平成17年1月6日

臭う??

 今回の寄り合いで発表される研究は500項目に及びます。項目ごとに分かれた18ある会場で次から次に研究成果が発表されて、その後、質疑応答が有るのですが、参加する人はどれを聞きに行くのか、ちゃんと予定を立てないと何がなんだかわからなくなってしまうようですね。勿論私は英語が全くと言っていいほど分からないので、どの発表も聞きませんがね。ただ、各会場の外には、発表が行われていても沢山の人が談笑をしていて、会場の中で発表を聞き入っている人は案外と少ないですね。いくら専門的でマイナーな内容でも、聴衆が数人の場合がけっこう有ります。結局、多くの参加者は発表を聞くというよりも、リゾートホテルで知り合いと会って情報を交換したり、楽しんだりするのが目的で参加している様です。

 そう云った目で見れば、システムサイエンスの集まりなのに平均年齢が少し高い気がします。こう云った分野で一番活躍しているのは、おそらく若い年齢層の研究者だと思うのですがね.....。そう考えると、この寄り合いの全体の意味あいの様な物がつかめてきます。きっとこれは、インターナショナル カンファレンスと名を打った冬場の年寄りの慰安旅行の様な物ではないのかなということです。この寄り合いに参加する先生方には、各大学や企業は参加費を出したり補助金を出したりしている訳だから、なんだかちょっとうさんくさい匂いがしてきましす。すべてのカンファレンスがこのような物だとは思いませんが、かなりの確率でそうなっている可能性があります。多くの大学や研究機関の先生方は、人のお金でこんな風に楽しんでいるのでしょうね。

 まっ、かく言う私も、自腹で参加はしていますが、宿泊費はこの会に参加している人に適用される大幅な割引が有り、さらに同行の先生と相部屋と云う事で、正規料金の3分の1くらいで泊まっています。こんなリゾートホテルにはもう一生来る事は無いと思いますから、それはそれで良しとしておきましょうか??。

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