平成17年10月27日

 いよいよ秋を迎えて、私の工房では本格的な鍛冶屋の仕事が始まっています。まず最初は弟子の「たたら」です。ここに写っているのは練習用で、弟子達がたたらの基本的な理屈を勉強する為の実習の様子です。使っている炉はこのサイトの「たたら場」の「たたら」をやってみよう入門編 に出ている炉と同じ物で、弟子が自分で作ります。今年から新弟子の三ツ野君(向こう側)も挑戦です。

たたら実習の様子

 初心者の三ツ野君はもう一つでしたが、さすがにベテランの義村君はみごとなケラを量産しました。ケラはお尻まで銀色に光る、ずっしり重たいのをご覧の通り沢山作りました。これなら刀の材料としても十分に使えそうです。簡単な入門用のたたらの炉でも、ちゃんと練習をして扱いになれると、これくらいの物まで出来ると云う見本みたいな物ですね。三ツ野君にはまた来年頑張ってもらいましょう。

義村君の作ったケラ

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