遅順応性:
矩形波状に持続する皮膚の変形刺激に対する応答の順応(なれ)の様子から、機械的受容器を遅順応型(Slowly Adapting)と、速順応型(Rapidly Adapting)に分ける。さらにその受容器の大きさからそれぞれ2つの型に分けられ、T型(SAT、RAT)は受容器がごく小さくその境界が比較的鮮明であるのに対し、U型(SAU、RAU)は受容器が広く境界が不鮮明である。そして、形態学的に同定した4つの受容器すなわちマイスナー小体=RAT、メルケル細胞=SAT、パッチーニ小体=RAU、ルフィニ終末=SAUであると推定される。