Dir en gray  触紅
Kategorize 蟲色の脈が無い庭へ 
敷き詰めた人の声 夢見がちな小さな身体を売る少女 
 「カテゴライズ」は普通「Categorize」のはずだけど、 
 あえてCをKにすることで、 
 分類という意味とは少し違うニュアンスを込めたかったのかもしれない 
 同じ人間をモノのように分類する社会によって心に傷を受けた少女が、 
 人の血の通わない世界へ身を落としていく唄かと思った 
 渋谷みたいな場所でのことかな? 
 世間知らずで夢見がちな小さな身体を、汚い大人に売ってしまう少女 

始まる 
 地獄のような光景が始まる 

籠女籠の中 籠女籠の中 籠の中いつ出やる 
籠女籠の中 籠女籠の中 蠢く醜悪は鬼の宴 
 籠に入れられた少女 捕らえられた少女 籠の中からいつ出てこれるのか 
 籠に入れられた少女 捕らえられた少女 
 人間の持つ醜悪が蠢く光景は、まるで鬼の宴 

夢は夢の儚い夢の中で夢を懐き描く少女 
 醜悪な大人に夢見がちな身体を売る少女に、 
 京は自分自身の立場を重ね合わせているのかもしれない 
 「夢は夢の儚い夢の〜」という言い回しは一冊目の詩集にもあった気がする 

Kategorize 
夢見がちな小さな後ろの正面誰? 
 娼婦に身を落とした少女、というカテゴライズで分類されてしまう少女 
 世間知らずで何も解らない夢見がちな少女の後ろには、誰がいる? 
 (後ろにいるのは、鬼のように醜悪な大人たち) 

始まる 

声を殺しても 闇に隠れても 今夜は誰の背中 
明日の夜がまた 獄の血へのほら 極彩色潜む鬼の… 
 少女が自分のしていることに気付き、声を殺して闇に隠れようとしても、 
 もう戻ることができない闇の中 
 (そういう少女は一人や二人ではないので) 
 今夜は誰の(どの少女の)後ろに鬼が立つのか 
 明日の夜がまた、少女たちを地獄のような世界へ堕とす 
 残酷なほど鮮やかな色の中に潜むのは、鬼のような人間の心… 

籠女籠の中 籠女籠の中 籠の中いつ出やる 
籠女籠の中 籠女籠の中 蠢く醜悪は鬼の宴 

詩・ポエム板 799 名前: VULGAR [sage] 投稿日: 2007/01/17(水) 15:03:58 ID:BxAIPVyJ



少女は何らかの事情(親の借金のカタとか?)で、遊郭にいる。 
「夢」ってのは其処から出て自由になりたいってこと。 

→夢は夢の儚い夢のなかで 

で、いつかのその日を待ちわびて生きている・・・ 
みたいな。 

どうですか?

267 名前: Nana [sage] 投稿日: 2008/02/22(金) 19:50:50 ID:rgePdxTo0