★ 近況(2007年9月〜12月)★ 

  

2007年9月5日(水)  「テキストのイラスト作成中」
タイ国セミナーでの配布テキストとPower Pointは,家に帰ってから作っていました。正式な出張だから遠慮することもないのですが,勤務先ではやりにくいものです。しかし,もう間に合いません。数日前から,なりふり構わず,センターでも書き始めました。主に,実験説明のイラストですが,短時間でどんどん仕上がっていきます。追い込まれると,思わぬ能力に気づきます。
2007年9月6日(木)  「テキスト完成」
当日のテキストが,ようやく完成。原稿を持っていくと,IPSTで印刷していただくことになっています。ただ,表紙と裏表紙はカラーにしたかったので,家のプリンタで必要部数を印刷しました。これで,少しほっとしましたが,Power Pointの作成作業はまだまだです。出発は,次の日曜日‥間に合いそうもありません。
2007年9月7日(金)  「配慮に感謝」
どうしようもなくなって,年休としました。夕方に,サイエンス指導者講習会という事業があり,迷惑をかけます。しかし,優秀なスタッフが何とかするでしょう! この日,ようやく旅行に関する持ち物を揃えられました。ぎりぎりに迫った一日のゆとりは,とても有意義で貴重でした。振り返ると,勤務先で,数日前から意図的に私を避けていただいたようで,ありがたい配慮でした。
2007年9月8日(土)  「Power Point」
朝から,Power Pointを作り続けています。めどは立っていますが,いくらでも改善改良する余地はあり,終わりが見えてきません。特に,英語への置き換えが進んでいません。しかし,出発は明日,夕方で時間切れとなり終了。「S-cable開発の意義」「S-cable普及大作戦」「京都市青少年科学センター紹介」の3つのPower Pointができました。ところで,タイ国のパソコンで動くのでしょうか? 心配,不安というより,素朴な気持ちで疑問です(-_-;)
「タイ国での”S-cable(パスカル電線)”特別セミナー」
→→詳しくは,"S-cable" in Thailand  参照。

2007年9月9日(日)  「タイ国へ出発」
☆朝,6時20分に家を出て,タイ航空TG623便に搭乗しました。15時35分(日本時間15時35分)にSuvarnabhumi Airportに着陸しました。空の高さが日本とは全く違います。出迎えの車に乗ってIPSTへ到着し,特別セミナーの会場の舞台を見ると「Japan Toray Science Foundation Winner Mr.Sugihara's Special Seminar on S-cable」という大きなポスター‥これを見て,ようやく「現実なんだ!」と思いました。

2007年9月10日(月)  「S-cable Special Seminar 準備」
☆朝8時15分にホテルを出発し,9時にIPST到着。最も不安だったPower Pointの作動確認,タイ製のS-cable(パスカル電線)の仕上がり点検,送付した器具と準備していただいた器具の点検など,夕方まで作業が続きました。夕食は,Pro. Dr. Surin所長らを囲んでの歓迎会となりました。

2007年9月11日(火)  「S-cable Special Seminar 1日目」
☆朝8時にホテルを出発し,午前中は,引き続き準備。午後1時からのOpening Ceremonyの後,ついにセミナーが始まりました。受講者とともに講師も緊張しっぱなしで,Coffee Breakに救われました。真剣ではありましたが,思い出すと気恥ずかしい1日目でした。

2007年9月12日(水)  「S-cable Special Seminar 2日目」
☆講座2日目,セミナー開始前,昨日に完成しなかった先生のS-cable仕上げ作業。午前中に予定のセミナーを終了し,午後は大隅先生による授業案の作成です。この時に抜け出し,隣のBangkok Science Museumなどを見学しました。

2007年9月13日(木)  「S-cable Special Seminar 3日目」
☆講座最終日,次第に打ち解け,ようやく楽しめるようになりました。午前中でセミナーは終了し,午後はClosing ceremony。関係者一同を前にし,所長とS-cable無償提供に関する覚書を調印しました。割れるような拍手が,とても嬉しかったです。

2007年9月14日(金)  「IPST職員対象セミナー」
☆午前中は,IPST職員対象のセミナーです。手荷物のザックに入るぎりぎりの量の教材を用意しました。こちらの方も不安でしたが,オリジナルかつ種類も多いので何とか満足してもらえることを期待しました。いずれもウンチクの多い内容ですが,専門家対象なので,簡単な説明としました。思ったとおりすぐに理解され,楽しんでいただきました。

2007年9月15日(土)  「タイ国見学」
☆ようやく週末,Bangkokの観光見学をさせていただきました。観光地もよいのですが,市街地の風景がとてもおもしろい。大隅先生の案内で,発想が一変するほどの刺激を受けました。

2007年9月16日(日)  「帰国」
☆もう,帰国の日になりました。このような機会を与えていただいたことに感謝し,9時20分にタイ国を後にしました。フィリピン経由で,暗闇に輝く街明かりを見ながら関空に降り立ちました。疲れと充実感とが入り混じった実に奇妙な気分で,自宅に帰りました。

→→詳しくは,"S-cable" in Thailand  をご覧ください。
2007年9月20日(木)  「拍手に感謝」
帰国後,最初の職朝ということで,タイ国出張で迷惑をかけたお礼を言いました。すると,あっと驚く「拍手」で包まれ,感激しました。これが何よりで,嬉しいことでした。この時に,お土産として「タイ国の周期表」を皆さんに配布しました。「周期表は世界で利用されている」と,子供たちに紹介していただければと思いました。
2007年9月27日(木)  「優秀作品」
午後,勤務先で実施している自然研究作品展の審査がありました。生徒の研究作品は,実にさまざまなものや年齢差もあり,相対的に評価するのは,とても難しいものです。しかし,毎年,「さすが」といえる別格の優秀作品があるのが不思議で,それに救われています。
2007年10月2日(火)  「誕生日」
今日は,私の誕生日‥この歳になると,嬉しいという感情は全くなく,あまり考えたくもありません。しかし,職場で言うと,簡単なお祝いをしていただきました。これが,意外と嬉しいものでした。家でも娘たちが祝ってくれ,やはり,嬉しいことだと思い直しました。
2007年10月4日(木)  「藍染めと染料店」
企業とのコラボレーションを意識し,山科の「本藍染雅織工房」と烏丸松原の「田中直染料店」へ取材に行きました。撮影したビデオ画像を新しい学習で活用したいと思います。
奥さんからのメールで,京都新聞(夕刊)がタイ国セミナーを記事にしたことを知りました。夜,販売店へ行って,その新聞を購入しました。見出しは「"電磁誘導"タイの伝導」というもので,なかなか上手なコピーだと思いました。
2007年10月7日(日)  「朝市」
久々に朽木の朝市へ行きました。秋の農産物が顔を出しているだろうと期待してのことです。結果,「ぼちぼち秋かな!?」といったところでした。往復時間とガソリン代を考えると,いくら安いものを買い込んでも赤字‥しかし,野菜以外の面白いものの発見や雰囲気も楽しめます。帰りは,朽木の中心街を見学し,有名な「丸八百貨店」を見つけました。ただ,開店には早過ぎました。
2007年10月11日(木)  「全国中学校理科研究会」
本日は全館休館日(要するに休日)ですが,全国中学校理科研究会の岐阜大会に出張です。昨夜,岐阜の別宅に宿泊し,朝は講演を聴き,午後は研究授業を見学しました。講演会での教科調査官の講演内容は,私が求め続けてきた,粒子概念が小学校から位置付けられ,中学校でイオンが復活するというものでした。ただ,時間増に伴う教員定数改善や学級定員の問題など,予算に関係することへの対応や改善ははっきりしません。長年の思いが解決して嬉しいのですが,素直に喜べない不安もあります。
2007年10月15日(月)  「FM845出演」
FM845に,12時〜12時30分まで生出演しました。「ワカバン!」という番組で,遠藤のぶこさんがパーソナリティでした。ほとんど打ち合わせなしでしたが,直前,短時間で気楽な雰囲気作りをされ,すごい方であることがわかります。その時に,父と理科の恩師の話があり,突然,胸と目頭に熱いものが込み上げてきました。放送は,意外と簡単に終わりました。もうちょっと細かい準備をして,計画的に進められればよかったのですが‥
2007年10月17日(水)  「初等事前学習」
今日は,小学校の事前学習(次年度のセンター学習のための研究授業)がありました。学術顧問さんらに見てもらってご意見をいただく,一年で一番大切な日だと思います。いつものことですが,不十分な点はよくわかっています。2時間の学習時間内で最大限のものを狙うわけで,すべてを網羅するわけにはいかないのは当然です。結果,最も大切なことに焦点を絞るわけですが,そこに,教育や社会性などのさまざまな要因が関係します。また,実験として可能かどうかという最大の課題もあり,オリジナリティも意識すると,とにかく難しい。これからも,次年度の本番に向けて工夫と改善を続けます。
2007年10月23日(火)  「中等事前学習」
初等に引き続き,今日は中学校の事前学習日。若いF先生に学習を担当してもらいましたが,見事にこなされました。さまざまな角度から丁寧な実験を続けてもらったこともあり,かなり追い込んだ内容になっています。しかし,やってみると,まだまだ課題の多いことがわかります。理科は,実験すれば決まった結果出るということになっていますが,本当は複雑で不安定な怪しいものです。そこが面白いのですが,未完成の料理を出すわけにもいきません。
2007年10月27日(土)  「柿狩り」「妹の入院」
昨夜,岐阜の郷へ柿狩りに出かけました。早稲種の「松本」が色づいているのです。ところが,早朝,携帯電話で妹の入院を知り,午後には帰京,京都市立病院へお見舞いに行きました。慢性病の悪化ですから,急変ということはなさそうです。しかし,不安なことです。最近は,こういったことがあると「明日は我が身も‥」と意識し,更に暗い気持ちになります(もともと,私の体のほうが怪しい)。
2007年10月28日(日)  「審査」
午後は,中学生と高校生対象の理科研究作品コンテストがあり,その審査をしました。これは京都府予選ですから,中央審査の求めるものを予想して選ぶことになります。楽しい作業ではありますが,私の満足できるものを選ぶという意識だけでもいけません。また,オリジナリティなども考える必要があり,力仕事でもないのに結構疲れます。しかし,最近の高校生の作品内容は難しく,理解するのは大変です。
2007年10月31日(水)  「定期健診」
午前中は休暇をとって府立病院の定期健診へ。いつ手術か?という急変の恐れのある症状で,緊張する診察です。予約ではありますが時間通りの診察とはならず,待ち時間にSF小説を読みました。それが,実に面白い!‥涙が込み上げてきました。無事,診察が終わって帰宅すると出勤時間が迫っています(代休が余っていて,一日休にしてあるのですが‥)。適当に昼食をとって,慌ててセンターへ向いました。午後は学習があります。
2007年11月1日(木)  「タイ国周期表!?」
職朝があり,プレゼントした「タイ国周期表」が日本のと違っているところを説明しました。なんと,GaとFrが液体に分類されているのです。融点は,どちらも約30℃,暑い国なので液体とした方がよいのでしょうね。日本では,常温で液体の金属はHgのみとなっています。もちろん,テスト問題の唯一の正答です。しかし,常温は,世界共通の常温ではなかったのです。
2007年11月2日(金)  「科学の祭典委員会」
午後5時からは「青少年のための科学の祭典実行委員会」が開催され,6時からの「推進委員会」には出展していただくすべての関係者が参加されました。懐かしい方も多く,同窓会のようなところもあります。これが,最終の会議で,今年の祭典も目前となります。祭典が終われば秋深まり,年末,新年もすぐそこです。一年が,年々,早くなるように感じます。
2007年11月3日(土)  「琵琶湖ビエンナーレ」
教え子のAYAちゃんが出展しいているということもあって,近江八幡の琵琶湖ビエンナーレへ行きました。たねやさんで昼食,少し肌寒い中,抜けるような青空を見上げながら舟遊びも楽しみました。AYAちゃんの作品は「華麗で雅」,とでもいいましょうか,別格の素敵なものです。こういった作品を見て自身を振り返ると,己の貧しさを感じます。
美術は大好きで,科学と関連付けようという秘めた思いがあるのですが難しい‥特に,周りの方を説得したりに気付かせるのは難しい。私の発想に無理があるのかも知れませんが‥
2007年11月8日(木)  「夜露」
今日は休日,ゴミを出す時,野草が朝の太陽で銀色に輝いているのに気付きました。よく見ると,夜露でびっしり‥凝結して霜となるのも間近だと思います。手を触れると冷たく,野草たちが凍えているようです。昨夜,妹からメールがあり,来週早々にも退院の見込みということで一安心。今後に不安もありますが‥
2007年11月11日(日)  「青少年のための科学の祭典(京都大会)」
昨日,今日と,勤務先を会場にして「科学の祭典」が開催されました。もう12回目ともなると馴れたもので,記録写真を撮影しつつ楽しめました。新しいネタも増え,来場者も出展者も楽しんでいるようで,結構なことです。
東京の第2回大会に招かれたときは,この会が何なのか全くわからない中での展示でした。しかし,後藤道夫先生,林良重先生,矢野淳滋先生,盛口襄先生,戸田一郎先生,米村傳次郎先生らとの交流があって,刺激的で懐かしい思い出となっています。
そんなこともあって,特別な思いのある,いつもの「科学の祭典」でした。皆さん,ご苦労様でした。
2007年11月12日(月)  「退院」
ピピーというメール着信音‥携帯のディスプレイを見ると,妹から退院したという連絡。途端に,気分がよくなりました。元気であるだけで十分‥そんな気持ちで満たされた自身を感じました。私もずいぶん変わってきたなと思いました。すぐ,退院祝いに駆けつけたいのですが,明日はNHKでの収録日‥実験準備とシナリオの検討をしています。しかし,タイ国での2泊3日のセミナー内容を10分以内でまとめるというのは,あまりに無茶で,どうしてよいのかわかりません。
2007年11月13日(火)  「NHK−TV収録と放送」
朝,パソコンでTVのシナリオを書いていると,どこからか塩素の臭気が漂って喉がおかしくなってきました。しかし,原因を探している余裕はありません。しばらくして,同僚の先生が白衣を漂白しているのがわかり,「こら!」と怒った時はすでに遅かったようです。喉をがらがら言わせながら,NHK京都放送局へ向うことになりました。
1階にあるスタジオに入ると,簡単なリハーサルの後,録画が始まりました。好きなようにしゃべると9分30秒!‥どうかな?と期待していると「6分にしてください!」。(-_-;)(-_-;)(-_-;)。数回の収録で6分になりましたが,内容はずいぶんとあっさりしてウーン‥。しかし,といって「S-cable」の概要がわからないわけでもなく,考えようによっては見事なまとまりです。帰りに,放送予定を聞くと,「今日の6時10分の番組です。」‥びっくりしました。
家で見ていると,タイのセミナー風景から始まり,方位磁針の動いた向きに「→」をスーパーインポーズしたりと,丁寧な編集でした。短時間にお見事な仕上がりです。夜は,妹宅へ退院祝いに行きました。
2007年11月14日(水)  「京都賞」
勤務先で,京都賞の受賞者である井口洋夫先生の講演会がありました。優しさ溢れる素敵な感じの先生でした。昨日の私の出演した番組をご覧になったそうで,温かい感想をいただきました。予想外の視点でのお言葉もあって,嬉しくなりました。
2007年11月18日(日)  「柿狩り」
先日、柿の色づきと味覚を楽しみに、美濃の郷へ向いました。深夜に到着、車のヘッドライトの灯りに照らされた柿畑は、あの独特の柿色が少ししか見えません。今夏は、一枝に一個という特に丁寧な摘果作業をしたのですが、再びうまくいかなかったようです。 翌朝、近所の方に聞くと、地球温暖化の話題が当然のように出てきます。度重なる新たな帰化害虫の来襲、上空には熟した柿を狙う野鳥の大群が渦を描いています。また、冷え込みが遅くて、いつ収穫できるかわからないという嘆きの声もあり、日本の柿のメッカは危機的状況でした。次第に、古きよき田舎の恵みを得られない状況となってきました。 父母の遺した柿畑を維持することは努めであり、楽しみでもあります。郷に来ると、そばに父母がいるような錯覚を覚えます。そんな思いがいつまでも続くことを願っていますが、気付くのは自然の不安な変化です。なんとも厳しいことですが、立ち向かっていかなければならないのも確かです。父母は、いつまでも、大切なメッセージを送り続けているのかもしれません。
2007年11月22日(木)  「研究授業」
山科の中学校で理科の研究授業があり,午後から参観。何度か訪問したことのある学校ですが,わかりにくいところにあります。授業者は,お見事というしかないやり手さんで,はらはらするようなことは全くなく,気分のよいものでした。研究協議が終われば,少し暗くなっていました。帰りに電気店に寄ってプリンタインクを見ていると,横の売り場で話題の有機ELテレビが展示されています。なかなか優れた画質で感心して見ていると,店員さんが近づいてデモ画像にしてくれました。漆黒と光の輝き,優れた動画応答性,水滴の瑞々しさ,「すごいですねえ‥」と,店員さんらしからぬ言葉。小学生のとき,初めてTVが家庭にやってきて,とうとうここまで進歩したかと思うと,涙が出てきました。画質より番組内容優先と信じてきましたが,画質が優れていると別次元の魅力を感じるものです。
2007年11月25日(日)  「三連休?」
23日の「勤労感謝」の日は休日出勤,24日は「日本学生科学賞(京都府予選)」授賞式での講評,25日の「日曜日」は再び休日出勤と,連休どころか,一日の休日もありませんでした。
2007年12月1日(土)  「洗濯機」
新しい洗濯機が届きました。休日ともなれば,洗濯物が山積で,3回ほど洗濯することになります。もう,たまらなくなり,電気屋さんへ行くと,日本最大という9kg容量の洗濯機が目に付きました。そこで,ほぼ衝動買い‥それが,届いたのです。かわいいペットがやってきたような気分で,嬉しくて仕方がありません。ところが,試運転をすると,途中でブレーカが落ちてストップ‥部屋は真っ暗。電力消費が多すぎるのです。どうやら,新しい回線を引っ張ってくる必要がありそうです。そんな‥
2007年12月2日(日)  「朽木朝市」
再び,珍しいものを求めて,朽木の朝市へ。すっかり寒くなり,天ぷらそばが美味しくなりました。いつもどおり,さまざまなものをどっさりと買い込みました。帰宅途中に,まず,入院にして手術した義妹のお見舞い。明日は我が身というお思いが先に立ち,気が重くなります。結果は,患者さんに元気をもらうようなことになりました。次は,奥さんの新しい自動車を見に行きました。目当ての車に乗ると前の見通しが悪く,他の車も同様で納得できないようです。今の車(軽自動車)は10万km走行,買い替えは仕方なく,困ったことです。
2007年12月5日(水)  「お誕生日」
下の娘のお誕生日,といって,それらしい何の準備をするでもなく帰宅。顔を合わせると,気まずいものです。「何かしてあげたいのだけど‥」と形だけの言葉をかけると,「ユニクロで服を買って!」‥ということで,閉店間際に飛び込んで購入。安直なお誕生日お祝いとなりました(-_-;)
2007年12月8日(土)  「自動車」
自動車販売店で,先日なかった車を見て,奥さんの新車(軽自動車)が決まりました。これまでにたくさんの車を調べ,両端が見渡せる車種が極めて少ないことがわかりました。機能(広さ)やデザイン優先で,肝心の運転し易さがイマイチというのは不思議なことです。奥さんの判断が少数派とも思えないのですが‥
2007年12月13日(木)  「出費多し」
勤務の関係(休日出勤)で第2木曜日が休みというのはありがたいことで!?‥平日しか出来ない家事に追われます。銀行で奥さんの自動車代金の振込み,私の車のスタッドレスタイヤの購入,ホームセンターと生協での買い物など,あっという間にとんでもない出費,怖くなります。
2007年12月16日(日)  「お誕生日」
昨日は,洗濯機関係の配線工事に知人の電気屋さんが来てくれました。感謝,感謝。これで,ようやく洗濯機が完全に機能するようになります。工事の後は,奥さんの新しい車のスタッドレスタイヤの予約と代金支払い‥引き続き,出費がかさみます。今日は,お金を使わないように,掃除と炊事だけで家を出ませんでした。夕方,下の娘がケーキを持って帰宅?‥そうだったのです。上の子の誕生日でした(-_-;)
2007年12月20日(木)  「伝達研修会」
午前中は,所内での伝達研修会(全国の物,化,生,地,初等の所長協議会の報告会)の抱き合わせで,タイ国での講演報告をしました。他国から見た日本や欧米の理科教育,そして日本の国のあり方を考えると,今後の展望が見えてくるようです。そんなことを感じてほしかったのですが,どうだったでしょうか。夕方は,京都のJST事務所への出張。あわただしく年末の日が過ぎていきます。
「安房科学塾」

2007年12月26日(水)  「東京へ」
☆朝は,持病の予約で府立病院へ。そのまま,午後,新幹線に乗って東京へ。何度も往復しているので,車窓から景色を見る気もなくレポートに目を通していると,「左手に富士山が見えます」という車内放送‥冠雪の,それはそれは美しい富士山でした。見た瞬間から,京都での日常が消えていきました。「年末は東京!」ということになって,もう何年になるでしょうか。京都人にとって縁遠い地ですが,東京は飽きることのない興味深いところです。新橋からゆりかもめで,お台場「Sony ExploraScience」へ。展示内容は,企業がやっているのですから,お客さんに喜んでもらえるのが第一という事情はよくわかります。企業と公の科学館との住み分けの必要性を実感しました。

2007年12月27日(木)  「科学館」
☆「国立科学博物館」に,本日,第一号で入館。今年,リニューアルした日本館が目当てですが,私一人で多くの展示品と対峙するのは特別な緊張感があります。意外と狭いのですが,貴重な本物展示は,Hands onのゲームセンターのような科学館が流行る中,感動させられます。午後は,Panasonic Centerの「RiSuPia」へ。Sony 同様,科学教育施設ではない新しいジャンルの娯楽施設であることがわかります。さまざまな展示品の意図に悩みながら2階の別展示「エコロジーideas」へ行くと,実におもしろい。地球環境と企業努力と科学技術が,的確に展示されています。これが,本当のPanasonicらしさだと思います。嬉しくなって写真を写すと,「撮影禁止です。」と厳しく注意されました。なぜ? 夕方は,「千葉市科学館」へ。最も新しい科学館ということで,期待しての視察です。ただ,ビルの一部の科学館であり,どうなのかなあという不安もありました。入館して驚いたのは,実験,工作,観察スペースの多さ‥あきれるばかりです。極端に言えば,実験室の廊下に展示品を並べたような科学館です。運営が楽なのか難しいのか,いずれにしても,施設の構造は,意図することを最も明瞭に主張します。建物正面の巨大な球形ドームは地球でありプラネタリウムですが,同様の主張を感じます。考えさせられることの多い科学館でした。

2007年12月28日(金)  「安房科学塾」
☆館山市の「安房科学塾」へ。組織だった会ではない仲間内の集いで,ガリレオの入会していた山猫学会に近いと思います。深夜まで議論が続き,自らの足らなさを自覚することに意義があると考えています。
昨年の私の年賀状の写真(海の向こうに見える富士山)は,この地で撮影したもの。米軍が最初に本土上陸した海岸だったのですが,誰も気付かなかったようです。

2007年12月29日(土)  「帰京」
☆お昼まで研究報告が続き,あわただしく民宿を後にしました。時折,小雨が降る中,海ほたるで休憩する気もなく,気が付けば東京駅。そのまま帰らず,塾の石井先生に聞いた秋葉原のジャンクの老舗の見学に行きました。しかし,小さな店で大したものはなく,時代が変わったことを感じます。大量の廃棄物は,どうなっているのでしょうか? 帰りの新幹線は,いつも指定席がとれず,辛いものです。それが,なぜか,座れてほっとしました。京都に近づくにつれて年賀状書きを意識し,気分が重くなってきます。奥さんが新車でお出迎え‥素晴らしく快適な乗り心地で驚くほどです。