捨てられ猫魂
おいらは捨てられ猫さ お母さんからはがされて うす暗い公園で ダンボールの中だった
おいらにゃ兄弟が 3匹いるけれど おなかがぺこぺこで みんなばらばらになっちゃったんだよ
ある日突然捨て猫になっちゃったけれど おいらが望んだわけじゃない
あったかいお部屋でおかあさんのお乳のみたいよ
そして三日が過ぎて 悲しいよ兄弟たちは 飲めず食えずでさまよって
みんなみんな死んじやったんだよ
今でも思い出すよ 捨てられたあの夜を おかあさんがいなくて怖くって 朝まで鳴いたんだ
そして おいらは気づいたのさ 街も凍てつく木枯らしの夜は
命を燃やし耐えて きっと長生きできないだろう
だんだん野良猫になっちゃってるけど 本当は助けてほしんだ
おいしいごはんをおなかいっぱいまで 一度は食べたいよ
あれから半年過ぎて やせっぽっちのままだけれど どんなにいじめられても おいらはへこたれないよ
声の出演-「はにゃ」
いつかどかで のたれ死ぬ運命から おいらはきっと逃れられないけど
その日まで一生懸命生きるから どこかで母さんみててくれ
あれから一年過ぎて 人は野良猫って呼ぶぜ 文句があるんなら 捨てた人間にいってくれ
おいらだって生きたいんだよ