「何?
わしの若い頃の話? ・・・そうさのう・・・」フリークはそう言うと、そのメモリーにあるもっとも古い知識へとアクセスした。
・・・・・・
・・・
・・・今よりちょうど600年ほど前のことになる・・・
・・・・・・聖魔教団・・・M・M・ルーンにより開かれた、魔法の開発により人類の未来をひらくことを目的としている教団である。
・・・しかし、一般の人々には知られていないが、その中には、恐るべき魔人の手から人類の未来をかけて戦う組織があったのだった。
Gusty
Geoid Guard・・・通称3G(スリージー)である。
ガガガッ、ガガガッ、ガ〇ガ〇ガー
ガガガッ、ガガガガッ、ガ〇ガ〇ガー
怒れぇ!
鋼のサイボーグ・・・・・・
(OP)・・・・・・
これは人類存亡を賭けて戦う勇者達の物語である。
「長官!
素粒子M1確認! 魔人です!!」「なにい!!」
ここはGGG本部イラーピュ、突然起こった魔人反応により、混乱状態に陥ってしまった。
・・・ちなみに、素粒子M1というのはGGG研究班からもたらされた魔人特有の反応であり、おそらく魔血塊から発せられる何かのことだろう。
「シータ君、位置は確認できるか?」
さすがは長官であるM・M・ルーンである、いち早く混乱から抜け出すと、オペレーターであるシータにそう命じた。
「あっ、はい、わかりました。・・・なっ!
長官、ここの真上です!!」「なにい!
プロテクトシェード(巨大結界装置)展開!! 衝撃にそなえろぉっ!!」
・・・・・・・・・ズズーーン!!!!
直後に起こる衝撃に本部がゆれる。
「ガンマ!
被害状況は?」「・・・何とか無傷です」
「・・・奴等ついにここを直接ねらってきたか・・・」
ルーンがくやしげにつぶやく。
「まずいぞ!
魔人解析の結果はまだでておらん!」若きフリークが言う。
「フリーク博士、なんとか急げないだろうか?」
「いかんせんデータが足りん」
無念そうにフリークが言った。
本部内は重苦しいムードにつつまれる。
「長官!」
「むっ!
ユプシロン!」画面に映し出されたのは人類最強のサイボーグとなった、ユプシロンであった。
「俺はやるぜ!
・・・たとえ勝てる確率がわずかであろうとも、絶対にあきらめねえ!! 必ず勝つ!!!」「ユプシロン・・・」
恋人であるシータがつぶやく。
「それでこそ勇者だ!!
機動要塞イラーピュ発進せよ!!!」
ルーンがおおげさなポーズをとって発進命令を出す。
「了解!
イラーピュ発進します!!」
・・・ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
切り取ったように大地が裂け、機動要塞イラーピュが浮き上がっていく。
「長官!
相手の正体がわかりました!MJ07・・・レキシントンです!!」
「よし!
・・・準備はいいか、ユプシロン?」「いつでもいいぜ!」
「よーし!
ユプシロン射出!!」その声をうけ、大地を蹴って鋼鉄の勇者がとぶ。
「これが魔人レキシントン・・・なんてでかさだ・・・」
スクリーンに映し出されたレキシントンの大きさはサイボーグ体ユプシロンの大きさをはるかに超えていた。
「長官!
ユプシロンからファイナルフュージョン要請シグナルが出ています!!」シータがルーンに告げる。
「よーし!
ファイナルフュージョン承認!!」
人差し指を高々とかかげてルーンが叫んだ。
「了解!
・・・ファイナルフュージョン・・・プログラム、ドラァーーイブッ!!!」
シータがスイッチを押し割る。
「ファイナル、フュージョン!!」
ユプシロンが叫ぶ。
それと同時にユプシロンの体から煙が発生し、辺りをつつみこむ。
・・・・・・合体中
(バンクシーン)・・・・・・
「ガ〇、ガ〇、ガァーー!!!」
煙がはれたそこにはくろがねの巨神がいた。
「ブロークンマグナム
(ロケットパンチ)!!」回転しながらレキシントンへと飛んでいく、ユプシロンの右手。
・・・・・・・・・
・・・
・・・・・・・・・
・・・
・・・
「・・・じーさん、・・・それ絶対、昨日のアニメがまざっとるぞ・・・」
パットンが絞り出すように言った。
「・・・おやあ?
・・・そうじゃったかのう?」
・・・・・・・・・ちゃんちゃん。
後書き
ついにやってしまったガオガイガーネタ。・・・でも、聖魔戦争にけっこうあっているのでは?
魔王・・・Zマスター
魔人・・・原種
魔人四天王・・・機界最強七原種
使徒・・・ゾンダー
という感じに・・・ねえ?
となると、聖魔教団の敗北は護君
(魔剣カオス)と戒道少年(聖刀日光)の不在が原因ということに・・・うおおおーーー!!! 燃える時代設定だったのだな、聖魔戦争!! (とーぜん全て妄想です)