平成19年5月18日  たたらの練習

 今日は弟子の「たたら」の様子をお伝えします。前にも書きましたが私の工房では弟子にたたらをやらせています。最初はたたらの原理を理解して実際的な操業の練習をする為に、このサイトの「たたら場」の入門編に載せている小さな炉で練習をします。新弟子の和田君も、兄弟子の義村君に教えてもらいながらやっています。


たたらを吹いている和田君

 でもこのたたら、小さいからといって馬鹿にしてはいけません。この炉でも上手く使うと十分使用に耐える品質のケラを作る事が出来るのです。実際、今年コンクールに初出品した義村君の刀の地鉄は、彼自身がこの炉で作った鋼を使っています。さて出来映えは如何なものか?興味のある人は新作刀展覧会の会場でご覧下さい。

戻る