Due'le quartz  d.q.
君に辿り着くために

○仔羊に僕の気持ちが届くように。

幼き声包み過ぎた言葉も
君に咲いた憂いのレイブ達も
時計回りの鏡越し
我が身さえ消えてゆく

○拙い歌も比喩で本来の意味を隠した歌詞も
仔羊の、解散を悲しんだ叫び声も
過去の話になろうとしている。
自分の居場所(=道路)が無くなろうとしている。

君との誓い便りの無い叫びも
救いの手の使い方の術も
紛らわす間におちてゆく君の声

○仔羊に夢を見せる(現実逃避させる)と言った事、
解散を変える力なんて無い泣き言、
苦しんでいる仔羊を慰める事すらできない自分、
全てを誤魔化している内にどんどん悲しむ仔羊が増えていく。

きっと生まれた場所へと戻れない
途切れた声は消えない
掲げた君の手つかんで誓ったあの頃へ
夢をかぞえる

○もう解散してしまうから新しい歌を聞かせる事は出来なくなるけど、
産み出した作品(道路と仔羊の関係)は消えないよ。
好きになってついてきてくれた仔羊に
現実逃避という夢を見せていた、あの頃のライブ。
一つ一つ思い出す。

君は辿り着くために
言えないまま形に変えて
遠くへ来すぎた罪に
幼すぎた最後の夜を追いかけたい

○歌で成功したいという夢があったけど、
仔羊に届けるのに必死で、うまく歌えないまま作品にしてしまった。
それなのに出せば売れてしまう。
幼い頃に描いた夢だから叶えたいけれど…

いつでも人恋しく生きる群れは
重なり合う程君が見えない
壊れかけの学び舎さえ
居場所のない固り
我が身可愛さ故に偽りの温もりに
群れる程の孤独に
見つけた君のすきまを追いかける

○多くのスタッフや関係者がいないと成立しないバンドというものは
活動が派手に大きくなる度に仔羊の大切さを忘れてしまっていた。
僕らがいろいろと学んでいた場所でさえ、ライブ(または仔羊)以上の居場所は無かった。
自分達がより良い環境で演奏する事に固執しすぎていた。
仕事だけで関わっている人達ばかりの環境は孤独を感じてしまう。
遠くに感じて初めて大切さに気付く。

君は辿り着くために
言えないまま形に変えて
遠くへ来すぎた罪に
幼なすぎた最後の夜を

○(無くなった「追いかけたい」の部分から)
ただ憧れのみで描いた夢は叶える事が出来ないのだろう。

ここは全てを忘れて
泣き出してもかまわないから

○今はその事実(自分は叶わない夢、仔羊は道路の解散)
を忘れて。ただ一緒に泣こう。

今も君が望むなら
いつの日にか小さな僕を
つれてくるよ

○もう僕はいなくなるけど、解散しても道路を忘れないでいてくれるならば
きっと仔羊達の心の中で僕は歌い続けるよ。

註:○→解釈、道路→Due'le quartz、仔羊→ファン、僕→Sakito、
d.q.は解散ライブ前に発売されました。


長々と需要無さそうなものすいませんでした。

d.q./Due'le quartz(1/4) :04/05/22 21:30 ID:lvhAHPR3