2005年9月13日 彦根市議会定例会 成宮祐二 議員



成宮祐二 議員 (日本共産党)

 場外舟券・車券売場の現状であります。

 この9月議会の冒頭に市長として現在の状況を示していただきました。

これは、この議会が終わってから当事者との、また代理人弁護士との話し合いをするということでございますので、現在、特別に動きがないと、このように思いますけれども、私としては、特に市長がこの5月から市長に就任された中で1つお尋ねしておきたいのは、例のトランスワードがホームページの中で、彦根市や商工会議所や議会もあったと思いますが、そういう部分で後援をいただいたというふうに一時流していました。

幾つかの団体なりから抗議がありまして、取り消したようでございますが、この点で後援の事実はないというふうに確認をしたいと思うんですが、改めてお尋ねをしておきたいと思います。

 それから、2点目といたしまして、そういう部分について、市長から抗議ないし撤回の要求はされたのかどうか、その辺も確認をしておきたいと思います。

 それから、3つ目といたしましては、競輪・競艇は主催者が大津市であったり県であるわけでございますが、いろんな情報を聞きますと、そうした自治体は、この彦根市にも場外券売場を設置するということで希望を持っているようであります。

そういう点では、市長自らが、今日までの公約の中でもありますように、この舟券・車券売場については反対だという表明をされている中で、こうした大津や県に対してどういうコメントをされておられるのか。

市長としては、反対しているんだということを、来てもらったら困るんだということをそういう部門に言われたのかどうか、言う気があるのかどうか、そういう点を確認しておきたいと思います。

後の問題は今後の課題ですので、また努力を願いたいと思っています。


獅山向洋 市長

 場外舟券・車券売場の現状についてのご質問にお答えします。

 まず、
彦根市が「後援した」とのホームページの表現についてでございますが、結論として、後援した事実はございません。

 次に、抗議・撤回の要求についてのご質問でございますが、既にホームページから「彦根市後援」の文言が削除されておりましたので、
撤回の要求はしておりませんが、無断掲載については、株式会社トランスワードに厳重に抗議し、申しわけなかったという謝罪の返事はいただいております。

 次に、進出を望んでいる主催者滋賀県・大津市に対しての反対趣旨の要請についてのご質問でございますが、これにつきましては、非常に微妙でございまして、私の方も答えにくいわけでございます。

と申しますのは、私が例えば運動団体の一員であったり、あるいはトップであったりでございましたら、これは明確に反対の主張なりそういうものはできるわけでございます。

しかし、首長同士といたしましては、既に私がどのような公約を掲げて当選したかということは十分認識しておられるわけでございます。

また、そういう認識のもとに、いろいろな会合で顔を合わせたりしているわけでございまして、その辺でお互いにその問題に何となく触れにくいというような形で動いておりますけれども、ただ、私、県の担当の方にこういうことは申し上げたことがございます。

それは、直接こういう問題には触れずに、現在ではモーターボートの事業そのものが斜陽産業に入っておりますから、県の方におかれましても撤退されてはいかがですかなと、こういう話をしたことはございます。

 それはそれとして、先ほど申し上げましたように、ただ単に反対しているとか、来てもらっては困るという明確に申し上げますと、逆に向こうの方も、そうか、それならこういうことも言おうかというような、そういう非常にややこしい関係になるおそれがございますので、こんなことを私が答弁してしまうと、また滋賀県や大津市さんがどういう反応をされるかわかりませんけれども、ひとつこの程度でご勘弁いただけないかと、こう思います。


成宮祐二 議員

 再質問を行います。
 
 2番目の場外舟券・車券の問題です。

市長は答えにくいという本音を言っていただいたんですが、大分しゃべっていただきましたので、さっきも言われましたように、大津も県もその記録はすぐ行きますのでわかると思うんですが、問題は、やっぱり1番、2番でお答えいただきましたように、ホームページの掲載の問題でも、何もなしに書いたというのは、あれも非常に企業の性格の問題で問題ありと思っておりますが、その後の問題について抗議したら謝りもあったという点では、1つのポイントかと思われます。

 ただ、確かに彦根市長として、また、大津、県なりそういう部分で言いにくいこともありましょうけれども、現実にはこれから議会が終わったら当事者との話もするということを公表していただいている中で、事業の話し合いの進展にかかわって、それはそれとして、賛成の方もいらっしゃるんですが、地域の皆さんの声を代弁する形でもこれは努力を願いたいと思っておりますので、要望だけしておきたいと思います。