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編集後記
 1991年、私は大阪市教育センターで長期研修員をしていました。私の研究課題は、理科の天文分野における教材としてパソコンを使った天体シミュレーションを作る。というテーマで研究をすすめていました。
 ちょうどその年9月、AstroArts社から初版Stella Navigatorが発売され、すぐに購入しました。Stella Navigatorは天体を自由に描画できるプラネタリウムソフトです。そして、StellaTalkというスクリプトを使って番組を作ることができるたいへん優れたソフトウェアです。
 2ヶ月ほどかかって番組を20ほど作りました。次の年大阪市教育研究会第5ブロック理科部・情報教育研究部合同の研究授業で発表しました。
 ところがすぐにWindowsがコンピュータのOSの主流になったため、せっかく時間をかけて作った私のプログラムも生かせませんでした。
 その後、番組閲覧ソフトウェアのStellaPlayerがAstroArts社からフリーでダウンロードできるようになり、しかも私の作った作品がブラウザを使ってHTML文にして動かせることができるようになったのです。このことで一挙に私の作品を使ってもらいやすくなりました。たくさんの中学校の先生方に利用してもらえれば幸いです。
   なお、この作品の著作権は杉野 文昂にあります。ただし、作品を手直しすることは、プログラムがテキストファイルで書かれているので、HTML文を少し勉強した人であれば、場所とか時間を変更すること等は十分可能ですし、変更して使っていただいてかまいませんが、配布については、再配布できない写真が含まれていますのでご遠慮ください。
また、設定されている場所については、私の住所ですので、これも自分の使いたい場所に変更すれば、よりリアルになると思います。
2015年、今までStellaPlayerで動かせていたシミュレーションはStellaPlayerが役目を終わらせていることを知り、大きな変更を行いました。
今後は星景写真を中心に、星図と合わせてみることによって実際の星座を探せるプログラムへと移行していきます。
なお、容量の関係で以前表示していた古いシナリオを思い切って削除しました。
杉野 文昂(すぎの ふみたか)(元神戸市立青少年科学館科学館天文グループリーダー)
                           2015.3.14.