Dir en grey  GLASS SKIN
全体的に無理やりです…あくまでも私の想像で。 
本人達が環境破壊がテーマって言ってたのでそれを元にしてます。 


>ブレ始めた視界 
>ガラスの空、風の色 
>独り流れているメリーゴーランド 

目の前にある景色が壊れ始めているのを自覚する 
(単調な空模様、風に四季の匂いを感じ取れなくなった) 


>手を振る 
>後ろめたさより どことなく薄れた声 
>明日自分を置き去りに眠る 
それらに手を振る=別れを告げる事しか出来ない 
けれど傍観している自分に後ろめたさを感じもする 
このままで良いのだろうか?
そう惑う心を振り切って眠りに就き、また明日が来る 


>喜劇の涙より誰よりも儚く 
>奪われるまま汚れるまま 
>ココに・・・ 

人が幸福を感じ流す涙
(好き勝手に世界を破壊し、自分達の住み易い環境を作り 
幸せを感じている状況を暗示?)などとは比べられない程、
地球は限り無く儚いものだ 
人間に奪われ、汚され、抵抗も出来ないまま、未だ此処にある 

>一夜明けた暗い朝に窓を額に見立て 
>眠る肌起こし濡れた絵に手を伸す 

明日自分を置き去りに〜とはいったものの、
自分に嘘を吐く事は出来ない 
起きて直ぐ、外の暗さが気になり窓を見た どしゃ振りの雨 
空が泣いている風にも見えるその光景はまるで、
額に入った絵の様に美しい 
思わず手を伸ばしてしまう程 
(失われ行く物として見立てているのかもしれない) 


>春が川に散らす命ユラユラ何所へ行く? 
>重たく閉ざした扉に手をかける 
>パレードの亡骸 静けさが今日も俺を 
>眠らせない真実と笑う 

春は生命が誕生する季節 
川=母なる水に抱かれ育まれる筈の命はこの先どうなるのだろう? 
見て見ぬ振りをしていた現実と向き合う 
人間が住み易い様とこれまで繰り返されてきた自然破壊の数々、
それにより得た快適な暮らし、それらはもう負の産物でしかない 
嘗てあった筈の称賛も最早無い 
遅過ぎる静寂の中、真実(罪?)の重さに気付いた俺を
眠らせてくれない もう笑う事しかできない 

>喜劇の涙より誰よりも儚く 
>奪われるまま汚れるまま 
>ココに愛を・・・ 
>おどけて踊る四季がどこまでも痛く 
>奪われるまま汚れるまま 
>差し出す夢に溶けて 

それでも、地球は人に愛を与えてくれようとする 
四季の奇妙な様子を見ているのが辛くてたまらない 
人が望む夢の数々(生活の向上等?身勝手な物)に、地球は儚く崩れて行く 


>I bleed as my way of compensating everything to you 
= 俺は全てを償うために血を流している 
>How heavy is blood? 
= 血の重さとは? 
>Happiness and sadness lies too close 
= 幸せと悲しみはあまりにも近すぎる 

俺は地球にこれら全ての償いをする為に血を流している
(ライブパフォーマンスのあれこれ?判らない) 
だが血の重みはどの位なのだろう これで償いにはなるのか? 


>生まれてくる明日の手は純粋そのままで 
>涙で君がもう見えない 

どんなに環境が変わってしまおうと、
これから先生まれてくる赤子は何もしらない 
その子の未来を思う 自分の無力さに涙が止まらない 

>君を見下ろせる一つの観覧車 
>ただ崩れ行く旋律さえ 
>甘く綺麗で怖い 

崩れ行く世界は、そうである筈なのに何故か美しい 
全ては元のままだと(大丈夫だと)錯覚しそうだ 怖くて堪らない 

>浅い言葉より太陽にさらされた 
>影が焼け付く心に触れ 
何気無く歩いていた道で、ふと足元に映った木々の影 
太陽にさらされ活き活きと揺れているそれは、
自責に駆られる俺の胸に響く 
(ふとした時に自然の大切さを再認識する感じ) 
環境保護を訴える人々の薄っぺらい言葉よりも、ずっと深く 


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投稿規制で間がorz 
観覧車、メリーゴーランドの部分の解釈抜かしていてごめんなさい。 
色々考えてみたんですがこじつけるのも何かむずかしい… 
どっちも遊園地に在る遊具だから関連があるんだろうかと思いつつ、
君を見下ろせる〜の辺りはちょっと深そうですね。君=赤子? 

463 名前: Dir・GLASS SKIN 投稿日: 2008/09/10(水) 05:03:46 ID:zcvb6QhM0



>環境保護を訴える人々の薄っぺらい言葉よりも、ずっと深く 
浅い言葉〜の部分は確かにこういう感じだと思った 

PV含めて考察するとさらにわかりやすいかもです 
受胎シーンと思われるシーンなどもあるので、
君=赤ちゃんはそうかなと私も思う 
観覧車は赤ん坊のモービルの事では?と本スレで解釈がありました 
となるとメリーゴーランドは何に例えてるんだろう… 

468 名前: Nana 投稿日: 2008/09/10(水) 07:35:59 ID:Oso+I8Ue0



>>468 

あ、そうか。PV含めるべきですよね。何故か歌詞だけみてたw 
パッと見でこれが何とか言い切れない感じの映像だった気がするので、 
受胎シーン見付けられるように頑張ります。 
本スレの解釈も見ました。モービル気付かなかった…
言われてみれば確かにそんな感じも。 
メリーゴーランドは何回か聞いてる内に
イコール地球なんじゃないかと思いました。 

>ブレ始めた視界 
>ガラスの空、風の色 
>独り流れているメリーゴーランド 

「俺」は環境が壊れ始めているのに気付いたけれど、
地球はそれに気付いていない 
いつもと変わらず、自然に回っていると思っている 
けれど実際にはガラスの空〜だったりする訳で、気付かないのは地球だけ 
(だから「独り」/「独り」には「自然に」という意味もあるらしいです) 
おどけて踊る四季〜の表現の仕方も、何と無くここにリンクしているような。 

後、歌詞にやたら「手」が出てくる事に今更気付きました。
これもちょっと気になる所。 

475 名前: 463 [sage] 投稿日: 2008/09/10(水) 20:41:27 ID:zcvb6QhM0



「俺」=環境、「君」=人間として見て下さい 


>ブレ始めた視界 
死期が近づいて定まらなくなった視界 
>ガラスの空、風の色 
ガラスのように冷たい空と風の色 

>独り流れているメリーゴーランド 手を振る 
これからも生き続ける君だけが乗っているメリーゴーランドに別れを告げる 

>後ろめたさより どことなく薄れた声 
先立つ後ろめたさよりも、俺を想う君の声が次第に無くなって
(=俺に対し無頓着になって)ゆくことが気掛かりで 
>明日自分を置き去りに眠る 
明日この身体(=環境問題)を遺して俺は逝くよ 

>一夜明けた暗い朝に窓を額に見立て 
俺が死ぬ日、天気が悪く朝だと言うのに暗い 
>眠る肌起こし濡れた絵に手を伸す 
眠りから目を覚まし雨に濡れた窓に手を伸ばす(未練がある?) 

>春が川に散らす命ユラユラ何処へ行く? 
川へ散る桜の花びらのように儚い命は何処へ行く? 
>重たく閉ざした扉に手をかける 
死への扉に手をかける 

>パレードの亡骸 静けさが今日も俺を 
パレードの残骸(=新技術に取って代わられた旧技術)が今日も俺を 
>眠らせない真実と笑う 
死んだところでまだ穏やかに眠らせはしない(=環境破壊は続く)と
嘲笑っている 

>おどけて踊る四季がどこまでも痛く 
俺はもう死んでいることを分かってるのに、季節が「今まで通りさ」と
宥め賺すように以前と変わらず巡っているのは酷く辛い 
>奪われるまま 汚れるまま 
緑が奪われ汚染が進むまま 
>差し出す夢に溶けて 
季節の差し出す夢(=いつも通り)を貪る 

>I bleed as my way of compensating everything to you 
(ここで京視点) 
君(=環境)への償いに血を流す 
>How heavy is blood? 
その血はどれだけ重いだろう 
>Happiness and sadness lies too close 
幸せと悲しみは紙一重(=便利さを追求すれば環境破壊は進んでしまう) 

>生まれてくる明日の手は純粋そのままで 
未来のためにと生み出される解決策は余りにも浅はかで 
>涙で君がもう見えない 
そんなもので救われるはずもないのにと思うと涙が溢れた 


>君を見下ろせる一つの観覧車 
命の循環の頂上で俺は君を見下ろしている 
>ただ崩れ行く旋律さえ 甘く綺麗で怖い 
閉園を迎えた遊園地(=俺)に流れる途切れかけたメロディ(=生命活動?)さえも
本当は愛しい、失うのが怖い 

>浅い言葉より太陽にさらされた 影が焼け付く心に触れ 
軽々しい言葉をかける(=大した効力もない解決策を提唱する)より 
白日の元に曝け出されたこの問題をしっかりと受け止めてほしい 


サビは上手く文章にできなかったのですが、 
喜劇は普通楽しいものであって涙を流す人などいない 
そのゼロに等しい存在よりもまだ儚いっていう強調かなと思いました 

480 名前: GLASS SKIN [sage] 投稿日: 2008/09/15(月) 10:27:44 ID:kTnKINiCO