Due'le quartz  明鏡止水
個人的に明鏡止水はなくなった彼女を悼む曲かな・・・と。 

死んでしまった彼女、生前の彼女の空想、 
想像の中の綺麗な情景はこの世の誰も知ることは無い。勿論僕も。 
彼女が死んで数ヶ月、もしくは数年、未だに彼女との想い出の中で生き続けている。 
彼女と同じ世界が見たいと、同じように瞼を瞑ってみるけど、 
僕は生きているから死んでいる彼女がどんな気持ち、状態なのか解らない。 
死体に感情は無いが、僕は彼女への愛情故に死んでいることを 
理解できてはいるものの、未だ現実を受け止め切れていない。 
彼女が死んだ直後、肌に触れてみても、
心臓の鼓動も、動脈の鼓動も感じられなかった。 
生前と変わらぬ髪を手で解かした、あの時の冷たい感触が今でも残っている。 
「せめて記憶の中見つめていて」 
僕は彼女のいない世界で独りで生きていく決意をしている。 
彼女との思い出に耽りながら、それだけを支えに一生を過ごそうと。 
もうきっと一生感情など無く、空しい日々を送るのだろう、と 
頭のどこかで気付いているけれど後は追わないと決意。 
彼女の死に際、蒼くなって必死で彼女を生かそうとした僕を 
映し出した瞳は、もう暗くなってしまって僕を映し出してはくれなかった。 
死に際に彼女が息も絶え絶えに発した償いの言葉 

(恐らく「僕」を残して1人で逝ってしまうことに対しての謝罪の言葉) 
が未だに頭の中で回り、胸が痛む。 
「空っぽな瞳」=一番大切なものを亡くしてしまった自分の瞳。 
そっと閉じて、また彼女との思い出に耽る。 
病気(もしくは怪我による出血多量?)により目が霞んで 
彼女の名前を呼び続ける僕の声だけを頼りに必死で僕にしがみ付いた彼女。 
あの季節(私のイメージ的には春かな?って感じだが・・・真実は不明) 
の風が君の元へこの想いを運んでくれないだろうか。 
「消えた「二つの水晶」」 
「二つの水晶」の一つは彼女の命。 
もう一つは僕の感情。 


・・・長い上に解り辛くてスマソ。 
一応彼女が死んで数年、数ヶ月経った後に「僕」が彼女のことを思い出している感じ。 
彼女との生前の思い出と、彼女が死んだ直後の死体を見た感想、状況 
そんな感じで構成された詞かなぁ・・・と。 
最初は彼女が死んだ直後の詞だと思ったのですが、 
「あの季節」って時点であぁ、過去形の出来事なんだろうかと解釈しました。

明鏡止水 :03/04/30 12:21 ID:VYfVANCH