今回はブレーキキャリパーを製作する事にしました、初めてのチャレンジでしたので、設計には苦労しました。
このキャりパーは80年代にカワサキワークスがGPマシンで使用した
KRキャりパー と呼ばれた物をイメージしています、このデザインで作ると、個性を出すと同時
に切削時間が短く出来、比較的低コストで製作出来るメリットが有ります。
内部の設計寸法は、ヤマハのFZ750やRZRの対向2ポッド純正キャリパーの寸法を取り入れ、
ピストンやシール、パッド等も流用出来る様に配備しました、重量がかなり
重くなってしまった事など反省点も沢山有り、いい経験になりました。
制動力は当初の予想をはるかに上回る驚異的なものになりました。
キャりパーボディーの剛性が製動力に大きく影響する事が改めて確認出来た次第です。
カワサキワークスの本物は、多分マグネシウム合金製だったと思います。
あの当時カワサキワークスは効き過ぎると言う理由でスーパーバイクに使用は
見送っていましたが、
エディーローソンが自分が乗るスーパーバイクレーサー(Z1000J)に使用させて欲しい
と頼んで使用した伝説も生まれました。
カワサキワークスマシン KR1000