★ 近況(2011年1月〜4月)★ 

  

2011年1月1日(土)  『新年』
  妹一家が,久々にフルメンバーで来訪,お隣りの娘夫妻も迎えて,楽しい新年会となりました。皆さんお元気で,こんなに嬉しい事はありません。昨年は,娘の結婚,そして土地の購入に続いて新居の建築もあり,気の休まることのない一年でした。その重さを通り越した故か,頭にこびりついていた仕事の思い出も遠のいていくようです。悪い思い出はもちろん,良い思い出までも‥
2011年1月2日(日)  『新年のご挨拶』
  奥さんの実家へ,新年のご挨拶に行きました。ご両親お二人とも元気を回復され,本当に良かったです。ありがたいことです。まだまだ元気でご活躍を期待します。
2011年1月4日(火)  『原稿提出』
  大晦日から元旦にかけては,出版社から返ってきた雑誌「RikaTan」原稿の校正作業に費やしました。苦労して文字数を削除したら,そんな必要はなかったようです。増やせるというのは丁寧な記述が可能ということで,ありがたいことです。わくわくしながら執筆作業を続け,本日,メール添付で再提出しました。
2011年1月7日(金)  『気になる講座出席』
  加古川で開催の講座案内がMLであり,そのテーマ「磁石と電磁気」が気になっていました。片道3時間余りというのは大変で,直前まで躊躇していましたが,意を決して参加しました。期待していた内容とはほど遠かったのですが,それなりに考えさせらることが多々ありました。しかし,参加者は講師の緊張感も充実感もありません。疑問や提案が脳裏に浮かんでもどうすることもできず,面白みのないことを痛感させられました。
2011年1月18日(火)  『予約申し込み』
  人間ドック予約日で,受付時間ぴったりに電話しました。3月末までに検診の必要があり,それまでに都合の良い日が少ないことに気づいて慌てました。なんとか2泊3日コースの予約をとることができ,ほっとしました。これ以上,新たな病気が見つかったら大変なのですが‥
2011年1月22日(土)  『教材・教具まつり』
  京都駅近くの会場で,先生のための教材・教具の展示会が開催され,出展しました。昨年に作った巨大電磁石とS-cableを組み合わせた展示で,小学校の「電磁石作り教材を電磁気教材に高めよう!」というねらいです。他の先生方と比べ,ずいぶんと堅くて重たいウンチク展示だったようです。オリジナル教具で,画期的な電磁気学習が可能だと考えますが,なんとなく避けていく方,とても喜んでいただける方とに二分されたようです。うーん!?
2011年1月25日(火)  『ロケ』
  自宅裏の天神川で,TVのロケがありました。今までに何度もあり,近所の方もチラッと見るだけで通り過ぎます。散歩のふりをして撮影風景を観察すると,いつのもTVカメラが小さな一眼レフに変わっています。噂は聞いていたのですが,現場を見るのは初めてでした。大きく重いオープンリールのビデオデッキで生徒と劇映画を作っていた想い出が蘇り,少し,感傷的な気分になりました。
2011年1月26日(水)  『新鮮野菜』
  娘の姑さんが,手作りの新鮮野菜を持って訪問されました。いつも,いただくばかりで申しわけないことです。見事な出来栄えばかりで,丁寧な取り組みがわかります。もともと農家でもなく,すごいなあと感心するばかりです。今回はベトナムに行かれたそうで,興味深いお話しをお伺いしました。
2011年1月29日(土)  『最終原稿送付』
  雑誌「RikaTan」の最終校正原稿を送付しました。徹底的なチェックをしたつもりですが,改めて見直すと恥ずかしいほどです。元勤務先の岡本所長(京都大学名誉教授)に数年間にわたって丁寧な指導をしていただきましたが,成長してないなあ‥と思いました。
2011年2月20日(日)  『研究会』
  京都の理科研究会の合同研究大会が長岡京市で開催されました。40kgの巨大電磁石(自作の教具としては,恐らく,日本最大)を持ち込みましたが,限度を超えた教具だと思いました。
2011年2月24日(木)  『遠足の日程案』
  「京都パスカル」春の遠足の日程案ができたので,メール添付で送付しました。旅行の日程作りは楽しいものです。今日は,確定申告も済み(書類は娘が作成してくれました),ほっとしました。
2011年2月26日(土)  『掲載雑誌届く』
  先日,原稿を提出した雑誌「RikaTan」が完成し,送付していただきました。丁寧な仕上がりで,字数制限による不十分さを感じさせない出来となっています。今回は,丁寧な実験とともに徹底した再検討を行っています。このような機会を得られたことは幸いでした。
2011年3月5日(土)  『法事』
  親戚の法事があり,午前中はお寺さんでのお参り,午後は昼食会となりました。暖かい,のどかな一日でした。
2011年3月7日(月)  『原稿執筆依頼』
  「RikaTan」編集部から,パルカル電線(S-cable)の執筆依頼がありました。ありがたいことで大歓迎ですが,4ページしかなく(プレゼント版レポートはA4で23ページ),さて,どのようにまとめましょうか?
2011年3月11日(金)  『大地震』
  午前中はK大学病院の予約診療で不安でしたが,無事に帰ってきました。午後,妹から電話があり「TV,見てる!」,あわててスイッチを入れると,津波に襲われる様子がLIVEという表示とともに現れ,ただ,茫然。津波に飲み込まれる人や車の姿がそのまま見えます。現実とは思えないことが,今,起きています。
2011年3月12日(土)  『加古川での講演』
  加古川の私設教育研究所「ファラデーラボ」で,電磁気の実験講演をしました。のどかな山村の農家を大改造した施設で,とても素敵なところです。
帰りに携帯が鳴り,東京の姪から「ヨウ素剤を手に入れたい。」という切羽詰まった声。また,東京脱出の人々が空港や駅に殺到しているということで,どうしたらよいかという相談です。もちろん,脱出できるのなら,それに越したことはありません。
2011年3月15日(火)  『京都の理科施設見学』
  大学の授業「教材開発論」の準備で,長らくお世話なった「池村理科器械」,地学マニアのメッカ「益富地学会館」の取材に行きました。丁寧に説明や案内をしていただき感謝します。
  元勤務先も訪問しましたが,最初に,「(原発事故について)杉原先生が言ってた通りになりましたね。」という言葉をいただきました。これは意外な発言で,先日までは話題にし難い不思議な雰囲気がありました。
2011年3月16日(水)  『ものがなくなりつつあります』
  電池やミネラルウォーターがなくなり,ポリタンクやラジオなどの防災用品,紙おむつなどの生活必需品も消えつつあります。被災地への優先配布はわかりますし,被害が及ぶ恐れを懸念しての買いだめもあるでしょう。しかし,恐らく,計画出荷によってもともとの流通在庫が少ないことが主因だと思います。
2011年3月19日(土)  『2泊3日の人間ドック』
  17日から,初めての長期(2泊3日)人間ドックに出かけていました。本年度限りとなる,共済組合の割引制度の利用です。かなり丁寧だろう期待したのですが,ゆっくりと行うというだけで1日ドックと変わりないようでした。自宅を離れ,しばしの安息日でしたが,被災地はそれどころではありません。同じ日本にあって,全く違う状況に悩みます。
2011年3月21日(月)  『剪定』
  19日から岐阜の故郷へ2泊3日で,出かけていました。今回は,娘夫妻が初めて訪問してくれました。柿の木の剪定作業を行いましたが,昨年のように全滅しないように祈ります。ご近所の長崎出身の方が,涙を流しながら原発事故を話題にされました。
2011年3月23日(水)  『水』
  大変な事態が進行しています。東京の姪が水不足で困っており,ご両親が送り届けています。京都でも入手難ですが,なんとか確保し,必要なら送付できる準備ができました。生きていく上で,まず必要なのが安全な「水」…そのことがよくわりました。
元同僚のYさんから自作のガイガーカウンターをお借りできました。感謝します。まずは,25日の旅行で使ってみようと思います。
2011年3月26日(土)  『春の遠足:淡路島研究旅行』
  25,26日の1泊2日,「京都パスカル」春の遠足を久々に実施しました。阪神淡路大震災での地面のズレ見学,フラッシュロック採集,イカナゴ産業の見学とチリメンモンスター研究,珍しい地層観察,戦跡見学など,多彩な内容の遠足となりました。持参したガイガーカウンターでは,特別な値は出ませんでした。
2011年3月28日(月)  『大江理工社』
  大学の授業の資料作りで,鉱物標本で有名な「大江理工社」へ取材に行きました。それはそれは素敵なところで(標本もお店の方々も!),授業で利用する写真撮影もさせていただきました。自転車ですぐに行けるご近所にあって嬉しくなります。
2011年4月1日(金)  『国民保険』
  健康保険を共済組合から国民保険へ切替申請をしました。元の仕事と完全に縁が切れたようで,少し寂しい思いです。こういった手続きは当然ながら初めてす。結果としては簡単ですが,気疲れします。
2011年4月5日(火)  『内部被爆』
  大学病院でRI検査をしました。今回は,朝9時にヨウ素123の静脈注射をして,15時に測定するというスケジュールです。ヨウ素剤(KI)は,朝に一回飲むだけでした。注射後にガイガーカウンターで測定しましたが,CPMの4ケタの数字は表示不可能で,ただピーと連続音がするだけでした。
2011年4月8日(金)  『授業準備』
  明日から大学での授業が始まり,準備に出かけました。理科は実験観察が伴い,事前準備が不可欠です。また,実験室の使い勝手もわかりません。更に,貴重な90分を少しでも無駄にしたくないので,Power Pointや実物投影機,照明スイッチなど,入念にチェックしました。気が重いのも確かですが,ワクワクした気持ちも同居しています。
2011年4月9日(土)  『最初の授業』
  最初は,授業の方向性をはっきりさせることを中心としました。「教材開発法」というありがたいテーマをいただきましたが,授業回数は多くありません。学生に考えさせることが基本ですが,授業中にその時間はとらず,私の思いをぶつけるような内容としました。私の内部から盛り上がるような思いを,私自身が押さえきれなかったということですね…
2011年4月10日(日)  『嵯峨野散策,夜の二条城夜』
  最初の授業も無事に終わり,奥さんと自転車で嵯峨野を散策しました。暖かい日で,嵐山亀山公園で美味しくお弁当をいただきました。周恩来首相の石碑があり,多くの中国人観光客が訪れていました。夜は,歩いて二条城まで行き,夜の桜を楽しみました。
2011年4月13日(水)  『執筆依頼』
  「樟脳ボート」の雑誌RikaTanへの執筆依頼がきました。ありがたいことです。このテーマは,学生時代から40年ほど意識し続け,具体的に取り組み始めて20年以上…ようやく復活に成功し,更に工夫,発展させました。S-cableもそうですが,何事も時間がかかります。「あきらめない」という言葉が好きですが,実際は大変です。
2011年4月16日(土)  『研究会』
  自主的な研究会で,気兼ねなく理科の話ができるというのはありがたいことです。職場というところは不思議なもので,どこも,最優先課題は人間関係…理科の話題で人間関係を深めたかったのですが,なぜか難しい!?。その意味で,ほっとする午後の一時でした。
2011年4月17日(日)  『都をどり』
  祇園へ「都をどり」を観賞に行きました。長く京都に住んでいて,初めてのことでした。現在の私は,四六時中,大震災と原発事故で頭が一杯となっていますが,ここは別世界でした。
2011年4月21日(木)  『S-cable雑誌原稿完成』
  RikaTanに掲載する「パスカル電線」の原稿が,ほぼ完成しました。最終的に4ページをいただき,図や写真が14枚となりました。上手にレイアウトしていただき,編集作業は大変だったことと思います。ご苦労様でした。最近の雑誌は写真もきれいに仕上がるようで,出版が楽しみです。
2011年4月22日(金)  『カレンダー』
  東京のNaRiKaから,本年度のカレンダーが送付されてきました。いつも,お気遣いいただきありがたいことです。NaRiKaは,大隅先生の開発したゼネコンを販売して世界で利用される教材とした会社です。日本の教科書にも,すべて掲載されました。実は,その経過を明日の授業で取り上げる予定です。NaRiKaの会長,社長,すべての社員にもPower Pointで登場していただきます。
2011年4月23日(土)  『大学での授業』
  十分な前日準備もあって,少しは落ち着いてきました。学生さんの顔も見えてきました。元の職場の教員研修レベルと同等,または,それ以上の準備をしたオリジナル内容です。ネットで見つけられる内容では意味がない(申し訳ない!)…「最適,最高よりオリジナル」との思いですが,至らなさに悩みます。