★ 近況(2011年9月〜12月)★ 

  

2011年9月3日(土)  『ビニル電線発注』
  無料送付用パスカル電線に用いるビニル電線200mを発注しました。これが最後か!?…と思いながらも,何とか無料贈呈を続けられるのは嬉しいことです。1999年の1月から始めましたので,年が明けると13年目になります。
2011年9月13日(火)  『授業の打ち合わせ』
  木津南中学校へ,特別授業の打ち合わせに行きました。カーナビはもちろん,Google Earthでも学校は存在せず,何とも不安な行程となりました。また,遠いだけでなく渋滞に巻き込まれ,予定ぎりぎりでの到着となりました。着いた学校は真新しく,見事というほど素晴らしい建物でした。
2011年9月14日(水)  『講座打ち合わせ』
  NPO法人「あいんしゅあたいん」の講座打ち合わせで,京都大学「可視化実験室」へ自転車で行きました。純粋に理科の話をできる数少ないところで,とても気持ちよく過ごせました。気がつくと,朝10時30分から午後4時までお邪魔していました。
ふり返って考えると「職場というところは不思議」でした。理科の話題がとても少なく,ほとんどが日常業務の雑事調整ばかりでした。役所は,何よりも意思疎通が優先するようです。科学技術立国日本が危ういのは,このあたりにあると思うのですが…
2011年9月17日(土)  『お宮参りと空巣』
  孫のお宮参りということで,北野天満宮へ行きました。京料理で昼食を楽しんだ後,帰宅すと,お隣で事件発生。なんと,空巣が入って孫のお祝金を中心に,多額の現金がなくなっています。いつも誰かが居る家で,留守は稀…その一瞬を狙われました。すぐに警察に通報して指紋採取もできましたので,そのうち逮捕されるとは思いますが…
2011年9月18日(日)  『紙で創る理科教材(初公開)』
  立命館宇治中高等学校(素晴らしい学校でした)で,理科の研究会がありました。これに合わせて,全くの新ネタ「紙で創る理科教材」を持参しました。まだ,取り組んで2カ月ほどしか経っておらず,十分な内容とはいえません。しかし,いくらでもアイディアが浮かび,これからが楽しみです。考えたきっかけは,大学の授業「教材開発法」での悩みからでした。教材の自作こそ創意工夫が活かせると考え,そのための具体例の提案です。
2011年9月20日(火)  『空き巣対策リフォーム』
  お隣の娘夫婦宅の空き巣対策を意図し,リフォームをすることになりました。いつもお世話になっている大工さんに来ていただき,相談しました。もう少し早く対策をたてておれば,こんな悲劇は起きなかったかも…
2011年9月22日(木)  『社会人講話』
  大阪府立高等学校で,社会人講話をしました。昨年に引き続きの講座で,(少し慣れたこともあって…)学びの内容を増やしました。講話後の生徒からの質問で,「先生は,失敗したことはないの?」と聞かれ,少し慌てました。もちろん,人生の大半は失敗,成功は一握りの偶然…だから素直に(謙虚に)嬉しい,そんなものです。しかし,この質問に高校生の悩みを垣間見た思いです。
2011年9月23日(金)  『お彼岸,防犯カメラ作動開始』
  先日の空巣対策で防犯カメラを設置し,本日から作動を始めました。娘が安価に購入した機種ですが,画像は驚くほど美しいものです。道路の通行人もすべて記録することになり,プライバシーの関係で画像管理はきちんとする必要があります。
  お墓参りに行きました。遠くて億劫だったのですが,今では気軽にお参りできるようになりました。
2011年9月24日(土)  『地学部,化学部同窓会』
  先輩の高田さんが,私設鉱物博物館「高田クリスタルミュージアム」を準備中です。そのお披露目を兼ねて,還暦祝いの同窓会を開催していただきました。メンバーは,高校時代の地学部と化学部の4名と高田さんです。博物館は,見事な標本だけでなく学会資料などの整理も進み,驚くべきものでした。短い人生をどのように活きるのかを常に模索してきましたが,このように見える形で示されると圧倒されます。昼食は,娘さんの経営する創作フランス料理をご馳走になり,ありがたいことでした。
2011年10月2日(日)  『還暦』
  今日の誕生日は「還暦」です。干支はウサギで誕生した孫と同じ。人生の輪廻もあとわずかなんでしょうが,精神的には意外と若くて元気です。かつて,盛口襄先生が「もう,還暦だよ。」と言われことを覚えています。その時,初めて年齢と人生の重み,そして,命というものを意識させられました。さて,同じ歳になってこれからどうするか? 家の前では,キンモクセイとヒガンバナが,いつものように満開です。
2011年10月18日(火)  『特別授業』
  木津南中学校で,ジュール熱についての特別授業をしました。同じ内容で3クラスの授業をしましたが,休みなしの連続もあり,その時の準備は大変でした。久々の中学生で,懐かしさと緊張感もあり,気持のよい疲れを感じました。
2011年10月20日(木)  『今年の柿の出来は?』
  昨日,岐阜の里で柿狩りをしましたが,昨年に引き続き,多い年の1/10程度という悲惨な状況です(1個の原価は1000円以上になります)。わずかな収穫は,東の「松本」という早生種のもので,西の「富有柿」は来月の収穫時期を待つまでもなく,ほぼ全滅状態です。作業が簡単という良さはありますが,一年の努力は何だったのかということです。
2011年10月21日(金)  『お願い石』
  近所のお宮さんに,お願い事を書いて奉納する石があります。白くて半透明の石英で,フラッシュロックそのものです。昨年,お祭りの宵山で気づいたのですが,身近にも不思議な現象があります。今朝,このお願い石の写真を撮りに行きました。科学の祭典で紹介するためです。午後は,インフルエンザの注射をしました。
2011年10月26日(水)  『科学の祭典,推進委員会』
  「科学の祭典」推進委員会があり,青少年科学センターへ行きました。懐かしい第一実験室で,今年の祭典の説明がありました。あの長かったマニュアルが改訂され,簡素化されたのは何よりです。ずいぶん前から民営化されていたのですが,当初の官僚的な文書がそのままだったのです。改訂に伴って,委員会の雰囲気も感じよくなりました。当日が楽しみです。
2011年10月29日(土)  『京都大学の時計守』
  今日の夕刊の一面に,京都大学時計台の時計守をされているSさんの写真がありびっくり。Sさんは担任をしていた教え子のお父さんで,パスカル電線開発時,電線の種類について相談にのってもらった方です(当時は電気店経営)。およそ35年ほどの歳月を思うと感慨深いものがあります。
2011年10月30日(日)  『あいんしゅたいんの講座』
  あいんしゅたいんの講座「樟脳ボート」を実施しました。最初の体験は幼児期,興味を持ったのは学生時代,具体的に取り組み始めて10年以上…何事も簡単ではありません。それを,2時間講座で済ませるというのは,充実感と寂しさとが同居したような,少し複雑な心境となります。参加した子どもたちは元気いっぱいで,気持ちの良いものでした。
2011年11月6日(日)  『青少年のための科学の祭典(京都大会)』
  京都パスカルでブースを出しました。今春に研究旅行した淡路島で採集したフラッシュロックなどの圧電効果がテーマです。こういった内容での出展は,少なくとも私は聞いたことがありません。今回は,水晶やメノウも圧電効果で発光することを試した後,電子部品である圧電素子への応用についての実験へ続きます。圧電効果は,ピエール・キュリーの発見です。
2011年11月13日(日)  『草刈り機』
  金曜日の夜から岐阜の里に行きました。今回は,草刈り機を購入し,その試し刈りで疲れきりました。先日まで,「雑草などという植物はない。野草です。」と説明していたのですが,「雑草」に間違いありません。柿畑に同居するニワトリが走りまわっていた時は,こういった作業は不要でした。
2011年11月20日(日)  『東京旅行』
  奥さんの希望である「鬼子母神の手創り市」見学を第一目的に,1泊2日の東京旅行をしました。19日は,「上野公園(国際子ども図書館)」「不忍池」「旧岩崎邸公園」「神田明神」「湯島聖堂」「秋葉原」などの見学をしましたが,豪雨で途中で予定を切り上げざるをえませんでした。20日の「手創り市」では,東京在住の姪夫婦と会うこともできました。午後は,「浅草寺」,船で「お台場」,ゆりかもめで「レインボーブリッジ」を渡って「銀座」へ…毎年のように訪問する慣れ親しんだ東京ですが,こんなに面白い都会はないと思いました。
2011年11月23日(水)  『東福寺茶会』
  親しくしている煎茶道の家元さんからお茶会に招待され,東福寺へ行きました。ここの紅葉シーズンは観光バスが連なって近づき難い雰囲気で,今回が初めての訪問となりました。東福寺は,知らなかったことを恥じる驚きの大寺院で,京都の奥深さに改めて気づかされました。お茶会はほっとする落ち着いたもので,ありがたいお招きでした。
2011年11月24日(木)  『再開』
  寺町を歩いていて,偶然,高校時代の友人に出会いました。顔つきも雰囲気も変わらず,懐かしいことでした。彼から,京都の三つ星レストランとして有名な料亭のご主人が同学年の同窓生であることを聞きました。テレビ出演でお馴染みの顔ですが,その堂々とした風格は同年齢とは思えません。
2011年11月25日(金)  『ユネスコ展審査』
  ユネスコ展の審査を依頼され,朝から,京都国際会館へ行きました。理科関連のコンクールは運動系の試合と比べて数少なく,昔からユネスコには感謝していました。担当者にそのことを伝えると,なんと,このようなコンクールをしているのは京都だけというのです。なぜかという事情はご存じないようでしたが,驚きました。毎年,いくつかの審査を担当して手慣れているつもりですが,担当するすべての作品にコメント記載を求められて(しかも担当する化学分野の作品が最多)大変でした。夜の8時頃にようやく終了しました。
2011年11月27日(日)  『中理研顧問会』
  ルビノ堀川で,中学校理科研究会の顧問会がありました。初めて開催された会合で,多くのOBが参加した昼食会は,宴会そのものでした。二次会にも繰り出されたようで,皆さん,お元気です。
2011年12月2日(金)  『ミシン』
  娘の誕生祝いに,ご希望のミシンを購入しました。8月に生まれた息子の衣類を縫うためということです。私が幼い頃の興味深い機械がミシンで,おもちゃ代わりにしていました。その懐かしさもあって,楽しく選びました。多機構で高性能になっていますが意外と安価で,少し驚きました。
2011年12月3日(土)  『研究会』
  京都南部の理科研究会例会に初めて参加しました。事前に聞いていた報告内容について参考意見を述べるためです。理科好きの集まる貴重な会で,4時間に及ぶ多彩で興味深いものでした。ただ,会場はかなり遠方で,往復は大変でした。
2011年12月6日(火)  『点接触ダイオード』
  同じサークル仲間から,私のweb siteの「原始ダイオード」を参考にした講座を行ったという報告メールがありました。名古屋市科学館の先進科学塾での半導体に関する講座を担当されたそうで,ありがたいことです。このネタも他にない興味深いものだと思いますが,広がる気配はありません。
2011年12月9日(金)  『柿の木の剪定』
  6日から,岐阜の郷で柿の木の剪定をしてきました。作業にも次第に慣れ,まあ,自己満足ながら少しは納得できる剪定ができました(師匠は呆れているようですが…)。さて,来年の出来はいかがでしょうか?
2011年12月20日(火)  『防犯工事完成』
  空き巣に入られたお隣の防犯工事などが完成し,代金を支払いました。ちょっとした油断が,結局は高くついたということです。防犯カメラも作動中で,二度と空巣が入らない事を祈ります。
2011年12月25日(日)  『京都パスカル,春の遠足実施へ』
  今年も「京都パスカル,春の遠足」実施の機運が盛り上がってきました。場所は,愛媛県新居浜市にある「マイントピア別子」と考えつつあります。私が,急な眼の病気で断念したところです。具体化できればありがたいことです。
2011年12月29日(木)  『理科ハウス,安房科学塾』
27日(火)は,横浜の逗子にある「理科ハウス」を訪問しました。展示品はもちろん,「私設科学館」自体が驚きの創作物で,森さんの熱意とアイディアに敬服します。小さながらも,丁寧で拘りの手作りオンパレード…打ちのめされるようです。夕食はご一緒した東京大学の先生と,渋谷で楽しみました。
28日(水)〜29日(木)は,館山に行き,恒例の「安房科学塾」に参加しました。今年は,盛口襄先生のお墓(本の形です)にお参りしました。奥さんはお元気そうで,しっかりした表情は変わりません。私は,大きな支えがなくなったようで,地に足がつかないような複雑な気持ちでした。