平成18年6月9日 大学生の弟子入り

 この前は中学生の弟子入りと称して兵庫県のトライアルウイークのお話を書きましたが、今度は大学生のインターンシップの受け入れのお話です。私の工房では通常インターンシップの学生を受け入れていませんが、今回は特例で、知り合いの方のお子さんを受け入れる事になりました。


奮闘中の学生君

 彼は大学では機械の設計などの勉強をしていて、実際に物を作る事も有る様ですが、機械を使わず鎚一丁で品物を打ち出すのは初めての様です。取り敢えず最初は炭切りと鎚の使い方に慣れてもらわなければなりません。当分は、大きなかご一杯の炭を切り、それを使い鎚で鉄を延ばす事の繰り返しです。1週間で小刀を作る中学生と異なり、基礎をきっちりやってもらい、機械に頼らず手で物を作る事を学んでもらおうと思います。まあ、地元の中学生とは異なり、東京から来た彼には最寄りのコンビニ迄5キロも有るここの生活は大変かもしれませんが、2ヶ月間頑張ってもらいましょう。

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