
昭和17年時の「保険証書」 |
当時の「簡易保険契約に関する注意」には |
@証書再発行: |
料金10銭要(現在は手数料なし) |
A死亡保険金: |
契約1年内は払込保険料相当額のみ、1年半では保険金の半分のみ(現在は6歳未満の子供を除いて保険金の削減無し) |
B免責事項: |
被保険者の2年以内の自殺、満期及び死亡請求が3ヶ月間無いときは保険金は支払われない(現在は2年間又は承認制) |
C失効: |
3ヶ月保険料が未納の時 |
D解約還付金: |
期間経過時の割合で明記 |
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証書(昭和17年)の裏面 |
商品パンフレット(平成6年ごろ) |

写真1 |
(写真1)平成6年ごろのはあとふるプラン(普通養老保険)の商品パンフレット。
保障+貯蓄+入院(病気・ケガ・手術・通院療養)+傷害+健康祝金+福祉施設と記載。 |
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写真2 |
(写真2)簡易保険の特色を記載。
●営利を目的としない国営事業です。
●無診査でご加入になれます。
●保険金は原則としてすぐにお支払いします。(特に調査を要する場合は、日数がかかることもあります。)
●便利な契約者貸付制度があります。
●「かんぽの宿」をご利用いただけます。等
契約期間は10年・15年・20年・30年の4種類 |

写真3 |
(写真3)契約種類と加入年齢を記載。
10年満期(0〜70歳)10年払込15年満期(0〜60歳)
15年満期(0〜60歳)20年満期(0〜55歳)
30年満期(6〜40歳)
そのほか、一定の年齢(55歳から65歳まで1歳きざみ)に満期を選ぶことの出来るフリープラン(歳満期養老保険)があった。
保険料の前納払込例を記載。
10年分前納27.7か月分割引、5年分前納8.2か月分割引、6か月分0.3か月分割引
途中からでも前納出来ることと、前納割引率は将来変動することがあると記載。 |
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写真4 |
(写真4)入院保険金の保障内容、加入後2年以内の削減、免責条件(初日から4日分は対象外)を記載
特に、傷害保険金についてわかり易く記載。保険加入後、不慮の事故・災害で180日以内に一定の身体障害になったとき、特約1000万の場合では
例)小指を失ったとき5級100万円
おや指を失ったとき4級300万円
1眼失明など3級500万円
1腕を失ったときなど2級700万円
両眼失明など1級1000万円 |
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