平成17年12月9日

田舎のお歳暮?

 先日、私がよくお世話になっている研ぎ師さんの所に、研ぎ上がった刀を取りに行きました。(研ぎ師さんのサイトはこちらから)こちらの研ぎ師さんは岡山の山奥で仕事をされているのですが、秋になるとよく松茸山の権利を買って松茸を採りに行かれます。時々は私もそのおこぼれに預かったり、一度は松茸を採りに連れて行ってもらった事も有りました。でも今年は天気が良く雨が少なかったので、松茸は不作だった様です。で、その代わりという訳ではないのでしょうが、今年は大変なお歳暮を頂いてきました。


猪のもも肉

 ちょうどその日は、乙事主の家来が捕れたとの事で、解体作業をしていたとの事でした。私が頂いたのは片足のもも肉で4キロ以上はありました。早速持ち帰り自慢の出刃包丁と牛刀で肉を切り分けてみました。私は魚をおろすのには慣れているのですが、この様な肉の塊をばらすのは初めての体験でした。最初は取り付きにくかったのですが慣れると案外簡単で、肉の塊には一つ一つの間に膜が有り、ラップにくるまれた様な状態で寄り集まっています。で、その隙間に指や牛刀を入れれば奇麗に外れます。結局1時間ほどかかってしまいましたが、出刃包丁の出番も無く、無事解体する事が出来ました。


解体を終えたもも肉

 翌日、早速ぼたん鍋にして頂きましたが、一度に全部は食べきれないので、残りは塊ごとに冷凍して保存する事にしました。骨もそのうち煮込んで豚骨ならぬ猪骨スープを取って、猪シチューのだしにしようと思っています。だしがらの骨はナナのおやつになりますかね? 何も残さず食べてあげるのが猪への供養になると思いますからね。   ごちそうさま。

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