SNOWの自分内鳳仙補完シナリオ、ようやくの完結です。
鳳仙のシナリオを考える上でどうしても必要なのが、レジェンドの改変でした。
本SS中にも書きましたが、白桜があの白桜で、菊花があの菊花、しぐれがしぐれ、鳳仙が鳳仙である以上、あのレジェンドはそのままで、改変は不可能でしょう。
よって、しぐれシナリオからの続きという形を取らせていただきました。(しぐれファンのみなさまには、申し訳ないですw)
ではでは、本文SSはともかく、漢文『鳳仙恋花』についての解説などを…(注:須達龍也は漢文はセンター試験対策程度の知識しかないので、かなりの確率で間違えている可能性が高いですw)
タイトル『鳳仙恋花』は、「鳳仙花」と「連歌」をかけたもので、また「恋歌」ともかけていまして、なかなか自分的にはしゃれが効いているかなと…(はい、自己満足ですw)
第一章『拝月落涙』は、鳳仙と白桜の、解決したようでしていないことを示すストーリーとしました。
白桜の菊花への想いは、消え失せてしまったのでしょうか?
鳳仙の白桜への想いは、死ぬまで語られることはなかったのでしょうか?
二人はなんのわだかまりもなく、来年も龍神を降臨させることができたのでしょうか?
その辺の問題提起を目指して、鳳仙の淡い恋心とともに書けていたら…
月を拝みて、涙を落とし ……… 月をながめては、涙をながすでしょう
第二章『鳳桜降舞』は、文字通り、二人が結ばれちゃうストーリーですw
しぐれシナリオで、彼方を夢の中…時代へと介入させたのは、龍神たるしぐれの願いと白桜の願いが天に届いたものだと考えました。
あの闇は、しぐれの自責の念が凝り固まってできたものでした。では、白桜は?
しぐれは救われました。では、白桜は?
しぐれの闇を照らす光が彼方であるなら、白桜の闇を照らす光に、鳳仙はなりたいと…
鳳は桜へと、舞い降りて ……… 鳳は桜のもとへと、舞い降りてむすばれます
最終章『巡月日夏 再臨龍神』は、その後の含みをもたせた感じのストーリーです。
一年後の、鳳仙と白桜と、龍神は?
現代の、芽依子と彼方と、澄乃にしぐれは?
月日は巡り続けます。龍神祭は毎年あるのですから…
月日は巡りて、夏 ……… 月日は巡りめぐって、また夏はやってきます
再び、龍神と臨まん ……… 再び、なんどとなく、龍神のまつりはやってきます
最初は四章構成の予定で、結局力つきての三章構成となりましたが、自分的には書きたいことは書けたと思っています。
SNOWをやった時に感じたこと、思ったこと、涙したことの何十分の一でも、このSSを読んで感じていただければ、幸いです。
ではでは、どこまでも蛇足な後書きでしたw
最後に、感想くださいませ!!(いや、本気でねw)