京阪園芸 ローズアドバイザー 小山内さんのご指導をいただき
「アグリチンキ36」の散布テストを行いました。
期間 平成18年3月18日〜10月末日
場所 日当たり良好、風通り良好(1m×3m)
実験体 ホワイトクリスマス  5鉢  
クリムソングローリィ 5鉢
使用商品 アグリチンキ36
希釈率 1,000倍〜2,000倍
散布回数 週1回、隔週1回、無散布
チェックポイント

芽の数、伸び具合、蕾の数、ウドンコ病、虫の発生

結果
毎週散布 隔週散布
芽の成長 全対的に発芽が早く伸長も早かった。 芽の伸びが、4月9日時点で20cm台に対し10cm台であった。
ウドンコ病 無散布鉢がウドンコ病発生時、新芽に少々出たが、隔離後は発生せず。 新芽、古葉を問わず発生した。
ほとんど見ず。
(隔週鉢より移動した2〜3匹のみ)
チュウレンジバチ、ヨトウ虫、アブラムシ等発生。散布後アブラムシはいなくなるがチュウレンジバチの幼虫は残る。
葉の色 テスト期間を通し深い緑をしている。 少し薄い緑をしている

テストから得られた事
  • ウドンコ病対策ではバラは新芽の成長が早い為、液の散布は1週間に1度は必要です。これによりウドンコ病の発生は防げました。隔週散布では新芽々々に発生しました。
  • ウドンコ病発生箇所には、1回だけ500倍液の散布を行い拡散を防ぎました。
  • 虫に対しては毎週散布することにより、蝶(蛾)の産卵が防げました。(虫の発生が殆ど無かった)庭木の梅、椿、くちなし等、毎週散布で毛虫等の発生を防いでいます。
  • 月1回の土壌灌水(3000〜5000倍液)で、冬の植え替え時、コガネムシの幼虫が1匹も出ませんでした。
その他の効果
果菜栽培 花卉栽培
イチゴ、キュウリ、かぼちゃ等のウドンコ病の発生を防ぎます。
虫が寄り付かなくなり、虫害が大幅に減少します。

農薬の量を減らして大幅な減農薬に期待できます。


※これらのテスト報告がウドンコ病に苦しむバラ愛好家の皆様の参考になれば幸いです。