★ 近況(2001年9月〜12月)★ 

  

2001年9月1日
宅急便の送り状がずいぶんと溜まって束になってます。見ると4月以降の分で,26枚ありました。月平均5つほど,理科教材や書籍を希望者に送付していることになります。とても多いような気がしていましたが,それほどでもありません。一人の力はしれてます。  
2001年9月2日
パソコンをしながら文字を筆記することも多く,コードが邪魔です。そこで,キーボードもマウスもワイヤレス化しました。しかし,(キーボードの赤外線の照射角度)か(フォトダイオードの受信角度)が狭いようで,両者のセッティングに微妙なものがあります。電波タイプのマウスはそういった問題はありませんが,電池や送信機が組み込んであってかなり重く,微妙な操作がやりにくいことがわかりました。あったほうがよい商品ですが,まだまだ未完成品でした…
2001年9月6日
夏休みの初めと終わり頃,このホームページアクセスは1日250件ほどに増え,驚きました。しかし,数日前から通常の回数に落ち着き,ほっとしています。まだまだ不十分な内容が多く,「申し訳ございません。」という気持ちが強いのです。多忙で亀の歩みのような更新ですが,それでも着実に前に進んでいきます。   
2001年9月8日
職場の健康診断で,また病気が見つかったようです。さて,こうなると病気が多過ぎで,すぐにはすべての病名すら答えらません。過去から病気に伴い,さまざまなことを断念してきました。健康は,何ものにも変えがたい貴重なものです。
2001年9月9日
岐阜の里では黒米の栽培が流行っているようで,買ってみました。岐阜の家のご近所の酒造店では黒米酒を作ってます(ワインのようなフルーティな味です)。京都では,「かじわら米穀店」で購入できるはずです。
本日は,その黒米を炊いてみました。袋書きでは1升の白米に黒米50〜70gとなっていますが,1合+1合としました。黒米は表面が黒く,断面は白です。従って,(磨くことができず)玄米のままかもしれないと考え,水は通常の5割増としましたした。結果,全体が赤黒い色のかなり柔らかいご飯ができました。少し離れて見ると,真っ黒です。蓋を開けると,少し薬草っぽい香りがしますが,すぐに気にならなくなります。味は,「不味い」というより「美味しくない」ご飯ですね。
これが,赤飯の元祖という事です。恐らく指示通りに少なめに用いると小豆の赤飯とよく似た色になることと思います。色水を取り出し,アルカリ(重曹を熱分解したもの)を入れると緑色,酸(酢)を入れると濃いピンクになりましたから,アントシアン系の色素のようです。→(9月15日参照)  
2001年9月12日
月刊「理科教室」の発行を引き継いだ「星の環会」のホームページができたことを知りました。開けてみると28アクセス目という新鮮なページで,なぜか嬉しくなりました。ご覧ください。また,理科の先生は,ぜひ「理科教室」を購読してほしいと思います。京都の書店で見かけることは,まずありません。学校出入りの書店に注文するか,「星の環会」に年間購読の申し込みをしてください。
2001年9月13日
美術作品研究のために,娘が1眼レフカメラを必要としています。新たに買うとかなりの出費なので,手持ちのカメラを再生することにしました。使えない1眼レフカメラがごろごろしています。どれにするか悩みましたが,今までで最も気に入っていた「ミノルタXE」にしました。中古のカメラ店を覗いても全く姿をみませんが,古きよき時代の傑作カメラだと思います。修理が完了し,再び作動を開始したXEのずっしりした重みと軽やかなシャッター音にうっとりします。
2001年9月15日
父に敬老会から赤飯が届きました。それで,本日が「敬老の日」であることに気付きました。その赤飯を見て,黒米を炊きたくなりました。元祖の赤飯のはずだからです。9月9日に炊いたのは黒すぎましたから,今回は、ほぼ袋書きの比率に従って「3合の白米に黒米20g」で炊きました。
結果,薄紫色の上品な赤飯が炊き上がりました。いただいた赤飯より,ずっと見事な色調です。黒米の量が少ないので,いやな香りもなく美味しくいただけました。安価に簡単に赤飯を楽しめるわけで,とてもお勧めです。
2001年9月16日
家の前の小さな庭の片隅にミョウガ(正しくはミョウガの花芽)がたくさん顔を出しました。ミョウガの高貴な香りとほのかな刺激が大好きで,こんなうれしいことはありません。
三条通商店街を歩いていると,鉱物と化石の「クルスタルワールド」ができていました。寺町錦小路上るに続いて2店目です。
2001年10月2日
本日は,私の誕生日…といっても,全然嬉しくない年齢になってきました。しかし,気持ちだけは中学生の頃とあまり変わっていないのが不思議です。ピーターパン症候群だということはわかっていますが,身近にも多いので安心です。
9月は,依頼されていた4件(9編)の原稿執筆や校正があり大変でした。どうして,こんなに文章が拙いのかあきれますが,なぜかそういう人にかぎって逃れられないんですね。
2001年10月4日
ホームページアクセスが80000を超えました。多忙で更新ができていないこともあって,嬉しいというより,ありがたいことです…。
開設当初は,かなりの思い入れで頑張ってました。しかし,今は,アクセスしていただくことによる感謝で突き動かされているような思いです。
2001年10月7日
本日は,○○館で3歳児以上を対象にした実験工作講座を担当し,先日の3日には○○センターで小学校5・6年生を対象にした実験講座を担当しました。内容はおまかせという依頼はうれしいものです。準備は大変ですが,歓迎です。
いつもそうですが,依頼されるたびに,少しではあっても新しい内容を工夫します。また,きちんとシナリオを作成します(その通りにはならないんですが…)。当日を予想しながらこういった準備をするわけですが,適度な緊張感もあって楽しいものです!
2001年10月18日
勤務先の屋外園にはスダジイの林があります。そこに落ちるドングリは食べられる事もあって,拾うのを楽しみにしています。そのスダジイのドングリが今年は太くて大きく色黒なのです。まるでツブラジイの大型のような感じがします。それを見た専門の先生が「ツブラジイと違う?」と言い出し,私が「そんなことないでしょ。太ったスダジイですよ!」というと,もう一人の専門の先生が「スダジイとツブラジイにはっきりした区別はない…という考え方があるよ!」と言い出し,ますます混乱し始めました。さて,どうなんでしょうねえ? こんな身近なものも,よくわかってないんですね…
2001年10月27日
26日の夜から27日にかけ,岐阜の里に柿を採りに行ってきました。今年は実りが10日ほど早いようで,あわてました。本日採ったのは、どちらかというと早生種(松本)で約4本あり400個ほどでした。ほったらかしの自然栽培に近いものですが,出来がよくとても美味しいものです。あと,メインの富有柿が15本ほど,渋柿も2本あり,恐らく11月初旬頃となる収穫は忙しいことでしょう。
岐阜の家に設置を頼んでいた浄化槽の工事が終了し,きれいな水を排出できるようになりました。各家で排水を浄化するほうが経費が節減され,環境にもやさしくなるようです。
2001年11月3日
「科学の祭典(京都大会)」が,勤務先を会場に始まりました(〜4日)。東京大会はある事情でエントリーできなくなりましたが,こちらは出展できます。今年は「水道水の電気分解」というテーマです。内容は,近々にもホームページにアップします。
夜は,NHKのTV番組「ロズウェル」を楽しみました。見事な脚本で,とってもおもしろくてお勧めです。しかし,展開が多彩で激しく,今からではわかりにくいでしょうねえ…
2001年11月11日
7日夜から岐阜の里に行って,柿狩りの続きをしました。ニワトリやウサギや虫と同居する,薬フリーの貴重な柿です。摘果もしない自然栽培のため,ブドウのような房状になっているところもたくさんあります。背も高く,一番上は採れないところにあります。8・9・10日と3日間かかってお世話になっている方々に送付しました。最終日は,弟一家の手助けで昔の農繁期のような雰囲気になり,とてもよかったです。
電話(携帯はありますが…)もパソコンもない里は,空気も光も止まっているような雰囲気で,ほっとします。
2001年11月17日
昨日は風邪で久々の年休,そして本日が出張講座,まだ頭がぼんやりしながらで,しかも準備物が完全に確認できていないという怪しさでした。準備は同僚の先生にしていただきましたが,不足はなく,助かりました。
夜は,山形の友人と久々に会って,別業種の興味深い仕事内容を聞かせていただきました。
2001年11月20日
来月の講座に関係して,様々な紫いもを集めました。「山川紫」「アヤムラサキ」「光紫」「種子島紫」です。「光紫」をインターネットで注文したのは,私が初めてかもしれません。色だけでなく少しづつ違った形をしており,実験しつつ味も調べています。こういった教材は楽しいですね。カロチン系の色をしたサツマイモもあるようで,興味が深まります。
2001年11月22日
楽しみにしている「暮しの手帖」が届きました。「世界初<洗剤ゼロ>の洗たく機をテストする」もおもしろかったのですが,犬養智子さんの「23年目の非常食(23年前に買った非常食を食べてみた)」が気に入りました。早速,輸入代理店の「セイエンタプライズ」に連絡し,ホームページがあってネット購入できることを知りました。いかがですか?
2001年11月24日
本日は,親しくしている理科の先生の結婚式に列席しました。最近は,お葬式ばかりが続き,とても喜ばしいことです。人口減少と高齢化が進んでいることを実感しますが,独身も目立ちます。日本はどうなっているんでしょう。
2001年11月30日
数日前からウィルスメールが届くようになりました。「毎日のように…」ではなく「毎日数通!」です。勤務先でも,その話題でもちきりでした。恐らく,知人のパソコンに感染し,知らない間にアドレス帳の相手に送信しているのでしょう。問題は私も発信源になっていないかということで,最新のantivirusソフトを購入してサーチしました。結果,無事であることがわかりほっとしましたが危険はいっぱい。antivirusソフトが頑張って防御してくれていますが,本日も攻撃は続き戦争気分です。
2001年12月2日
日曜日ですが,午前と午後の各2回(計4)の講座を化学領域で担当しました。紫いもを用いた実験ですが,「アントシアン色素で呈色実験」「繊維で紙漉き」「でんぷんで葛湯」という,得られるすべてのものを利用します。もちろん,余りは家で試食していただきます。市民講座は,こういった全体構成が肝心です。最近,紫いもの実験は流行ですが,もう5年越しの研究の成果です。簡単な内容ですが,他に参考例がない時は時間がかかります。
2001年12月5日
F総研というところが,私を取材したいということで東大の先生を伴って来られました。私はそんな大した存在ではありませんので,勤務先の紹介を中心とした内容に変更していただきました。Φとかいう雑誌に掲載されるそうですが,どんな記事になることやら…
それより,本日は下の娘の誕生日。早く帰宅したいのですが,夜の出張もあり厳しい日でした。
2001年12月8日
先月末,結婚式で写した写真の引き伸ばしが出来ました。ブローニーフィルムのプリントは,ずいぶんと時間がかかります。しかし,仕上がりは見事で,デジカメのプリンタ出力とは全く違います。ハイライトからシャドーにかけての豊かなグラデーション,肌の質感,空気感などは素晴らしいものです。しかし,35mmサイズとの差を見分けるのは難しくなり,こういった大判フィルムが生き残るのも,あとわずかかもしれません。私は,テクノロジーの大変革時の抵抗(残存)勢力なんでしょうね。
2001年12月18日
本日は,勤務先のISO14001の継続審査日でした。その関係で,薬品管理などの書類点検に追われ,前日は深夜まで大変でした。電力消費などは激減しており,意識変革だけでも大きな効果がありそうです。
夜は,次年度の夏に京都で開催される「ソニー西日本特研(正式名未定)」という研究集会の実行委員会がありました。どうやら,私が実験講演をすることになりそうです。いろんなチャンスを与えていただける,そして出来る何かがあるというのは嬉しいことです。
2001年12月22日
休日でしたが,勤務先の所長である日高隆敏先生の昆虫の飛び方に関する講演がありました。大人向けと子ども向けで,ずいぶんと違った内容のお話ができる先生で,それぞれいつもおもしろいものです。講演を聴いていると,物・化・生・地のうち,生物がいちばんおもしろいことに気づきます。私の専門の化学は,どう考えても最もおもしろくないですね…
夜は,楽しみなTV映画「ロズウェル」を見ました。次回は1月の5日です。
2001年12月24日
本日は,休日出勤でした。本当は22・23・24日と3連休ですが,結局はすべて出勤となりました。他にすることがないのか,暇なのか,勤務先が好きなのか…といった理由ではなく,やらねばならないことがあるからです。特に、年初の教員研修講座の準備で大変です。個人研究として,ある博物館所蔵の電気パン焼き器を再現しましたが,こういった活動は例外です。
2001年12月27日
夜は,娘と姪の就職祝いを兼ねた忘年会をしました。娘は,管理栄養士として病院勤務,姪は世界最大の広告代理店(といえばわかりますね…)勤務,それぞれ専門性を生かした職業に就くことができ,厳しいとは思いますが結構なことです。就職する2人の祖父もまだまだ元気,2002年は平和で幸せな年であることを願っています。
2001年12月29日
28日だけ休暇(代休)をもらって,自主研究に遠くまで行きました。全国には,信じられない熱意と創意工夫に満ち溢れた先生がたくさんおられます。日本ではなく,世界を見据えた発言に,素直に納得できる雰囲気が満ちていました。官費の研修旅行と違って,手弁当で全員発表(深夜まで)というのがいいですね。この2日間で,とっても明るい気分になりました。ただ,持病と体力の衰えで,そこにいるのが精一杯というのが辛いところです。
2001年12月30日
ようやく年賀状を書き始めました。絵は,娘に作ってもらった3D−CGで,立体化する計算だけで3日ほどパソコンが作動を続けたという労作?です。宛名書きは,初めてソフトに頼ることにしました。しかし,前に一度使っただけのソフトなので,よくわかりません。手抜きのつもりが,ミスの連続で泥沼化しました。結果,手書き内容はほとんどなく,失礼な事だと思います。簡略化することで,返って相手の方に気を遣わせないのではと考えたのですが…
2001年12月31日
大晦日は,紅白歌合戦の時間帯に,東山を歩きます。京都が最高に素敵な一時だと思います。もう35年ほども続く習慣です。今年は,テロの影響か,例年になく人出が多いように感じました。高台寺が夜間拝観をしており,そのライトアップされた神秘的な美しさに圧倒されました。ねねさんの時代には,こんな灯りはなかったわけで,現代だからこそ味わえるよさです。境内の景色が湖面に映え,そこに運良く満月も顔を出して最高でした。