ムック ズタズタ主人公の「僕」は、「彼」=教師(担任)に嫌われている。 弱い子供にしか強く出ることの出来ない、卑怯で狂った思考回路の教師。 自分に従わない生徒はとことん苦しめなくては気が済まない。 別に僕は悪いことをしている訳ではなく、 正しくないことに首を振らないでいるだけ。 でも、彼はそれが気に入らない。 そして、「かけがえのない大切なもの」=友達/親などの 理解者を僕から奪っていく。 生徒には、「あんな奴とは付き合うんじゃない」と。 親には「お宅のお子さんは問題があって此方としても大変困っております」と。 それを聞いた子供たちは僕から去っていく。 親は、僕の言葉よりも教師の言葉を信じて僕に厳しくあたる。 学校にも家にも、何処にも自分の心の休まる場所が無くなってしまった僕。 そんな僕に、いつしか生徒からのイジメが始まる。 ボロボロに体も心も傷つきながら、 それでも誰も手すら差し伸べてはくれない。 彼は相変わらず狂った思考回路で、イジメられてる僕だけを激しく罵倒する。 「僕は間違ったことを言っていますか」 「此処に僕の居場所はないんですか」 必死な僕の訴えを、あなた=親は聞こうともしなくなった。 耐え切れなくなった僕。 とうとうある日、イジメッ子を殺してしまう。 亡くなったイジメッ子の葬儀に、少年は何食わぬ顔で参列する。 周りからは人々のすすり泣く声が聞こえてくる。 心がズタズタに傷ついてしまった僕は、 もう人の死に対して涙を流すことを忘れてしまっていた。 人を殺しても、何も感じなくなってしまっていた。 僕は警察に捕まり、担任が面会には来るが言うことは決まってこれ。 「テメェーのせいで俺は出世の道鎖されちまったじゃねぇーかよ!!このバカッ!! …たく、人なんか殺してないで、 そんなに嫌なんだったらお前が一人で自殺でもしてれば良いものの」 担任のことが許せないのは勿論だが、僕にはそれ以上に許せない存在があった。 それは紛れも無く自分の親。 こんな僕の状況を知っていたのに、決して力になってくれようともしなかった。 一番身近にいる理解者であるべき親。 だけど、僕の苦しみを見て見ぬフリをし続けた。 取り調べに対し、僕は今まで自分に起こったことを話し始める―――。 「お前」=僕の心をズタズタにした全ての人。 こんな感じで解釈してみました。 長くてすんません;;; ムック/ズタズタ :03/02/23 21:08 ID:miCxs2Yr 「彼」=義父。 「僕」は「彼」に嫌われている。 僕も彼の考え方が気に入らなく嫌っている。 いきなり我が家に入り込んできた新参者のクセに 自分の立場など微塵も判っちゃいない かけがえの無いもの=趣味(音楽?)大切な人=家族を すべて僕から奪ってゆく 「嫌いだ」「必要もない」と言われたことさえもある。 「僕は間違ったことを言っていますか」 「此処に僕に居場所は無いんですか」 義父に罵倒されたときにこう言い返しても 義父は何一つ耳を傾けてくれなかった 彼は僕が気に入らなくて邪魔なだけだった。 僕に対して決して微笑んでくれはしなかった義父のために どうして心を開いてあげることができるでしょう 自分から決して心を開いてくれなかった義父の為に どうすれば泣いてあげることができるでしょう おまえ(=義父)は僕に一生消えることのない傷をつけた おまえ(=義父)は僕に暴力を奮うだけでなく 心までもズタズタに引き裂いた 直りかけてた傷(=実父の死)を何度もぐちゃぐちゃにえぐられた もう彼に理解して貰おうとは思わない。もう何も求めない。 相変わらず今日も彼の狂った思考が僕を罵倒する 家族である限り今日も明日もいつまでもずっと。 僕の中の「あなた」 =今は理解してくれるようになったけれど昔の醜い「あなた」は消えません もう忘れてしまっただろうけれど早く気付いて下さい あなたが僕にいつもしていたことは 人さえもかんたんに 殺してしまえる事だということを 私はズタズタは「断絶」、「帰らぬ人」に続く三部作目だって 聞いたことがあるので義父の話だと思って解釈してみますた。 ・・・・結構そのまんまだなぁ。 544-545 :03/02/24 17:01 ID:u8UKUYeF >544-545 私もそんな感じ。 でも「人さえも簡単に殺してしまえることだという事を」 ってところがイマイチわからん・・・。 Nana :03/02/24 20:13 ID:NHM5Chk+ 「人さえも簡単に殺してしまえることだという事を」の部分は 「お前の仕打ちに僕は死にたいとまで思った」って感じじゃないの? 545-545 :03/02/24 21:56 ID:u8UKUYeF |