ムック 家路季節は夏。主人公は都会に住む社会人。 夏の日差しを浴びながら、ふと子供の頃の楽しかった日々を思 い出す。 それは、変わり果ててしまった彼には眩しすぎるものだった。 セミの声もカエルの声も聞こえない都会で、好きだった幼馴染 みの写真を取り出してみる。 幼い頃、秘密の近道を自転車で共に走り抜けた彼女はもうこの 世にはいない。 信じていた人に裏切られ人間不信に陥り、自ら命を絶ってしま ったのだった。 何も出来なかった。 救うことさえも。 想いを告げることさえも。 無力な自分を呪い、その辛さから逃れるためにもういない彼女 を責め続け… 主人公はだんだんと自分以外の世界と距離を置くようになって いった。 ―彼女が死んだのも、今と同じような暑い日だった。 コンクリートの乾いた雑音を聞きながら、彼は再び幼い頃の情 景を思い浮かべる。 緑と光が溢れる原っぱ。 ホタルを追い掛けた夕涼み。 忙しい日々に追われ、相変わらず他人とは距離を置いたまま、 それでもあの頃と同じように季節はめぐる。 ―君は、今の弱い僕を見て何と言うのだろうか。 彼の帰りを待つ人など誰もいない。 彼を必要とする人など、きっといないだろう。 でも、彼は自分を嫌いになりきれなかった。 あの頃の自分に還りたいと、そう思ったのだ。 季節はめぐり、来年もまた夏は来る。 来年こそは、あの日彼女と見たあぜ道の花を見に行こう。 その時きっと自分は、「ボク」に還れる。 彼女への想いは胸に抱いたまま、前に進んでいけるだろう。 長い上にまとまりがなくてスマソ… ムック「家路」 :03/01/27 23:31 ID:f8wXHpPz 漏れ、家路の歌詞ちょっと「ん?」って思うとこあったから あなたの解釈助かった。情景が凄い目に浮かぶ。マリガトー! 漏れ的に「生まれてきた事さえ〜」のとこは 僕から彼女(それか、彼女と同じような事(リスカ?)をしている子たち)に向けての言葉で 「自分の痛みばかり〜」のとこは彼女から僕に向けての言葉かなぁと… 彼女が死んでしまったのは、僕の所為でもあるんじゃないかなって思います。 でも、僕は彼女の死が余りにも惨かったから自分の淋しさ故に彼女を少し責めてる気も。 それと同時に彼女が死んでしまったのは自分の所為であるから、僕は今まであの頃の僕を 隠してきたけどやっぱり、彼女が好きで、その頃の僕も好きなんだっていう。 要は彼女といた頃の僕=彼女が大好きなんだって唄なのかなと。 あぁよくわかんなくてスマソ; 前の方にあったのとだいたい同意だが, 前の方になかった部分の自分の解釈。 >生まれてきたことさえ忘れて死ぬことばかり考えて >その手首じゃカワイイ服も浴衣も着れないでしょう >あなたは悲劇のヒロインですか?あなたを救ってくれるのは誰ですか? >そうやってそこから一歩も動かないつもりですか? >自分の痛みばかりを押しつけて人の痛みを聞く耳を >あなたは持っていますか? >他人に求めるだけじゃなくて与えることができますか? この二つの部分は主人公が自虐的な彼女に対して言った叱咤激励なのだと思う。 しかし >私の影を背負い込めますか?口では何とでも言えるでしょう >癒してもらう気もないけれど という彼女からの反論に何も言い返せなかった。 そして彼女と別れてor(and?)彼女は死んでしまった。と解釈しますた。 今さらながら「家路」 :03/02/11 00:59 ID:n9nRWB4V |