Gackt  (アルバム)Crescent
01.Dybbuk 
・ラップ部分:状況説明とか、情景描写とかの部分。 
・Gackt高音部:Dybbuk=亡霊の声?
 ヴァンプとしての運命が人格化したものかも。 
 もしくは、太陽からの死への誘いとも捉えられる。 
・主人公は孤独な、罪を背負ったヴァンパイア。
(全体的にCrescentの主人公はMOONの時と違い、
 ほとんどが一人を指しているよう) 
・もうずっと誰かとの再会を望んでいたが、果たせないでいる。 
・今まさに太陽に焼かれて死のうとしている。 

02.mind forest 
・mind forest=Last songのジャケット?
 この2曲とlust for〜・whit eyesは呼応しているらしい。 
・人間の様な存在である事を許された君といた時間。 
・君が死んでいくのを、遠くで感じている。 
(時間軸としてはwhite eyesとほぼ一緒?見方が少し違う感じだろうか)

03.月の詩 
・一人残された主人公(=ヴァンパイア、時計の針を〜) 
・過去を見つめて回想している。平穏な時間があった。 
・あの頃のようにもう一度、愛した=再会した?
 ただし、相手には記憶がない(=転生した存在?) 
・若しくは、これはショウの歌かも。

「あの頃のように〜」は、イーチエを必死に愛していた時代のように、
人を愛す心を取り戻した描写、ともとれる。


04.君が待っているから 
・塞がれ続ける心の痛み=Lu:na? 
・再会を待ち望んだ君は人間として転生していた
 (=手首の傷。ヴァンプには意味のない行為。 
・許された君=人としての転生を選ばれた存在。 
・世界中の〜=二人にしかわからない、
       君にすらわからない二人の罪でも良い、自分は覚えている。 
※曲自体はANOTHERの時代からあったそうで、
 もしかしたらヴァンプは関係ないかも。 
 ANOTHER、Fragranceの関係から言って、初期MOONは
 輪廻転生のテーマが根底にあったのではないか? 

05.solitary 
・遠くから想い出を眺めている主人公。 
・海辺の声は子供、実際に自分の子供を眺めているか、
 ただ面影を重ねているのか。 
・青春時代の仲間達(マレッパの仲間)の回想 
=ヴァンパイアとしてのショウ。 

06.星の砂 
・君が教えてくれた詩=オレンジの太陽 
 =ルカ死亡後のケイ。 
 (もしくは、これはルカ自身の回想と言っても良いかも。 
 ルカと一緒にいたヴァンプは女だと解釈しているもので、
 そうすると「愛している」もわかりやすい。 
 まぁ男女愛だけが「愛」ではないが)

07.lust for blood 
・真っ白な眼差し=white eyes 
・相手の死は、二度とは転生できない、
 もしくはしてもヴァンプとしては出来ないという死。 
・過去の約束=二度と自分達の様な存在を生まれさせない。 
・あの日の約束=Last song?二人で暮らそうと約束したのだろうか? 

08.white eyes 
・君は人間として死んでいった(=すべての〜儚すぎて) 
・夜明けの訪れも許されない僕=ヴァンパイア 
・夜明けの空が好きな君=人間 
・どれだけ苦しくても僕らを離せない=運命の連鎖を断ち切る術がない。 

09.君が追いかけた夢 
・映画MOON CHILDのテーマソング 
・楽しかった青春時代の回想。 
・君は特定の誰かではなく、全体のイメージ。 
(作者Gacktから登場人物達へのメッセージ)

10.Last song 
・全体=女性視点(人間)、「」=男性視点(ヴァンプ) 
・遠い過去に一緒にいた二人。二人は一緒に暮らせるという夢を約束としていた。 
・男が自分とは違う運命の彼女の元から去っていった。 
・これからも、彼は生き続けるだろう・・・、彼女はある冬の夜人として死んだ。 

11.Birdcage 
・汚れた僕=スン? 
・幼い記憶には戻れない二人、映画終盤のガン・アクション。 
・君=ショウ、イーチェ。 
・光の中で見た=死に際の情景、回想 

12.オレンジの太陽 
・夕暮れに〜=語り継がれる詩。誰かが最初に作った、人間への憧れの詩 
(多分、今回のコンセプトよりずっと後の詩だろうが) 
・他の部分は映画のテーマソングと言って良い。五人の回想。 
・ショウ、ケイ。どちらかは生き残っている。 
※他の曲と合わせて考えると、ケイ? 
しかし、ケイを遺してショウが逝くというのも考えづらい。 
映画最後の台詞からも、ケイは車に残り、
「朝日が見えるよ・・・」と言いながら燃えつきたのではないか? 

MOON、Crescentの曲を解釈していくと、
あるテーマが浮かび上がってくる感じがしました。 
どっかで前に誰かも書いていた気がするんだが、 
世界にヴァンプの運命を背負った者は常に二人いて、
それは必ず出逢う運命にある。 

片方が死に、片方が生き残り、
その生まれ変わりを片方がヴァンプに変える・・・て感じ。 
それは抗いがたい運命であり、必然的にそうなってしまう。 

ただその法則が崩れたのがCrescentのシーンであり、
相手を人として死なせてしまったのか? 

そして約束の通りに二度とヴァンプは生み出すまいと主人公はしている…。 
そしてDybbukで焼かれて…。 
あれ、終わってしまう。。。

確かGacktはこの後にもまだ続きがあると言ってたはず・・。 
ただ、今回のコンセプトでの「すべては悲劇から始まった」というのと絡めると
こういった解釈も出来るかもしれない。

Nana 投稿日: 2006/03/14(火) 09:57:34 ID:xNxtHjTz0