私の体験した恐ろしいは・な・し


KDX125SR編

  私が初めて乗ったバイクです。ツーリングから始め、林道、レース、通勤と、何でもこなしてくれた
  バイクです。5万キロは走りました。バイクの修理やメンテを勉強させてもらいました。初心者でし
  たので、色んなことをしました。参考にして下さい。
まねはしないように…
  現在は、2代目のKDX125がレースユースで活躍してます。


・チャンバー取り付けねじのゆ・る・み&ステアリングステムのゆ・る・み
  あれは、月ヶ瀬のレースに出たときのことです。5時間レースでしたが、だんだん排気音が
  大きくなって、下のトルクが無くなり、上が良く回るようになりました。ステアリングステムの緩み
  は、ハンドリングにがたがきていたそうです。切り込み隊長談…

・メーターケーブルの破損
  これは、よく切れました。何もしなくても切れます。良く、ケーブルはずしてオイル注入してました。
  取り回しも悪いのか、すぐ、どこかに当てるか、引っかかって傷ついてました。

・フロントブレーキ取り付けステ−の破損
  ブレーキパッドを交換する際、キャリパーの取り付けボルトを一本締め忘れました。そのボルト
  が抜けて、ブレーキをかけたところ、「キーン!」と音がして、アルミ合金のステ−が根元から
  折れました。これはショックでしたね。フロントフォークのインナーチューブごと交換か!と思い
  ました。けど、テルさんに頼んで、アルミの溶接に出してもらい、安くつきました。使用にも十分
  耐えました。そのまま売られて行きました。

・スタンド骨折
  万場ゲレンデを走行中、転倒。スタンドがぽっきり折れてしまいました。そのあとのツーリング
  では、止まって休憩するたびに、電柱、壁にもたれさせていたのはいうまでもありません

・エンジン丸焼き
  女神湖のレース中、転倒し、冷却水ホースが破損、チョットずつ漏れてたみたいで、すっからか
  になるも、オイルのおかげで焼きつかなかったが、熱くなったチャンバーに(転倒で曲がってた)
  オイルホースが触れていて、熱で溶け、オイルが供給されず、丸焼け。キックは下りたが、オイル
  が回らないので、オイルタンクからオイルを手ですくい、ガソリンタンクに入れ、混合仕様にして
  ひたすらキック!なんとか掛かり、(アクセルは開けてないと圧縮が弱くすぐ止まった)ピットまで
  帰り着く。シリンダー、ヘッド、ピストン、リング、ラジエターホース、ついでにKIPSとかなり高くつ
  きました。今では、ラジエターホースガードが巻かれています。(配管用保温材+アルミテープ)
  テルサンいわく「焼きおにぎりみたいやな!」
                   

・エンジンかからず
  ガルルカップ、坂下で3時間レース中、突然エンスト。キックしてもかからず。キャブを開けて
  みるとニードルが下りたまま。ニードルを留めているEクリップが消えてました。ニードルが
  下りてるのが原因と見て、クリップをつけたが、エンジンがかかりません。エンジンの腰上を
  開けたところ、ピストンと、リングに深い傷がついていて、圧縮が抜けていました。クリップが
  燃焼室からチャンバーに出るときに、排気ポートに引っかかり、ピストンとリングを傷つけた
  みたいです。かなり深い傷で、ピストンとリングが溶着してました。ピストンのヘッド部分は
  クリップが圧縮と燃焼を繰り返したときに踊ってたと見られる無数の傷が…
  シリンダーに傷が入ってなかったのが不幸中の幸い。ピストン、リング、ヘッドガスケット、
  ベースガスケット、サークリップを交換して終了。