cari≠gari 「ただいま。」同棲していた貴方に「もう縁切ろう」と伝えて別れたあの日から 「好き。」という感情も「嫌い。」という感情も この部屋にいた貴方に対して持つこともできなくなってしまいましたね。 貴方との思い出が幸せすぎて、まだ鍵を変えれないし 写真も燃やすこともできません。まだ貴方のことが好きでいます。 貴方のいない夜、一人になった僕は迷子になったように 途方に暮れています。でもきっとそれは、貴方は私の支えだったから 支えを失ってしまった僕はまだうまく一人で立てないでいる、 ただそれだけのことなのでしょう。 誰だって嘘だとわかっていても幸せを求めてしまうのは多分、 幸せとはこういうものだとテレビや本、友達のカップルとかに 見せ付けられて羨ましいと感じていつか気が違ったように 求めるようになってしまったからなんでしょうね。 僕は貴方といた頃ときっと何も変われないけれどもう一人でも大丈夫だよ。 Nana :03/02/12 06:08 ID:fdDJ23PB 一人での食事にやっと慣れた頃、ふと貴方といた 平凡で何気無い、幸せだった毎日を思い出しました。 それは今でも手放したくなかった日々で、寂しくなったけど 楽しかったな、って笑っちゃいました。 思い出は思い出にすぎないから、貴方がいなくてまた駄目になりそうな僕に 「まだ僕はだめじゃない。」といいきかせて、前に進もうと思いました。 もう一人でも大丈夫だよ。 部屋の片隅に置いてある二人で使うために買った 少し大きめの冷蔵庫、からっぽに近い中身はきっと僕自身なんでしょうね。 別れたあの日にきれて壊した目覚まし時計はあの日から進めない僕のようです。 けど僕は前に進むから。また一人でいた大丈夫な僕に戻るから。 そうしたら僕は「ただいま。」って言うんだ。 商店街に買い物にいって大きめの冷蔵庫を満たす為の たくさんの買い物をしていつも二人で歩いた道を一人で歩く。 夕日が綺麗だと感じる。もう大丈夫。 そしていつもと同じ部屋にいつもと違う気持で ドアをあけて僕は言った。 「ただいま。」 「おかえり。」と部屋が返事をしてくれたような気がした。 Nana :03/02/12 06:34 ID:ASMBanKA |