問題ないのでしょうか?毛が赤ちゃんにくっついたり、散歩をするので(帰ってきてから一応手足は拭きますが・・・)何らかの影響があれば教えてください。



2匹のワンちゃんと楽しいクリスマスを過ごされたでしょうか。

ペットを飼っていて心配になることとして、アレルギーとの関係があげられるでしょう。
のりのりさんやご主人、ご家族の方にアレルギー体質の方はいませんか?
もし、あるようでしたら、念のため注意しておくと良いでしょう。

ペット自体がアレルギーの原因となることもありますが、子供のアレルギーでは、ほこりとダニが大きな問題となります。
特にダニは、子供のアレルギーの原因としてたびたび話題になっています。
ダニは人間のあかやふけを食べて生きています。
当然ペットのあかやふけもダニの餌となり、ダニを増やす危険があります。
つまり、住まいの環境が、子供のアレルギーに大きく関わってしまう場合があるのです。

気にしすぎる必要はありませんが、赤ちゃんを迎えるにあたって次のような事をお勧めします。

@掃除機をていねいにかける。
ダニやほこり、ペットの毛をきれいに吸い取りましょう。
出産直後から掃除をするのは大変ですから、赤ちゃんのスペースを確保して、そこはきれいにするとしたほうが楽かもしれません。

Aペットを清潔にする
ペットおよびペットの使用しているマットなどを、清潔にしておきましょう。
不潔にしていると、ダニの温床になってしまいます。

赤ちゃんもペットも大切な家族ですので、トラブルが起きないよう配慮してあげてくださいね。



いよいよ、臨月に近づいてくると、いろんな、はっきりとさせておきたい不安がでてきますね。

助産婦おぎさんのアドバイスに、すこしだけ、補足をしますね。

> @掃除機をていねいにかける。
> ダニやほこり、ペットの毛をきれいに吸い取りましょう。

 もうすでに、お使いかもしれませんが、何度も掃除機をかけるのも大変ですので、粘着式のローラー(うちでは、コロコロと呼んでいますが、)もあわせて使われると良いかと思います。目についたペットの毛がきれいに取れます。
掃除機の後ろからの排気も気になるもののひとつですよね。

> 出産直後から掃除をするのは大変ですから、赤ちゃんのスペースを確保して、
> そこはきれいにするとしたほうが楽かもしれません。

 ベビーベットを使用するとか、また、その置き場所(babyちゃんの部屋)は、ワンちゃんは入室禁止にするよう、少し厳しくワンちゃんをしつけたり、また、ワンちゃんを可愛がった後はきちんと手洗いをする、というような、毅然としたのりのりさんご夫婦の対応も、必要かと思われます。
 そうしたことを、クリアされたなら、babyちゃんにとって、兄弟にもまさる、一番の友達の関係になれることでしょう。

 私は、「ペットと赤ちゃん」というと、デイズニ−の”わんわんものがたり”の「レデイとbabyちゃん」を思い出します。
 実は、我が家もヨークシャーテリアを1匹、飼っています。また近所の実姉宅も兄弟犬ヨーキー2匹を飼っているのですが、我が家の2歳になった末娘は、一緒に育ったヨーキー達と大の仲良しです。
(あげるつもりのカリカリフードを、先に食べちゃう事も。。。(^-^;...)
 犬種や、その大きさ、性格などにもよるとは思いますが、babyちゃんとワンちゃんを含めた今後のライフスタイルを想定してみて、今からでも、ワンちゃんに対して 方向付けながら、接してあげることが大切かと思います。



> 我が家は3階建てで、2階が生活の中心になっていて、犬2匹はそこで生活しています。
> 以前夜寝るときは、3階の寝室で一緒に寝ていたのですが、赤ちゃんができたことがわかり
> 完全に2階での生活に切り替えました。一応赤ちゃん部屋は確保しジュータンもクリーニングして
> もらいました。

いろいろと、ワンちゃんとともに、babyちゃんを受け入れる体制をつくられているようで、安心しました。
 この分ですと、室内犬ですから当然そうでしょうが、ワンちゃんを清潔に保つ事や、ワンちゃんの予防接種をきちんと受けるということも、されている事だと思います。
平気になってしまっているかもしれませんが、ワンちゃんに触れたあとの、手洗いも大切なものです。
 そのうえで、、、という事ですが。

> 赤ちゃんを犬と別々にしておくのは何ヶ月位まででしょうか。
> 早く一緒に遊ぶ姿が見たいものです。

 トキソプラズマ症に関しては、先天感染の場合を除いてはきわめて少なく、現在、もっとも大きな感染源と考えられているのは豚肉といわれています。
 もちろん生後の後天感染も起こりうるのですが、その時期を明らかに証明することは困難といわれています。

 私も、その他の感染の事も含めて、はっきりとその時期についてお話するのが難しく、知り合いの医師に聞いてみましたが、実際のところは、産まれる前からご両親がペットと一緒の生活をしている場合には、babyちゃんにはほとんど後天的な感染の心配はないでしょうということでした。
 
 ですが、感染に対する抵抗は年齢とともに高くなってくるものだということはいえます。
 ですから、完全にbabyちゃんとワンちゃんを切り離すというのではなく、共有のスペースで、お互いに触れ合う事はせず、eye to eye でお見合いして、慣れ親しみ、よく知り合う事が大切だと思います。
ワンちゃんにも、babyちゃんが大切な新しい家族である事を知ってもらわないといけませんし、babyちゃんにとっても、ワンちゃんが。。。

 実際、babyちゃんがおすわりもしっかりして、ハイハイなど始めるようになったら、切り離しておこうと思っても、できるものではありません。
 一番、問題なのは、ワンちゃんもbabyちゃんも、手加減や限度というものがわかりませんので、結果的に、噛んだり、引っかいたしまったり、という事故を未然に防ぐことが大切なのではないでしょうか。
 ワンちゃんにとっては、babyちゃんのほうが怖いかもしれません。(^.^;...

 下記のHPで、”噛傷事故を防ぐために”というページを見つけましたので、
どうぞ、参考にしてください。
http://www.peppynet.com/
   今月の特集→獣医さんだから言えること→#003 噛傷事故を防ぐために

2000/12/25


産後の生理
Q

 産後1ヶ月半で生理のような出血が1週間ほどあり、3,4日後にまた出血がありました。母乳は、子供が飲んでくれず搾乳しかしてないので出が悪く今では、搾乳しても30ccでればいいほうで、ミルクの方が多いです。こんなに早く生理があるのでしょうか。出血があってからすごく疲れやすいので産後の肥立ちが悪いのでしょうか。また、母乳を嫌がる子には、どうして授乳したらいいのでしょうか?(できれば、母乳でいきたかったのですが、マッサージなどしても張ってきません。)教え
て下さい。



 産後1ヶ月半で生理のような出血があったのですね。産後の検診では順調といわれたでしょうか?
 産褥期は一般に、産後6〜8週間といわれ、子宮が収縮して元の状態に戻る期間を言います。
 産後の検診で順調に回復していると、確認してもらったのなら、心配はいらないでしょう。産後1ヶ月半の1週間の出血や3,4日後の再出血は、無排卵状態の生理だと思います。産後の生理は、授乳や疲れなどもありますから、再来時期に個人差が大きく、量や期間も不規則になりやすいです。

 さて、できれば母乳でいきたいのに、直接授乳を嫌がるのですね。母乳を嫌がるというのは何か理由が考えられますか? 乳房、乳頭の形についておしえてもらえますか?突出していて飲みやすい状態でしょうか?また今まで一度も直接乳頭から吸ってもらったことはないのでしょうか?

 でも、搾乳して30ccとれるというのですから、とっても有望だと思いますよ。搾乳で30ccなら、しっかりと赤ちゃんが直接吸ってくれるようになったら、その倍くらいの量は飲めるようになってくれるでしょう。そうしていくことで、より母乳分泌量は増えていき、相乗効果です。

 基本は、頻回の直接授乳です。泣いたらおっぱい(というよりも、ぎゃーぎゃー泣き出すちょっと前のもぞもぞ欲しそうなサインに気づいて→直接おっぱい)で、1〜2時間で頻回授乳をしていくと、だんだんと母乳の量が増えてくると思います。

 あきらめないで、楽しむ余裕を持って、自然の薬を飲ませてあげるつもりで、まずはこまめに直接授乳を試みるようにしましょう。

Q

産後の検診では、順調と言われました。里帰りせず、上の子(2歳10ヶ月)と赤ちゃんの育児をして、かなりの疲労のせいで出血したのでは?と思ったので安心しました。上の子の時には、助産婦さんにいいおっぱいをしてると言われたので飲みにくいわけではないと思うのですが・・・。授乳たびに乳首を含ませると最初は、吸ってくれるのにすぐ(2,3回吸うと)嫌がって泣きまくりそりくって怒ります。飲まないので、授乳時間がきても寝ていたら、起こさず機嫌のいいときに授乳しても同じで、いろいろ、手を変えて授乳するのですが、そのたびに怒っていて疲れて寝てしまいます。日中ほとんど飲まない時は、夜中寝れなくて子供が泣くので、何度も授乳するのですが・・・今、2ヶ月に入ったのですが、授乳間隔はどんなぐらいでしょうか?何度もすいませんが教えて下さい。(上の子の時と違うので分かりません)



里帰りをしないで、上のお子さんと赤ちゃんの育児、大変ですね。ご主人やどなたか協力してもらえる人がいるといいのですが、ホント疲れますよね。
 さて、乳頭は突出して飲ませやすい形のようで安心しました。上のお子さんの時は母乳を十分飲めたのでしょうか。いろいろ考えてあれこれ工夫をされているのですね。

 ミルクや搾母乳を補足するとき、人工の乳首を使われていると思いますが、穴の大きさはどうでしょうか?ゴムの乳首はお母さんのと違って、顎を十分使うことなく、圧の関係で自然と出てきます。すでに2ヶ月ほど使用していますし、穴の小さい新生児用の人工の乳首に交換されてはどうでしょうか。ヌークというお母さんの乳首で飲むのと同じような顎の使い方をする、人工乳首を検討されるといいと思います。

 さらに、お母さんの母乳育児への意欲や体力、疲労面も考え合わせてですが、ミルクや搾母乳を補足するときは、哺乳瓶でなくても、コップやスプーンなどを使って、ゴムの乳首をできるだけ使用しないという方法もあります。おそらく、吸わなくっても飲めるゴムの乳首に慣れてしまって(吸い方が違います。)混乱してしまうことが原因のひとつだと思います。

 搾乳して30ccもとれるのですから、直接だともっと飲めるはずです。赤ちゃんは、舌の巻き付けはどうでしょうか?きれいに手を洗って、指を入れてあげて、舌を巻き付ける練習をさせてあげることも有効です。だんだんと上手に吸えるようになってきますよ。

 また、直接母乳を吸ってもらうタイミングとしては、とろとろと眠そうな時がいいかもしれませんね。夜中など添い寝で、何度もこまめに直接吸わせることは、とてもいい方法です。眠い目をこすりながら、立ち上がってミルクを作る必要もなく、細切れ睡眠をすることで育児を乗り切りやすいと思います。

 おっぱいが張ってこないことが心配かもしれませんが、2ヶ月ですから、もうそんなに張ってこなくても大丈夫です。要は、赤ちゃんが飲む必要量だけ、母乳が作られればいいのですから。
 基本的には、授乳間隔は3時間以内が望ましいです。赤ちゃんに、こまめに吸ってもらえばもらうほど、おっぱいへの刺激が頻回となり、脳下垂体から「プロラクチン」と「オキシトシン」が出てきて、母乳工場?は、母乳を生産しようと働きます。

 赤ちゃんが欲しがるたびに、おっぱいを飲んでもらうことが、自然と母乳の分泌量を増やしていく方法です。ゆったりとした気持ちで、落ち着いて、楽しい気持ちでおっぱいタイムを過ごすようにしましょう。ちょっと早め早めの授乳の方がいいかもしれませんね。
 また、身体を冷やさないようにして、温かい飲み物を多めにとることもいいでしょう。リラックスして十分休養をとることも大切です。

 どうぞ、ご主人のお休みの日には、上の子を外に連れ出してもらって、ゆっくりと赤ちゃんとお昼寝タイムを持たせてもらうとか、協力してもらいましょう。ご主人も何を手助けしたらいいのか、わからないということもありますので、言葉にして頼むようにしましょう。
 焦らないで、ぼちぼち ゆとりを持って、やっていきましょう。

Q

 丁寧にアドバイス頂いて有難うございます。旦那は、朝早く夜は遅いので帰宅してから上の子を寝かしてくれたり、休日に遊んでくれ育児に強力的なのでやっていけてます。乳首ですが、今はピジョンの合成ゴムのものをしようしていますが、ヌークに変えてみようと思います。下の子は、吸う力は弱いみたいなのでちょい飲みでぼちぼち頑張ってみようと思います。
2002/01/27(


膣壁の傷
Q

 出産の際、会陰切開以外に膣壁にも傷が付き(裂けたのか、吸引の器具によるものか私には分からないのですが)、縫合後、糸が溶けて痛みがなくなるまで1ヶ月強かかりました。その縫合箇所が、今も固くなっていて、性交痛がひどいです。産後2回目の時は、微量ですが出血もありました。聞きづらい話なのですが、思い切ってお尋ねすることにしました。
こういった傷は、何ヶ月、或いは何年かで元の状態に戻るのでしょうか。次にもしまた妊娠したら、その傷が出産時に影響するでしょうか。



 聞きづらいお話なのに、思い切って尋ねてくださったのですね。吸引分娩でおそらくお産も、その後もつらかったことでしょう。
 実は、会陰切開〜膣壁裂傷後の性交痛や挿入困難は、ありがちな合併症ともいえます。とくに鉗子や吸引分娩などの医療器具を用いたお産では、どうしても腟壁の裂傷が深く大きくなってしまいます。
 一般にケガして治っていくときにも、その部分の組織が萎縮し分厚くなって、その傷の程度や体質によってはケロイド状になって治る場合がありますよね。その部分は伸びが悪く、固くなっています。膣壁の傷も同じようなことがいえます。

 どのくらいで傷の部分が元に戻るかということについては、産後1年以上も痛みが残ると言う方もおられますし、先にも言いましたが、その傷の程度や体質にもよりますので、一概にここでお話しすることは難しいです。
 次に妊娠して、出産時の影響としては、最後のところで、その瘢痕化したところが固くなって伸びにくいために、どうしても切れてしまいやすいことがあります。

 お産後の傷の痛みの為に、無意識に恐怖感や違和感を抱いてしまって、sexそのものがつらくなってしまうかもしれませんね。そうですと充分な潤いも期待できませんので、悪循環になってしまいます。

 どうぞご主人に、産後の今の状態をよく話して理解してもらった上で、リラックスした気持ちで潤いがもてるよう、協力してもらいましょう。少量のアルコールなどで気分をほぐすのもいいかもしれません。また、避妊用ゼリーなどを使用すると、スムーズに挿入しやすくなるでしょう。
またそう〜っと挿入された後、しばらくそのままでいるなど試してみられてもいいと思います。とにかく焦らず、ご夫婦で工夫するようにしてくださいね。

Q

立ち会った夫の話だと、一回目ではうまく吸引の器具に子供の頭がかませられず、2、3回トライしたようだったので、けっこうな傷になってしまっていたのかもしれないですね。次のお産(いつのことか分かりませんが、あるとして)でもまた裂けて、産後も傷がくっつくまで痛み止めを飲んで、その後の性交痛に耐えるとしたら、つらいですね・・・。吸引出産後にこのようなことになる可能性があるとは知らなかったです。下からの出産は、出産時には痛くても、出産後には痛みに悩まされないと単純に思っていたので。
ところで、潤滑ゼリーは試してみましたが、避妊用ゼリーの方が痛まないのでしょうか。



 なんだか、私の返事がかえって深刻な思いにさせてしまったのじゃないかと、気になっています。そうだとしたら、ごめんなさい。

 ケロイド状のことは、同じ傷でもそういう治り方をする体質の方もおられるということで、はなさんの膣壁の傷がケロイド化しているというわけではないんですよ。傷のない状態と比べると、伸びが悪く、固くなっていることをイメージしてもらいやすいかな、と思ったのです。

 次のお産後のいろいろを思うと、つらく感じてしまいますね。ただ、経産婦さんでは、初産の時と比べると傷も小さいのが、一般的です。お母さんの体重増加量や赤ちゃんの大きさなどにもよりますし、お産はその度 違っていて、個性的でもあります。(私の4人の妊娠・出産どの経過も、まるでその子を象徴するかのようでした。)
 できれば、今から考え込むのは控えて、どうぞ可愛い赤ちゃんがいる生活を十分に、楽しんでもらいたいです。

 さて、潤滑ゼリーと避妊用ゼリーでは、潤滑度はほとんど同じ効果だと思います。家族計画のことも考え合わせて、今は避妊用ゼリーのほうが好ましいかとおすすめしました。

 また、女性用コンドーム(マイフェミィ)が新開発されていますが、潤滑剤が塗布されていて、外陰部〜膣までを覆って 女性側に装着するものです。もうすでに治った傷が開くことはありませんが、これを付けることによって、直接、傷あとをかばってくれますので、敏感になっている部分の痛みや不安が解消できるかもしれません。
 一度、試してみられてはいかがでしょうか? マイフェミィ・クラブに入れば、サンプルももらえますよ。 http://www.myfemy.com/faq_index.html

2002/01/18