Dir en gray  凌辱の雨
・罪無き〜 
罪のない人さえ犯されて命を宿す 

・嘘が今生まれ〜 
愛されない命が今生まれ 
でも心の中では自分の子だから愛したい 

・いつしか言葉も〜 
時間が過ぎれば犯された罪は消えると少女であった頃を思い出す 

・激情の〜 
孕んでしまって生きる気力をなくし、 
後悔して狂い嘆いてどうかうまれないように祈る。 

・burining〜 
内側から燃えるような痛みに泣き叫ぶ 
アナタ(神様)には救えない 

・激情の涙〜 
失った優しさこそが子への愛情 
自分が弱いから心は死んだんだろう? 

・It is then〜 
上がらない生温い(凌辱)の雨の中で、 
絶対正義によって引き起こされた悲しみの証拠 

解りにくくってすまそ 
補足などあったらよろしく

Nana 投稿日: 2006/07/27(木) 15:48:43 ID:E4X/xWvk0



過去レス読むとタイトルの通り〜って言われてるんだけど、 
私はこの歌詞を読んでたら 

言われた本人の気持ちも考えずに批判する人達や
面白おかしく嘘の情報を流す人達と、
それに便乗したりその嘘を信じて、
また批判なり中傷なりする人達 

に対する、歌詞なんじゃないかと思ったんだ。。。 

例えば 
「嘘が今 生まれ どこかで嘘ではなくなって」とかは
勝手に流された嘘がどこかでは本当にあった事だと信じられ

「いつしか(自分達の)言葉も この日さえ 全て 
 あやまち(嘘)に埋もれてゆく」 

みたいな。。。 
それと最後の英詞にある 
absolute justice(絶対的な正義) 
も、歌詞の流れ的に「(理不尽に)絶対的な正義」に思えるんだよなぁ…

だけど、今までにもあった皮肉を込めたこういう感じの歌詞より
今回のは凄く暗い、というか重く感じて、
勝手な解釈しといてちょっと凹んだ。。。 

↑の解釈した上で、タイトル「凌辱の雨」を考えると、 
「俺たちを(凌辱のように)一方的に傷つける奴らの止まない声」 
みたいに感じたんだ。。。 
(止まないは、英詞部分の「降り止む事の無い生温い雨」から)

Nana [sage] 投稿日: 2006/08/14(月) 04:48:04 ID:pgTy+yVxO



>罪無き人さえも 
>生温い雨に打たれ根づく傷 

原爆が落ち、戦争には関係のない人々が死んだ。 
放射能の混ざった雨の中でもこの焼け付く痛みは二度と消えない。 

>嘘が今生まれ 
>どこかで嘘ではなくなって 

「この戦争は正しい戦いだ」という新聞やラジオ。 
それに従い尊皇の志を持つ愛国民は自分たちの真実を作り上げる。 
「日本は正しい」「勝つのは日本だ」
そう言わなければ嘘つき=非国民にされ信じるしかなくなった。 

>いつしか言葉もこの日さえ全て 
>あやまちに埋もれてゆく 
>青く汚れない記憶抱きしめ 

終戦の後、私たちの
「天皇万歳」「お国のために」という言葉は
言ってはいけない言葉になった。 
それでも私たちの願った「真の平和」や
英霊の魂は消えない様に胸にいつまでも留めておこう。 

>激情の涙に希望さえ滲んでゆき 
>今を生きてゆく強ささえ… 
>激情に狂い嘆き 
>祈りを夕日にかかげ 

家族を失ったのに、放射能や靖国参拝への批判は
戦後今も私たちに苦しみをもたらす。 
それでも英霊という言葉に支えられ、
自分たちは日本のために戦ったというのに
罪人扱いされる不条理さに生きることすら挫けそうだ。 
熱に浮かされたかの様に敵国への憎しみを抱いたまま飛び立っていった 
神風特攻隊も、日本の未来を憂いていたというのに。 
(太陽の国日本を憂う→憂国日本→夕(国)日(本)) 

>burning from the inside 
>crying with pain. 
>アナタニハスクエナイ 

この内で燃え広がる憎悪の焔。 
この苦しみを嘆き悲しんでも誰も救えないだろう。 
だって貴方は戦争を知らないのだから。 


>激情の涙に失った優しさとは 
>生まれここに与えられた愛 
>失った心の理由 
>自分の弱さだろ…? 

(ここだけ他者の視点) 
自分たちの国だけ被害者だと煽り敵国をなじる人達へ。 
貴方は自分たちの愛するものが同じめにあっても平気ですか? 
その気持ちがわからないどこか欠落した心の理由は、
何かから与えられたものしか学べない、
理解しようとも出来ない自分の欠点じゃないんですか?

>『It is then the proof of sadness, caused by absolute justice 
>In the lukewarm which does not stop...』 

戦争はそれぞれの国が押しつけた正しさによって
起きてしまった悲劇の証拠。 
誰も真実を伝える人がいなくなり、
いずれ皆本当の事を解らなくなってしまうだろう。 
それはもうすでに始まっているのだ。 
用意された価値観は真実でしか壊せないのに。 


生温い雨はゆとり教育のことで
日本の政治体制の批判にもとれると思う。

犬頭 ◆Ohken/dA7I 投稿日: 2006/08/16(水) 03:48:31 ID:k+7LABaY0



罪がない(悪いことしてない)人であっても
周囲からの勝手な皮肉や中傷で傷つけられる 

根拠のない嘘や噂が今この瞬間にも生まれ
みんながその情報を信用してしまう(それによってまた傷つく) 

だんだん自分の言葉や生き方さえも人間の汚さに染まってゆく 
そんな中昔の純粋なころの記憶を忘れず大切にしている 

そんな人間への怒りと悲しみ(激情の涙)にこの未来への期待も消えてゆき 
今の痛みに耐える心の強ささえも嘆き、ただ痛みが広がらないように祈る

burning from the inside 
(絶望や痛みは)その(自分の)内側から生まれる 
crying with pain 
(生まれた)痛みとともに泣く 
自分でないものには自分を救えない(自分の中にこそ痛みがあるから) 

自分の中の暗い部分(激情の涙)によって失われた優しさとは
生まれてから当たり前のように(両親や家族から?)あった愛情 
その当たり前に与えられた愛情をうしなった理由は 
自分自身が弱く生きる事しかできなかったからだろう?(自虐的な感じ) 

It is then the proof of sadness,caused by absolute justice 
完全な正義(弱い自分を糾弾する)によってもたらされた、
その悲哀を試す
(自分がこの悲哀に溺れているままでいいのだろうか←強くなる決意) 
In the lukewarm rain which does not stop... 
止まない生温い雨の中で…(たとえ自分を痛め付ける世界の中であっても) 


タイトルの凌辱の雨は、
自分に与えられる屈辱などを指しているんだと思います。 
歌詞の中で、「雨」が「生温い」と表されてるのは、
表面的に世界は暖かく優しく見えても、
やっぱり内面は冷たく苦しいものだということを表してると解釈しました。 
訳まちがってたらすいません。

Dir 凌辱の雨 [sage] 投稿日: 2006/08/23(水) 09:56:32 ID:dFz+rLGmO



凌辱の雨は京の自分自身への問いかけだろう。 
解釈は人それぞれだけど。 

詩・ポエム板 499 名前: 名前はいらない [sage] 投稿日: 2006/09/16(土) 05:52:59 ID:knDd3BiA