★ 近況(2000年5月〜8月)★ 

  

2000年5月4日(木)
ゴールデンウィークの4日(3連中の2日目)が日曜出勤という厳しさで,まとまったことがなにもできません。もちろん,代休は全くとれない状況に変わりはなく,辛い日々が続きます。  
2000年5月19日(金)
本日は,勤務先の「中学校理科観察実験講座」という先生の研修講座が実施され,大変でした。年に2回の担当ですが,毎回のようにオリジナルで勝負しようとすると,それぞれ数年の研究期間が必要です。アイディアは閃くもののようにお考えの方がおられますが,長い時間をかけて徐々に煮詰まるものです。
今回は「イオンを調べる」というテーマで,「イオン電線」「泥どろ実験」という2つの新開発内容を紹介しました。「イオン電線」もおもしろいのですが,「泥どろ実験」は特に興味深く,多くの発展が考えられます。泥どろのレポートは,すでにA4で10ページを越えています。恐らく,納得できるまとまりがつくまでに数年かかることでしょう。
2000年5月20日(土)
昼過ぎに,昼食を買いに車ででかけ,信号待ちをしているとガシャンという音と共に後部にショックを受けました。後ろを見ると,真横から車がぶつかり,その車のヘッドランプが壊れています。相手は,蒼白で平謝りです。しかし,私の車はバンパーに傷がついただけですからラッキーだと思いました。「修理させていただきます。」ということでしたが,「車なんて動けばいいんですから…」と遠慮しました。相手さんのほっとした表情がよかったです。   
2000年5月28日
このホームページへのアクセスが増え,お便りも多くなってきました。うれしい事です。特に,「ペットボトルで手作り石けん」が好評のようで,海外からの問い合わせも増えています。手作り石けんが直接的に環境破壊を食い止める力になるとは思えませんが,かなりの意識改革には繋がることでしょう。今や,「環境」と「核」は,人類の生存に関わる最重要課題となってきました。
2000年6月6日(火)
合成洗剤と漂白剤の人体への危険性を心配され,どのような方法での染み抜きが良いかという相談を受けました。しかし,その染みがタバコのヤニということで,あきれました。あらゆる身近な危険のうち最優先問題はタバコなのです。もちろん,エイズやダイオキシンどころではありません(比較するのはよくありませんが…)。タバコがマナー問題だというコマーシャルで騙されている国民が哀れです。
2000年6月7日(水)
テレビ番組を見る機会はあまりありませんが,特別なご推薦版は,NHKの「ドクター・クイン」です(アメリカのCBSの連続ドラマ)。人権問題(特にジェンダー)を考える見事な作品だと思います。私の父母の時代は鬼畜米英,私は米帝国主義ということで,アメリカは批判の的でした。しかし,アメリカは多様な側面があり,このような作品を作れる素晴らしさに圧倒され,羨ましくなります。第一部が終わっていて,今からではわかりにくいことと思いますが…。また,深夜1時過ぎからの放送(関西地区)なのが残念です(録画しておけばいいのですが…)。  
2000年6月8日(木)
最近も,他府県から講演依頼がありました。嬉しい事で,できるだけ協力したいとは思いますが,難しい現状があります。時々金縛りの夢にうなされますが,そんな気持ちです。
テレビ局からの電話取材も3件ありました。すべて,検索エンジンによるもので,インターネットの価値を再認識します。   
2000年6月25日(月)
先日,盛口襄先生らに会う機会がありました。参加者はユニークな方が多く,とても刺激的でした。特に,青年海外協力隊でコロンビアの理科教育に携わっておられたM先生に出会えたことは幸運でした。著書の「コロンビア住んで教えて」(日本貿易振興会)は素晴らしく,教材としても価値を持つことでしょう。M先生に,サイン入りで10冊注文しました。
2000年7月2日(日)
最も親しかった叔父さんが亡くなり,金曜の深夜に岐阜に到着しました。土曜日は,暑さ厳しい中,地域の人々に協力していただき丁寧な葬儀が執り行われました。集まった人々の優しさが都会にないあたたかさを感じました。
2000年7月9日(日)
「サイエンスEネットの親子でできる科学実験工作」(かもがわ出版)という本が出版され,1編ですが執筆しております。これは,新しい試みとして,メーリングリストを利用してネット上で編集が進んだ本です。何となくコンビニ的雰囲気が気になりますが,こういった手法は広がることでしょう。
2000年7月13日(木)
神戸のY先生から,巨大でとても美しい「色付きミョウバン」の結晶を4個も送付していただいきました。富山のT先生からは,「ボルタの電池」の再現品を送付していただきました。どちらも,あまりに見事な出来で,その素晴らしさにため息が出るばかりです。全国各地に,「なぜ?」と聞きたくなるようなすごい先生がおられます。
2000年7月15日(土)
ゴキブリが家の中を飛び回るようになり,娘が騒いでおります。「ゴキブリだって生きる権利がある。」といっても相手にされません。かなり前は,手作りほう酸ダンゴの威力で,ほとんどいなかったのですが。ところで,ほう酸ダンゴを実用化したのは,岐阜県揖斐郡池田町の「(株)タニサケ」です。私の故郷の近所ですので愛着があります(通販可能です)。
昨日は,自宅の水道管が老朽化によって破損して壁の中で水漏れし,小さな川ができました。壁を崩してビニルテープを巻き,応急修理するだけで大変でした。とにかく,いろいろと忙しい。
2000年7月16日(日)
本日,日本放送出版協会から「NHK台所でおもしろ実験」という本が贈呈ということで送られてきました。このホームページが紹介されているからです。まだまだ怪しげなページだらけなので,かなりのプレッシャーを感じます。参考文献には「遊々サイエンス」(新生出版)が掲載されており,これはとても嬉しいことです。
2000年8月6日(日)
盛口襄先生から「アルケミストの会」への入会を勧められ,よくわからないまま承諾しました。ご迷惑になるのではと心配ですが,声をかけていただけるというのは嬉しい事です。
テレビ東京の「テクノ探偵団」という番組の制作会社からビデオを送付していただきました。私のホームページを参考にされた内容で,2週続けて放映されたのです。
2000年8月7日(月)
富山のT先生からいただいた「ボルタの電池」の再現品と,私の作った電解装置などを用いて中学校理科研究会「後期講座」の講師を務めました。9日のソニー受賞校連盟の研修会が終われば,お盆休みに入れます。
2000年8月13日(日)
今日の京都新聞に奥さんのカラー写真が掲載されています。といっても,妙蓮寺のフリーマーケットを覗いている通行人です(私も横にいました)。また,その下の写真には,法然院講堂のチャリティーart展に出展している知人のIさんが写っています。実は,フリーマーケットの後,法然院へも立ち寄ったのです。どちらも小さな催しなのに,新聞社と行動を共にしていたとは驚きました。