メリー  躊躇いシャッフル
(女視点)
二人でいつも来てた喫茶店、
目の前のあなたは格好つけて吸えもしないくわえ煙草をふかしてる。
見慣れた光景、だけどあなたの口からこぼれるのは不快な言い訳ばかり。
これじゃあ、まだ流行の歌でも聴いてるほうがましだわ。
「目の前のミルクティーももう冷めてるの気づいてる?」
「今じゃ、あの頃の二人、何処にも見当たらないでしょ?」
耐え切れずにそんな言葉を投げかけてみても、彼の態度は変わらない。
結局口論になってしまって…
だんだん話はこじれていって…気持ちがどんどん離れていく気がして…
埒が明かなくなって、今日はいったん別れることにした。
店の前で軽く言葉を交わし、
私は去っていく彼の後ろ姿を見つめることしか出来なかった…

(男視点)
いくら言い訳をしたところで、悪いのは僕だということは分かりきっている。
彼女の冷めた目が怖くて、沈黙が怖くて、
ただ意味を成さない言葉を吐き出すしか出来なかったんだ。
馴染みの喫茶店の前、僕は気のきいた言葉を
かけることも出来ないまま彼女に背を向けた。
「バイバイ…また此処で会いましょう…」
心の中で、希望を込めてそう呟きながら。


(女視点)
後日、改めて彼と会って話すことになった。場所はやっぱりあの喫茶店。
今まで何度となく喧嘩もした、
でもその度にどちらかが折れて、元通りの関係に戻れてた。
でも今度ばかりはもう限界かもしれない。
いつあなたの口からその言葉が出るだろうと思うと、
怖くて怖くてたまらなかった。
結局今日も話し合いは平行線をたどったまま、二人で店を出た。
「バイバイ…また此処で会いましょう…」
別れる間際の彼の言葉、いつもなら笑って話せてたはずなのに…
「今は皮肉にしか聞こえないの、あなた!!」
ついカッとなってそう吐き捨てた。
そうしたら、あなたの表情が
みるみる曇っていって…しまった、と思ったときはもう遅かった。
「たぶん…これで…終りやけど…ずっと待つよ…いつまでも…」
その言葉に目の前が真っ暗になって――
気がついたときには、あなたの後ろ姿が人ごみに消えていく瞬間だった。

(男視点)
今日も彼女とあの喫茶店で話すことになった。
でもやっぱり口論になってしまって、
どちらも折れないまま店を出ることになった。
思えば、僕はずっと前から覚悟だけはしてたのかもしれない。
別れる間際、以前のような笑顔を見せてくれることを期待して、
いつものように言葉をかけてみた。
でも返ってきたのは思わぬ罵声で…ああ、もう駄目なのかもしれない。
僕は最後の言葉を口にした。
彼女の目が大きく見開かれるのを見て、
いたたまれなくなって僕は背を向け歩き出した。
追いかけてくる気配はない。
僕は小さくため息をつき、歩調を速めた。

今も胸に残ってる、彼女が僕のために選んでくれたプレゼント。
僕も彼女を喜ばせたくて、今年は何をあげようかとずっと考えていたのに。
結局僕が君にあげたのは、ひどい言葉と絶望という名の明日―――。


(女視点)
電話をしても繋がらない、メールをしても返事がない。
本当に終わってしまったの?
信じられなくて、どうしようもなく苦しくて、
気を紛らわそうとドライブをすることにした。
カーステレオから流れてくるのは、二人が好きだったあの曲。
何処をどう走ったのか分からなかったけど、家の前に戻ってきた。
駐車場に車を止め、カーステレオの曲に耳を傾ける。
こうして待っていれば彼が来てくれないかな、そんな馬鹿なことを考えてみた。
だって、他に何が出来る?
そのとき、窓ガラスを雨粒が叩き、やがてどしゃぶりになった。
ワイパーをかけてフロントガラスは綺麗になったけど、
私の心の雨までは拭えないんだ。
そんなことを考えていたら、涙がこぼれた。

ねえ、でもあなたのことを忘れたくない。
本当に大好きだったから。
思い出くらいは胸にしまっておいてもいいでしょう?
…バイバイ、またあの喫茶店で会えたらいいね。

(男視点)
彼女の携帯の番号もメールアドレスも消してしまった。
電話がかかってきても、メールが届いても、僕は返事をしない。
君からもらったプレゼントは全て箱に詰めて、
クローゼットの奥にしまいこんだ。
今までこんなに素敵なものをもらってきたのに、
僕が返したものといえば君を悲しませること。
こんな最低な男だけど、君は僕をずっと好きでいてくれたんだ。
後悔はしていないだろうか?
自分からこの関係を切ってしまったくせに、今になってそれだけが聞きたい。
窓の外はどしゃぶりの雨。
僕はずっとそれを眺め続けた。

過ごした夜の数だけ思い出は胸にしまって、ずっと忘れずに抱いていこう。
僕も君のことが好きだったよ。
…バイバイ、またあの喫茶店で会えたらいいね。


分ける長さを読み間違えた(;´д`)
歌詞を読んで、男の視点と女の視点が混ざってるのか?
と感じこんな解釈になりました。
長々スマソ

なまたま ◆CvGOMix5l. :04/04/28 13:29 ID:odJfnjlr



歌詞の内容からすると、タイトルの「躊躇いシャッフル」は
男の視点と女の視点での躊躇いが混ざってる、って事なのかな。

Nana :04/04/28 14:12 ID:soyHrVo+



確かにそれっぽいですね。
男と女の躊躇いがシャッフルされて、
でも結局混じり合うことなくすれ違い…みたいな。

なまたま ◆CvGOMix5l. :04/04/28 16:42 ID:odJfnjlr



激しく亀だけど、以前メリスレで躊躇いヒャッホーなるものを投下したので
別視点で解釈しますw

>くわえ煙草に火をつけて吸えない煙草ふかしてる
禁煙中のガラ。吸ってんなと。

>あなたの言い訳よりも流行の歌の方がまし
ファン放置して言い訳(レコーディングしてるとか)するような人の
曲なんかより流行の歌聴いてたほうがいいわ( ´,_ゝ`)

>「目の前のミルクティーも、もう冷めてるの気付いてる?」
>「今じゃ、あの頃の二人、何処にも見当たらないでしょ?」
ミルクティー=メリーへの愛と置換。定刻に始まらないライブ。
開演時間過ぎてるんだけど?高揚感冷めてきたんだけど?
結成当初みたいなやる気とか、其の頃のファンとの関係性変わってない?
(ぼったくりバンドに成長)

>だから だんだん・・・こじれて、そして どんどん・・・離れて
>どんどん・・・離れてゆく彼の姿見つめ・・・僕は背をむけ
>何も言えないままで・・・「バイバイ・・・また此処で会いましょう・・・」

ファン「もう駄目ぽ。無理ぽ(´・ω・`)」
ガラは背を向けて心の中で「またライブ来て下さい…」

>いつもなら笑って話せてたこの言葉
>「でも今は皮肉にしか聞こえないのあなた!」
ガラ「他にも好きなバンド一杯居るんだからいいでしょ?」
ファン「メリー本命って解ってての 嫌 味 で す か?笑えません(#゚Д゚)」

>「たぶん・・・これで・・・終わりやけど・・・ずっと待つよ・・・いついつまでも」
ガラ「もうあなた方が冷めたんなら終わりですね。でも戻ってくるの待ってますよ…(ニヤリ)」

>今も胸に残ってる彼女がくれたプレゼント
ファン「一生ついていきますね!!!!」
>僕が君にあげた物・・・それは・・・それは、絶望という名の明日
半年も放置…_| ̄|○(お蔭様で今後は活動するようです)

>二人の曲聴き駐車場に車止め
>彼を待っていた・・・他に何があるのでしょうか?
>急に降りだしたどしゃぶりの雨、私の心の雨さえ・・・
>もうワイパーじゃ拭えない・・・
此処はスルー。別れ話だよね単純にw

>今も胸に残ってる彼女がくれたプレゼント
>僕が君にあげた物・・・それは・・・それは、絶望という名の明日
>愛した人よ胸に眠れ・・・忘れたくない あんたの事
>愛した人よ胸に眠れ・・・過ごした夜の数だけ
これはガラ視点だと思うんだけど、敢えてファン視点で。
忘れたくないけど、活動してくんないし、他盤への浮気が本気になってしまいますた(´・ω・`)
過ごした夜の数…ライブの数(゚∀゚)

漏れは本命じゃないんですがメリーかなり好きなのでずっとこう思ってましたw

Nana :04/06/03 12:30 ID:cye5xzea