★ 近況(2003年5月〜8月)★ 

  

2003年5月3日(土)  「多忙」
朝早く出発し,佐川美術館へ行きました(本日の,最初の入館者でした)。南京博物院の青花磁器の展示を見るためです。その後は,琵琶湖博物館へ行きました。ここは,ヒトと自然の関係が見事に展示され,感心します。昼食は,併設のレストランでナマズ天丼を食べました。
午後は,大阪の電子部品の店に行き,講座用のジャンク品などを買ってきました。夜は,中理研の前会長の退職祝賀会に参加しました。多忙な一日でした。
2003年5月9日(金)  「また多忙」
今日も多忙でした。午前中は日直,午後は講座関係の用事,夕方は中理研の総会,夜は市民天体観望会の担当でした。家に帰ると10時をかなり過ぎ,食事を済ますと立ち上がることもできません。
2003年5月11日(日)  「洗車」
朝から雨が降っており,この雨を利用して洗車をすることにしました。少し小降りになったのを見計らって,洗剤で洗い始めました。もう,1年以上も洗っていなかったのです。ある程度汚れると,その油性の皮膜が新たな汚れをはじくようです!?。
屋根を洗い始めて気づきました、大きくへこんでいるのです。何かが落ちてきたのかなと思いましたが,よく調べると,背負っているタイヤハウジングのプラスチックの一部が壊れています。つまり,ここに足をかけて登った人間がいるということです。その先には,我が家の屋根のひさしがあり,二階へ通じます。
侵入されたのかどうかは定かでありませんが,家の中は教材と本ばかり。たとえ,トラックですべて搬出しても価値はほとんどありません。侵入への熱意に敬服します。
2003年5月11日(日)  「WEBメンテ」
ホームページのメンテナンスをしていました。リンク先のURLが変更になっていることが多く,定期的に点検をしないといけません。リンクは絞り込んでいますが,それでもかなりの多さです。メンテだけで,土・日の2日がかりとなりました。巨大リンク集など,いったいどうしているのでしょうか?
2003年5月15日(木)  「科学の祭典実行委員会」
夕方,「科学の祭典(京都大会)実行委員会」の1回目が開かれました。出展のみが楽しくて楽ですが,開催のお世話係が続きます。実は,出展もするのですが,それに集中して楽しめないわけです。東京大会に出展していた時が,とにかく懐かしく思い出されます。どこが,どう違ってきたのでしょうか。会議では,関係者への連絡調整のために,非公式HPを立ち上げることを宣言しました。さあ,大変!
2003年6月5日(木)  「児童館職員研修会」
児童館職員研修会の講師をしました。初めてだった一昨年は,これっきりと思っていたので,実験総まくりとしました。ところが,昨年も依頼され,引き続き今年も…となりました。さて,来年もとなれば,どうしましょう? こんなことなら,ネタを小出しにするんだったなと悔やまれます。
京都新聞で「ふしぎ大好き」という,連載企画がスタートしました。初回と次回は,私の担当です。その後も,いくつか執筆予定です。仕事としての位置付けですから,「遊々サイエンス」と違って楽ですね。
2003年6月6日(金)  「S特殊金属」
朝は日直,昼休みは菱田先生の葬儀,2時からはS特殊金属へ出張。出張は,特別展(磁石展)に展示する物品の借用について,ご挨拶を兼ねた見学です。勤務先に戻ると,5時を大きく過ぎています。とにかく多忙ですが,具体的に何かが進んでいくということではないのです。
残務をしてから,あわてて帰宅しました。そして,これから岐阜へ出発予定。明日は,従姉妹の結婚式で,写真撮影の仕事があります。
2003年6月7日(土)  「結婚式」
今朝の0時30分に岐阜の別宅に到着しました。疲れきっており,すぐに熟睡。うなされて早朝に目覚め,すぐに,雑草の生い茂る庭が目に付きました。仕方なく,時間が迫ってくるまで雑草をとりました。そして,9時には従姉妹の家に行き,撮影開始。その後,結婚式,披露宴と撮影を続けました。肩が痛く,目もかすみがちで,ペンタックス6×7での撮影が難しくなっています。3時間30分に及ぶ披露宴を終え,近所で柿羊羹を3本買って帰路に着きました。途中,少し眠気を感じたので,サービスエリアに車を停めました。直後に,運転席で気を失うかのように寝込んでしまいました。一人で運転するのは限度がわからず,とても危険です。
2003年6月9日(月)  「心臓検査」
朝9時から,心臓検査にK行院へ行きました。心筋梗塞の疑いがあり(心臓発作があり,心電図にも示唆する波形が出ています。),心臓にカテーテルを入れての検査です。病が,また一つ付け加わったわけで,運を天に任せるといった気持ちでした。造影剤を注入したときにカーと熱くなりますが,最初は心臓,すぐに足先まで及びます。血液が,ものすごい速さで体を回っていくようすを感じます。結果,顕著な問題点は見つからず,ほっとしてよいのか?,見つからなかったことが問題なのか?…よくわかりませんでした。
2003年6月12日(木)  「パスカル電線増産」
先週末,参観授業用にパスカル電線を5セット提供し,在庫が少なくなりました。また,今夏,勤務先を会場に実施される「ソニー科学教育研究会」の研修を引き受け,パスカル電線が30セット必要になりました。そんなことで,50セットの増産を始めましたが,部品が揃いません。発注は,ネットでもできるようになり便利ですが,切ったり塗ったりネジ止めしたりと,深夜の内職は大変です。
2003年6月14日(土)  「注文殺到!」
今朝,メールを開けると,8件の「パスカル電線」送付依頼が来ていてびっくり! 無い時にかぎって集中します。今春までは,週に1件程度の依頼だったのですが,最近,急増してきました。嬉しいことですが,これ以上来ると大変と,無料プレゼントの一時休止を余儀なくされました。期待しておられた先生方には,まことに申し訳ないことです。金銭的なことより,多忙で体力がもちません。
2003年6月16日(月)  「掃除と洗濯」
冬用のじゅうたんを,家の前で洗いました。洗剤洗い,そして水洗い,干そうと思ったら水を含んで「重い!」…一人で動かせるようなものではありません。富士山のようなオブジェにして,しばらく水切りをしました。ついでに,家の前のコンクリート床の洗浄とごみ掃除もしたため,午前中だけで疲れきりました。しかし,午後は,パスカル電線関連の作業をしなければいけません。また,食事や食器洗い,家の中の整理など,息つく暇もありません。仏壇の父の写真を,じっと眺めました…
2003年6月16日(月)  「20万アクセス」
本日,20万アクセスを突破。仕事に家庭に,多忙を極め,いずれもが気持ちよく進んでいません。それだけに,素直に「うれしい!」という気持ちです。ありがとうございます。10年すれば,このホームページもまあまあのものになるだろうと考え,すでに5年。結果は,思い通りに進んでいないことを実感します。更新ネタは,いっぱいあります。時間がほしい! 自由がほしい…
2003年6月24日(火)  「サクランボ」
山形の懐かしい友人から,見事な色と香りのサクランボが届きました。早速,いただきましたが,甘味と酸味が調和した素晴らしいものです。秋ではなく,初夏の緑に包まれる季節だけに,特に印象的なんでしょうね。多忙な日々,ほっとします。
2003年6月27日(金)  「樟脳ボート」
中学校の理科の先生対象の研究講座を担当しました。主要な内容は「樟脳」です。クスノキからの水蒸気蒸留と,樟脳ボート作りです。興味を持ってから20年程して,ようやくまとめられる状況となりました。一つの講座を実施するだけでも大変です。疲れましたが,爽やかです。
2003年7月12日(土)  「七回忌」
妹の嫁ぎ先のお義父さんの七回忌となりました。七年(実質6年)というのは,ずいぶんと長かったような短かったような…亡き三郎さんを懐かしく思い出すとともに,年月の過ぎ去る早さも感じました。久々に,姪と甥に会え,嬉しかったです。法事なのにフランス料理のご馳走で,結構なことでした。
2003年7月16日(水)  「宵山」
今日は,祇園祭の宵山,帰宅は10時30分過ぎで,とてもじゃないが見に行けない。これからも,連日,遅くなりそうです。特別展の開催まで,あとわずか!
2003年7月19日(土)  「特別展」
特別展の準備作業が終わりました。今まで,幾度となく関係しましたが,いつも後悔ばかり。予定を越えた,思いもしなかった飛躍こそおもしろいのに…。テストは,100点を目指しても,せいぜい80点留まりです。そして疲れきります。しかし,もし,120点を目指すと,途端におもしろくなるんですが。
2003年7月19日(土)  「特別展オープン」
勤務先の特別展がオープンしました。出勤日ではなかったのですが,ラジオ出演とか,新聞社の取材とか,多忙な1日となりました。
そんなことより,内心はパニック状態でした。昨日,パソコンのスイッチが壊れ,動かなくなっていたのです。修理は,早くて3週間くらいかかるでしょうね。すぐに連絡をとる必要のあるメールがハードディスクに入ったままです。そこで,修理には出さず,パソコンをばらすことにしました。結果,スイッチのプラスチック部材の破損であり,自分で直せそうなことがわかりました。再び起動した瞬間,泣けてきました。
2003年7月25日(金)  「出張講座」
小学生対象の出張講座を担当しました。1〜6年生対象ということで,中学年程度の内容を準備したのですが,参加者は大半が低学年。さあ,大変!。予定したシナリオを急遽変更し,アドリブ講演…といっても実験が伴う以上,そう大きな変更は難しいものです。低学年は反応が素直でいいのですが,素直すぎて悩まされることも多く,大変でした。私にとっては,よい勉強になりました。
2003年7月29日(火)  「視察」
視察ということで,名古屋の先生が私に会いに来られました。身内の方には言いにくいことも,外部の方には遠慮することもありません。久々に,思っていることを自由に発言し,とてもスッキリしました。視察者にはご迷惑だったのではと気になっております。
2003年8月4日(月)  「自主研修」
1日の午後から出発し,東京で開催された理科の研究会に参加しました。2日の記念講演は,国立天文台長の海部宣男先生でした。宇宙人の存在についての質問に,「もし,文明を持った宇宙人が見つからなければ,文明がいかに滅び易いかということかもしれない。」というお答えでした。さすが海部先生…只者ではありません。
3日の午前中は,前橋市の群馬県生涯学習センターへ行きました。「パスカル電線」を展示品にされているからです。見てビックリ!…ものすごく凝った作りで,あきれるほどでした。企画していただいた先生に,心より感謝します。見学の子どもに説明しましたが,とても素直な反応に驚きました。群馬県の雰囲気が少しわかりました。
4日の午後は,いつも通り,秋葉原をぶらぶら…。お目当ての電子部品の販売店は定休日で,仕方なく「電撃ハエたたき」とか「光るうちわ」といったどうでもよさそうなものを買いました。研究会の資料は,大きなダンボール箱一杯となり,すでに送付しています。後は,こんなものをおみやげとしました。
2003年8月9日(土)  「ソニー研修会」
「ソニー科学教育研究会(京都支部)」の研修講座が,勤務先を会場にして実施されました。その,午前中の講座(パスカル電線の製作)を担当しました。私がいうのも何ですが…丁寧な作りの教材で,とんでもなく時間がかかりました。外部の研究会ですから,ほとんどの作業を,家でやりました。多くの参加者を期待したのですが,暴風雨警報が出ている中ということもあり,少なめ(しかも知人がほとんど!)…少しショックで,気持ちが盛り上がりません。参加者は,いい方ばかりだったのですが…。
2003年8月10日(日)  「休日出勤」
昨日に引き続き,職場に出かけました。お盆が近づくと少しはゆっくりしたくなりますが,そんなわけにはいきません。16日の土曜日も,30日の土曜日も休日出勤。21日の講座や14日の夜の会合もあります。9月の2つの講座準備や原稿書きなど,いくらでも仕事があります。結果,お寺さんのお盆のお参りにも不在,墓掃除に行く余裕もないというのは,ちょっと悲しい。
2003年8月13日(水)  「帰郷」
11日の講座検討会の後,帰郷のため出発。陶芸家見習の末娘が1日だけ余裕がとれるということで,12日は瀬戸の焼物の研究視察。自動轆轤や型作りの技法など,興味深い見学が出来ました。13日は夫婦2人で,岐阜の空家の雑草取りや植木の剪定,柿の摘果作業に追われました。今年はアメリカシロヒトリの害で,柿は,見るも無残な状況。さて,まともにどれくらいの収穫が出来るのでしょうか…。昨年はカメムシにやられ,毎年のように問題が発生します。こんなものなんでしょうか? それとも,どこか異常が?
2003年8月18日(月)  「戸田先生」
富山県の著名な戸田一郎先生の講演会が,勤務先を会場にして開催されました。先生の"ものを創って考えを深める"…というところに共感し,私と一致できる点でもあります。
理科教育は,相変わらず東京から地方への発信傾向が変わらず,そんな中,先生の実践には勇気付けられます。京都独自の理科教育土壌を創造する…それが,今日の教育危機や環境問題と密接に結びついていると考えています。
2003年8月21日(木)  「環境講座」
新設の環境講座を担当しました。最初ということもあって,その方向付けに悩みました。通常は「学校では何が必要とされ,それに対し,何ができるのか!?」と,考えていくのですが,そんなことより「どんな閃きがあり,どこが新しいのか!」…という提案型の講座にしたいのです。つまり,わかっていることを丁寧に講義しても未来は切り開かれない…ということです。
しかし,「教師は,間違いのない過去の知識情報の伝達者」という意識が強いのでしょうか…。企画段階での調整に手間取りました。結果は妥協の産物となりましたが,アンケートの感想は好意的で,ほっとしました。準備に追われ,私の夏休みは明日からの4日間(金・土・日・月)だけとなりました。
2003年8月25日(月)  「4連休」
ようやくの夏休みでした。遠出せず,家の片付け,家の前の掃除など大忙しです。久々に線香をあげ,父のありがたさに感謝しました。庭では,オミナエシが7月から咲き続けています。目立つ花でもなく,珍しい植物だということ以外にありがたさを感じませんでした。しかし,花期の長さとともに宿根草であり,手間いらずで毎年楽しめることに気づきました。秋の七草に認定された理由がわかります。
2003年8月29日(金)  「(新)樟脳ボート」
科学の祭典「京都大会」用の原稿を提出しました。月末が締め切りで,実は,私が冊子のまとめ役ですから遅れるわけにはいきません。報告されている,従来のどの方法でもない樟脳ボートを1日で開発し,翌日には原稿を書き上げたのですから,嬉しかったです。いつも,なんとかなるのが不思議です。
2003年8月30日(土)  「休日出勤」
明日で特別展も終了。何を企画しても,思った1/2もできればいいほうです。やり終えたという充実感より,不十分であったという苦い反省ばかりが鬱積していきます。年をとるほど,やりたいことto できること,さまざまな知識が増えますが,現実との乖離に悩みます。また,役務的な雑務に追われる中,人生の残りも気になり始め,どうすべきか判断を焦ります。