★ 近況(2012年5月〜8月)★ 

  

2012年5月2日(水)  『子ども未来館』
  孫を連れて「子ども未来館」へ行きました。まだ,慣れないようで,家と違って別人のような大人しさです。近所に同年代の子供が居ないので,ここまで来ることになります。できれば,地域での仲間遊びができればよいのですが…。ここは,何度も講座を担当した慣れた場所で,9月にもお世話になります。
2012年5月4日(金)  『子どもの日』
  明日の「子どもの日」のために,武者人形の飾り付けを始めました。親戚からいただいた不要品ですが,箱を開けてびっくり…小さな部品だけでなく,鎧,兜の支柱など,重要な部品も見つかりません。メーカーに問い合わせる時間もなく,自作を始めました。木と厚紙を用い,分解収納可能な構造を工夫し,塗装もしました。当初より簡素化した飾りとなりましたが,手間をかけたので気に入ってます。
2012年5月8日(火)  『動物園』
  孫にとって初めての動物園訪問です。しかし,まだ9ケ月ということもあり,現実の動物が理解できないようでした。私も,25年ほど前,中学生用の見学資料を作成して以来の訪問ですが,その変貌に驚きました。バックヤードのとれない狭い厳しい環境ですが,かなり工夫された展示で感心します。最近の評判の良さを理解できました。
2012年5月9日(水)  『家の建て替えへ』
  わが家は,雨漏り3か所,床のへこみとたわみ,柱の傾き,隙間風と,補修個所がたくさんあります。梅雨も近づき,そろそろ取りかかろうとリストアップし,費用の試算をしました。結果,かなりの高額予想に驚くとともに,しばらく引っ越しをする必要もある大きな工事になりそうです。そこで,悩み悩んで,建て替えを提案すると,家族や親せきは大歓迎…で,方針変更となりました。資金計画,設計,一時転居,引っ越し…考えることが多くて大変です。
2012年5月10日(木)  『太田神社と深泥池』
  孫を連れて,「太田神社」の紫のカキツバタを見学しました。久々でしたが,昔と変わらず素敵なところです。懐かしの「深泥池」にも寄りましたが,こちらは白いカキツバタ,いつもながら街中の素敵な天然記念物に嬉しくなります。
2012年5月18日(金)  『京都御苑』
  孫を連れて京都御苑へ行きました。北西に児童公園と素敵な東屋があり,とても気分の良いひと時を過ごせました。京都御苑は別世界といってよい特別な雰囲気があり,のんびりするには最適です。
2012年5月21日(月)  『一人で岐阜の里へ,金冠日食』
  岐阜の里へ一人で出かけていました。日曜日に帰宅予定が今日に延び,里での金冠日食観測となりました。遮光眼鏡は自宅なので,仕方なくピンホールを開けた黒紙を作りましたが,眩しくて使用できません。仕方なく,穴を大きくして影の形を見ることにしました。これを見たご近所の方が,植木鉢の底穴やザルなど,身近なものを次々と試されます。木漏れ日で観測もできることを説明すると,わかりやすい影のある場所を見つけてくださいました。
  ご近所の方が溶接用の遮光マスクを持ってこられました。興味しんしんで覗くと,きれいに見えます。少し眩しいと言うと,もっと遮光性の高いマスクもお持ちでした。この2種類のマスクを換えたり重ねたりすると,欠け具合によって最適な遮光性能が得られました。そうなのです。欠け具合によって遮光量は変える必要があるのです。よく考えると当然なのですが,こうった問題を聞きません。
  突然の薄暗さに感激していたのは少しだけで,気がつくと,いつもの眩しい太陽が輝いていました。
2012年5月26日()  『京都21世紀教育創造フォーラム,プレ企画出展』
  西京高等学校で「京都21世紀教育創造フォーラム」が開催され,そのプレ企画ということで実験展示をしました。近所なので楽な気分でしたが,見学者が多く,昼食をとる余裕もない忙しさでした。午後3時からのメインイベント「川口淳一郎さんの講演」は,見事という素晴らしさでした。これほど凝縮した講演内容を聞くのは初めてです。先日,はやぶさの映画も見ましたが渡辺謙主演は適任であることを納得しました。私の思いと一致する内容が多く,こんな方が目立つことは嬉しいことです(私では相手にされませんから…)。
2012年5月29日(火)  『大工さんと打ち合わせ』
  自宅の建て替えを相談するため,親しい大工さんに来ていただきました。原案となる私の書いた設計図を提示しての相談となりました。大工さんは,職人気質の信頼できる方です。家の設計,建築は3年前に経験しており,楽しく進められそうです。
2012年5月30日(水)  『エジソン電球』
  石川県の高校科学部員がエジソン電球の研究をするということで,過去の研究資料をメール送付しました。折れやすい炭素棒の保持が最も難しいのですが,それを解決しました。たくさんの方に利用してほしい画期的なアイディアだと思いますが,広がりません(私自身も,そのことを忘れそうです)。
2012年6月2日(土)  『ヒイラギモクセイ』
  来月に予定している「葉脈標本作り」講座のために,ヒイラギモクセイの葉を採集しました。とても硬い葉で害虫と無縁のようですが,最近は春先の新芽を食い荒らされ,一年中,無残な姿が目立ちます。虫食いを逃れた貴重な葉を探すことになります。
  標本用途には,更に葉を選ぶ必要があり,昨年の葉は硬くてダメ,今年の葉も太陽に照らされて曲がってるのはダメ…日陰にあって,表面が平らで鮮やかな緑色が最適です。ちょっと気にし過ぎかもしれませんが,これに気付くだけでもかなりの試行錯誤の研究がありました。
2012年6月6日(水)  『脊椎異常』
  定期健診に,府立大学附属病院へ行きました。レントゲンで調べると,症状は次第に悪化しているようです。お医者さんは,「痛くてたまらないはずなんですが!? 通常なら手術となります。」ということです。まだ大丈夫なのは特例なのか,明日にでも悪化して動けなくなるのか,不安な気持ちで帰宅しました。
2012年6月10日(日)  『柿畑で作業』
  金曜日の夜から岐阜へ里へ出かけ,柿畑の手入れをしていました。雑草を草刈り機で刈り取り,アメリカシロヒトリとイラガの幼虫をピンセットで駆除しました。無農薬という良さはありますが,何ともレトロで,それはそれは手間のかかる大変な作業です。
2012年6月12日(火)  『原田正純さん逝去』
  原田正純さん逝去のニュースがありました。偉大な方が,次々とお亡くなりになります。かつて,水俣湾を望む丘の上で原田さんに質問し,そのお答えに衝撃を受けました。あまりにも大きな認識不足に気付かされ,それが,人生の指針となりました。あれは,もう,35年ほど前のことです。私にとっても,それはそれは大きな方でした。
2012年6月16日(土)  『ナンテン』
  新しく開発した葉脈作製方法では,ナンテンの葉が適しています。近所の山か公園にないかと探し回っていましたが,なんと,目の前にひとり生えしているのを見つけて採集しました。この葉も,ヒイラギモクセイ同様に,日陰の平らな濃い緑色のものが適しています。アルカリ処理は急ぐ必要があり,深夜まで作業を続けました。
2012年6月17日(日)  『故紙回収』
  地域行事としての故紙回収がありました。昔の本の整理中だったので,たくさん出すことができました。文庫本だけで,約25冊程の束が25余り,他に雑誌や単行本などもありました。数日前には,売れそうな本を選んで車に積み,古書店へ行きました。これらを合わせると1000冊以上を処分したことでしょう。他にも,この一カ月は,故紙回収業者へ出した本がたくさんあります。惜しいことではありますが,資料として活かせると思っていた単行本でも,その当時しか使えない記述が多いことに気付きました。本も旬のもの!?
2012年6月18日(月)  『石川県の講演日程』
  依頼を受けていた石川県の高校科学部員対象の講演日程がわかりました。なんと,「青少年のための科学の祭典(京都大会)」の前日ということです。京都大会にエントリーしたいのですが,まだ,申し込みをしていません。こうなると,辛い決断をしなければいけないようです。
2012年6月21日(木)  『トンボ帰り』
  昨夜7時頃に家を出て岐阜の里へ。そして,今朝7時頃に帰宅しました。なんとも慌ただしい事でしたが,用事は,本の移送。家の建て替えのために転居しなくてはならず,本の仮置き場ということです。疲れますが,孫の面倒を見る必要があり,平日は,この方法しかありません。
2012年6月23日(土)  『研究会,超音波洗浄器』
  久々に,理科の研究会に参加しました。大きなリュックサックを背負って自転車で出かけるのは結構大変でした。しかし,理科の話題だけというのは何とも気持ちの良いものです。
  来月の講座用に超音波洗浄器を購入しました。実は,先週も同じ器械を1台購入しており,もともと持っていたのを合わせて3台…これに,講座の参加予定者から借りた1台もあり,何とかなりそうです。家庭では,購入しても使わない三種の神器ということですが,面白い器械です。
2012年6月27日(水)  『忌報』
  恩師「藤原秀夫先生」の逝去ご挨拶のはがきが届きました。残念なことに,ご遺族の意向で住所の記述がありません。葬儀も故人の意向で,身内だけで済まされました。せめて,お墓にお参りをしたいのですが…
2012年6月27日(水)  『講師依頼』
  ある団体の地域支援活動として,科学教室の講師依頼がきました。ありがたいことですが,いくつもの講座を引き受け,日程も限られます。いくつかの条件を提示しましたが,さて,どうなるでしょうか?
2012年6月29日(金)  『大工さんとの打ち合わせ』
  家の新築について,大工さんと打ち合わせをしました。一週間前にいただいた設計士さんの案は,私の当初案に近いものです。それだけに検討事項は少なく,相談は簡単に済みました。これで,ほぼ決まりのようで,なんともいえない気持ちです。
2012年6月30日(土)  『出展見合わせ』
  「青少年のための科学祭典(京都大会)」の出展申し込みを断念しました。第一回の東京大会に招待されてから,機会があれば必ず出展していただけに,辛い選択でした。石川県での講座と重なったのは仕方がないことです。今日は,科教協米子大会の申し込み締め切り日でもありましたが,こちらも断念しました。大会前後に講座を引き受けたことや自宅新築で余裕がなさそうです。どちらも,レポートなどは完成していたのですが…
2012年7月4日(水)  『あなたが選ぶ真夏の冷酒杯−京の工芸作家100人の作品−』
  娘のご主人が出展している「あなたが選ぶ真夏の冷酒杯−京の工芸作家100人の作品−」展が始まり,京都駅ビルへ見学に行きました。小さな杯ですが,何とも見事な作品が並び,気持のよい展示です。ご主人の作品は,陶器とガラスが融合したようなホタル手で,少し光が射し込み「冷酒に最適!」と思いました。