Dir en gray  愛しさは腐敗につき
この曲の背景ってどんなもんかしら。
足が腐る病気の女の子と…彼氏の話? 

詩・ポエム板 598 名前: 名前はいらない 投稿日: 2006/11/18(土) 04:33:47 ID:XzIdQTJe



>>598 
戦争の歌

詩・ポエム板 599 名前: 名前はいらない [sage] 投稿日: 2006/11/18(土) 04:39:45 ID:dS/u5JKb



戦争?
踊りが全ての少女とか、片足とか、よく理解できなくて…。
足が腐敗して、毒が身体に回って亡くなる病気ってあるじゃないですか?
あれをテーマにしたのかと勝手に思ってました…

詩・ポエム板 600 名前: 名前はいらない 投稿日: 2006/11/18(土) 05:08:03 ID:XzIdQTJe



本当に片足なんじゃなくて、 
苦しみながら不器用にしか踊れない少女のたとえでは? 
病気なわけじゃないと思う

詩・ポエム板 601 名前: 名前はいらない 投稿日: 2006/11/18(土) 05:28:12 ID:Fz2HFSWY



それまで無理やり踊ってた少女に、 
もういいよ、もう踊らなくていいんだよと 
優しく言ってる気がする 

詩・ポエム板 602 名前: 名前はいらない 投稿日: 2006/11/18(土) 05:31:53 ID:Fz2HFSWY



腐敗=過去になってしまった美しい思い出 
かと

詩・ポエム板 603 名前: 名前はいらない 投稿日: 2006/11/18(土) 05:34:47 ID:Fz2HFSWY



親愛〜灰の花びら迄が戦争の下りだと解釈してるんだけど 

詩・ポエム板 604 名前: 名前はいらない [sage] 投稿日: 2006/11/18(土) 06:09:57 ID:dS/u5JKb



親愛なる友=親しいが恋人以下の関係の女の子 
かと思ってた 

詩・ポエム板 605 名前: 名前はいらない 投稿日: 2006/11/18(土) 06:19:54 ID:Fz2HFSWY



愛しさは腐敗につき、この曲は少女と京を重ね合わせ、 
間接的に京の“歌い手”としての心情を痛烈に 
歌ったものだと感じます。 



踊りが全ての少女を抱きかかえ朝を待つ 
親愛なる友 手を振る君さえもう居ないから… 
…踊りが全ての少女≠歌う事が全てである自分、 
唯一の拠り所を失った人間から友であった人さえも離れていく 


ありふれた日々さえ今ではもう懐かしい 
空にひらひら舞ってる灰の花びら… 
…花びらが舞っているシーンというととても華やかなものになるが、 
それが灰(燃えカス)であると退廃的な、 
過去の栄光を彩っている様に思える。 


ドレスを着てさぁ踊ろう 
絶え間なく与えた愛 悲鳴をあげ泣いているから… 
…ドレスを着ている間は踊り続けなければならない。 
もしそのドレスが無理矢理着せられたものであり、 
踊る事が彼女の苦痛であったなら 
周囲の期待を受けながら心の裏では泣いていたのでは?

積み上げた犠牲に別れの火をともし 
空にひらひら舞ってる灰の花びら… 
…今までの輝かしい自分を作る為に犠牲にした時間、努力、 
それらが無駄となり崩れていく 


ドレスを脱ぎさぁ眠ろう 
絶え間なく流した愛 幸せにと願う寝顔に少女はもう居ない
……片足を失い(京にとっての左耳か?)踊れなくなった事で、 
泣き疲れて初めて安らかに眠れる少女。 
これからの人生に安息な“普通”の幸せを願うが、 
そこにはもう“踊りが全てであった少女”はいない。 

腐敗とドレスと片足の少女抱きかかえ…… 
…苦しみから逃れた少女には何も残されていなかった。 
彼女にとって踊りを失う事が正に人生の“腐敗”であった。 

ボーカリストとしての京も、彼女とは紙一重の差でしかない。 
自分の未来の姿とも言える少女を抱きかかえ、何を思いどこへ向かうのか…。 




全てこんな風に京と重ねて読むとうすら怖くなってしまうけど、 
自分は初めてこの曲を聴いた時「自分にはこれしかない」という 
決意、それに対する強さと物哀しさを感じました。

詩・ポエム板 607-608 名前: 愛しさは腐敗につき [sage] 投稿日: 2006/11/18(土) 08:02:22 ID:KuBFj2OR



私は悲しいラブソングだと解釈してました 


>踊りが全ての少女を抱きかかえ朝を待つ 
>親愛なる友 手を振る君さえもう居ないから… 

なんとなく、この少女はそれまで主人公の少年と一緒に踊っていたのではないかと思う 
もう踊れなくなってしまい、成長し遠くに行ってしまった少女を「親愛なる友」と呼び、 
思い出の中の少女を、人形を抱くように抱きかかえている 

>ありふれた日々さえ今ではもう懐かしい 
>空にひらひら舞ってる灰の花びら… 

少女と一緒にいた頃のありふれた日常さえ遠い過去 
美しかった過去の思い出さえ、今では灰の花びらとなって舞い落ちてしまう 

>ドレスを着てさあ踊ろう 
>絶え間なく流した 悲鳴をあげ泣いているから 
>だからもう… 

ステージの上で観衆の見世物になっている少女 
踊りながら少女は苦痛のあまり悲鳴をあげて泣いていた 
だからもう…君は僕と一緒に踊らなくていいんだ

>積み上げた犠牲に別れの火をともし 
>空にひらひら舞ってる灰の花びら… 

一緒に踊ることをやめれば、今までの苦労はすべて無に帰してしまう 
二人の犠牲でできた花びらが、灰のように空を舞っている 


>ドレスを脱ぎさぁ眠ろう 
>絶え間なく流した愛 幸せにと願う寝顔に少女はもう居ない…… 

ステージから降りて、安息の眠りにつこう 
けれども、眠りについた少女の寝顔に、昔の無邪気な幼さはもう残っていない 
もう一緒に眠ることさえできない 

>腐敗とドレスと片足の少女抱きかかえ…… 

失われた過去(腐敗した思い出)と、不器用にしか踊れなかった少女の面影を、 
今も抱きかかえて僕は歌っている… 

詩・ポエム板 613-614 名前: 名前はいらない [sage] 投稿日: 2006/11/19(日) 06:25:29 ID:Cz1gwFDX