俺の名前は主人公
(ぬしびとこう)、今年からきらめき高校に入学したんだ。今、俺が入っているの野球部だ。言っちゃあなんだが、野球にはちょいっと自信があるんだ。
中学時代、「ときめき中学の赤い稲妻」の異名
(どんな異名だ?)をとった主人公の実力を見せてやるぜ。
……ふふふ、そして、…そして、幼なじみであこがれの詩織を甲子園に連れて行くんだ。
うおおおおぉぉぉーーーーー、「タッ○」みてーだ。
くっ、くくっ、くくくく………。いい。…いいぞ、ナイスな展開だ。
俺がそんなすばらしい将来設計に思いをはせていた時…
「……ちょっといいかな?」
「…へっ?」
俺の前に立っていたのは、ショートカットの可愛い女の子だった。
「な、なに?」
俺がそう聞くと、彼女はすうっと息を吸って…
「あなたには根性があるわ!
一緒に国立競技場を目指しましょう!!」
……………
……
…
「…ふふ、サッカーも悪くないな。
虹野さん、君を国立につれてってやるぜ!」
……虹野さん…こいつのどこに根性が……
後書き
私の書いた中で最も短いSSです。
ちなみに、これはノンフィクションです。
「ときメモ」一回目のプレイで、こうして私は沙希ちゃんのとりこになったとさ。
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