2006.12.21 彦根市議会 12月定例会(一部抜粋)



岩崎国次 議長
 産業建設常任委員長、前川春夫君。


前川春夫 産業建設常任委員長
 本委員会に付託されました請願は、請願第13号「場外勝馬投票券発売所」設置同意の請願書の1件でありました。

 まず、賛成の立場から、この請願が鳥居本学区自治連合会の構成団体理事会で全会一致で採択され、地元が切望している施設であり、勝馬投票券発売所のみならず、飲食・物販店やサウナの温浴施設を備えたリゾート複合ビルであり、市民の福祉向上に役立つ施設であること。

 また、約300名の雇用が見込まれ、交付金による彦根市の財政にも貢献可能なことから、企業誘致にも匹敵する施設であること。
さらに、国が認めている競馬というものは健全な遊興であり、他の施設を視察した限りでは、青少年問題にも問題はなく、決して彦根市の品位を損なうことのない施設であることなどから賛成の意見がありました。

 また、同じく賛成の立場から、法に基づいて自らの資本と労働を提供し行う事業の請願に対して、何ら不採択とする根拠がないとの意見もありました。

 一方、請願が出された原町は、地域の立地を生かしたまちづくりを検討され、早くより開発を進めてこられたことは十分に理解しているが、請願理由の根拠など調査研究する時間が必要との考えから継続審査との意見がありました。

 継続審査とする意見があったことから、まず請願第13号を継続審査とするかどうかについて諮ったところ、可否同数となり、委員長裁決により継続審査とすることは否決しました。

 その後、請願第13号の採決を行い、起立採決の結果、賛成多数で採択すべきものと決しました。

 以上をもって、産業建設常任委員会委員長報告を終わります。


岩崎国次 議長
 以上で各委員長の報告は終わりました。

 なお、議案第101号に対しては、24番藤野政信君ほか5名から、修正案が会議案第2号として提出されております。

 この際、提出者の説明を求めます。
 24番藤野政信君


藤野政信 議員
 ただいま議題となっております議案第101号の平成18年度(2006年度)彦根市一般会計補正予算(第5号)のうち、債務負担行為補正の小学校給食民間委託業務の項を削除する修正案を提案いたします。(中略)


岩崎国次 議長
 これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑の通告書が提出されておりますので、発言を許します。
 6番西村久子さん。


西村久子 議員
 それでは、ただいま報告がありました産業建設常任委員会委員長報告に対して、請願の件につきまして質問させていただきたいと思います。

 本議会に提案されました請願書、請願第13号「場外勝馬投票券発売所」設置同意の請願書の件でありますけれども、委員の皆様には慎重にご審議いただいたことと思います。
この件に関しましては、私は紹介議員の1人とさせていただいております関係からも非常な責任も感じておりますし、常任委員会の方も傍聴させていただきました。

 先ほど委員長報告の中で最初の段階におきまして、唐突な案件でもある、そして、今日まで重要な課題でもあった、さらに、請願理由について調査をするに十分な期間をとりたいといったような旨の継続の申し出があったことを報告の中で聞かせていただき、また、委員会傍聴の席にでもそれは確認したところでございます。
聞き漏らしの部分もありましたでしょうけれども、そういう意図でとらえさせていただきますときに、請願を提出されましたのが12月7日でございます。
そして、ご審査いただいたのが12月15日の産業建設常任委員会でございました。
期間は非常に短こうはございます。
1週間ではございましたけれども、この案件に関しましては、平成7年、私が初めて議会へ出させていただいた、ご縁をいただいたその当初から非常な課題として問題は提起されてございました。
いろんな思い、当初は私も本当に主婦の立場、女性の立場から、ウワーッというような思いで反対集会にも参加してまいった1人でございます。
議員の皆様もやっぱりこの問題に関しては、それぞれの立場で十分に、本当にどうだろうということで一つ一つ疑問の部分を払拭するように解決するように、いや、そしてこれはいいだとか、ここは間違っているだとか、こうだとか、そういう思いで今日まで進めてこられたと思っているんです。

 1週間の日は短かったかもわかりませんけれども、以前から引きずっている問題であるとするならば、こういったことが継続の理由に、最終的には賛成多数で通ったという報告でございましたけれども、継続の理由に挙げられたそのものが委員の皆様の中から1件でも1つでも、こういう形で私は調査しましたよ、こういう結果を得ましたよというような意見が出なかったのか確認をしておきたいと思います。
若干の意見を聞いたことは耳に覚えておりますが、委員長さんご足労をかけますけれども、よろしくお知らせください。


岩崎国次 議長
 産業建設常任委員長、前川春夫君。21番。


前川春夫 産業建設常任委員長
 質問に対しお答えいたします。

 請願の理由の意見につきましては、1および8につきましては、浴槽やサウナを備えた温浴施設で廉価でご利用いただくように聞いております。
また、その他の1の地域環境の整備改善が促進されたことについてや、2の教育文化施設整備事業支援が得られること。
3の交付金、環境整備の交付があり、彦根市に貢献できること。
4の彦根城築城400年祭事業の支援が得られること。
これについては、「市長がご同意されれば多額の交付をします」と私どもに約束をいただいています。
6の地元地域の公共施設等の整備充実が図れること。
7の道路整備事業、特に国道306号のバイパス設置については、応分の負担をさせていただき、促進されること等々についてはお約束いただいています。
最後に、彦根市のウインズ計画は、全国で初めてのリゾート複合ビル構想の建築物の構築を計画されたもので、健全な遊興・複合施設として市民が安心して楽しめる大変有効な施設であることの意見でありました。
 以上です。

岩崎国次 議長
 以上で通告による質疑は終わりました。
 ほかに質疑はありませんか。
  (「なし」と呼ぶ者あり)

岩崎国次 議長
 質疑なしと認めます。
  (「議長」と呼ぶ者あり)

岩崎国次 議長
 現在これを進行中でございます。
 これにて委員長報告に対する質疑を終結いたします。
 大橋議員、何かありますか。
 19番大橋和夫君。


大橋和夫 議員
 請願に対しての動議をさせていただく予定でございましたけど、まだ終わっていないということで、もう少し待ちます。

岩崎国次 議長
 これより修正案に対する質疑に入ります。
 ただいまのところ質疑の通告はありません。
 質疑はありませんか。
  (「なし」と呼ぶ者あり)


岩崎国次 議長
 質疑なしと認めます。
 これにて修正案に対する質疑を終結いたします。
  (「動議」と呼ぶ者あり)

岩崎国次 議長
 19番大橋和夫君。


大橋和夫 議員
 この際、動議を提出いたします。
 請願第13号につきましては、場外勝馬投票券発売所設置計画の確認書は平成7年10月30日に、また変更確認書が平成9年12月12日に取り交わされ、当時の彦根市長と平成10年2月10日付で開発協定書を締結しておりますが、開発協定書締結時の計画と現在の計画が同一かどうか、また、請願理由の根拠など調査研究する必要があると思われます。
これらの理由により、会議規則第46条に基づき、産業建設常任委員会に再付託し、閉会中の継続審査とするよう動議を提出いたします。
 以上です。

岩崎国次 議長
 ただいまの動議に賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

岩崎国次 議長
 ただいま19番大橋和夫君から請願第13号を産業建設常任委員会に再付託し、閉会中も継続審査とされたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
 よって、請願第13号を産業建設常任委員会に再付託し、閉会中の継続審査とする動議を議題とし採決いたします。
 本動議のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

岩崎国次 議長
 ご着席ください。
 起立多数であります。
よって、請願第13号は、産業建設常任委員会に再付託し、閉会中の継続審査と決定いたしました。
  (「議事進行」と呼ぶ者あり)

岩崎国次 議長
 ただいま西村議員から議事進行についての申し出がございましたので、発言を許します。
 6番西村久子さん。


西村久子 議員
 議長のお許しをいただきまして、議事進行、ただいまの件に関しまして意見を述べさせていただきたいと思います。

 私は、本会議は、その委員会に属さない議員も公平な立場として、ここでその議題を議論できる公平な場所で、議員に許された最大の場所だと位置づけてまいりました。
同じ動議を出されるにしても、質問あるいは討論なりやられた後でもよかったのではないですか。
委員会に属さない議員の意見までも封鎖するような動議の出し方に対して私は憤りを持っております。
 皆さんの中でそのものに対していささかの反省もしていただきたい。
委員会に属さない人もこの問題に対しては意見を言いたい。
議会の本会議場というものは、議員として地域の負託を受けて上がってきたからには、正々堂々と議論の言える場所であると私は今日まで信じてまいりました。
動議を出されることは、これは権利として認めておるんですから、それは許されると思いますけれども、出す段階というものをお考えいただきたいと思います。

岩崎国次 議長
 西村議員に申し上げます。先ほどのご発言につきましては、議事進行に当たらないことを申し上げておきます。