PIERROT  COCOON
Pierrotのマキシシングル「COCOON」真っ赤な花ってDOMESTIC VIOLENCE? 
真っ赤な花っていうのが、ぼーっと聞いてたら単なる花って感じだけど、 
単独で聞いたら「赤い花=血液」という意味も含んでいる気がした。 
そうするとなんか、『深層意識のドグマ』、 
『イビツに歪んだエゴイズム』、『愛が狂って疲れ切った世界』とかが 
判る気がしたんだけども。。。 

主人公はCOCOONで連れ出した君に対して暴力を振るってしまう。 
それは本来望んだことではなく、どうしようもない運命的な何か。 
懸命に隠していた「それ」はいつか顕在し、主人公の心も変化していく。 
君は怯えて、けれど主人公は「独りきりじゃ歩けない」から縋る。 
そうして繰り返されていく暴力と愛情。 
――これだと典型的なドメスティックバイオレンスの構図なんだけど。 

『終わらない虚しさ』って言葉からサルビアに繋げられる気もする。 
どうしようも無いって絶望があって、それでも迎える夜明けは恐怖。 
主人公が気付いたのは乗り越えなければならない何か、 
認めて消化するしかない何か、だったのかなと。それはトラウマとかかな、と。 
ただどうも何か…一過性っぽい。 
今だけであって朝になったら同じ毎日、みたいな。 
それを判った上で、でも一歩踏み出せた…かもしれない。と言うような抽象的な印象。 
この曲自体は色彩イメージも含めて凄く鮮やかなんだけど、 
実は結構、確信的だけど、消極的な、不安要素の残る物語じゃないかと思う。 

私は「COCOON」は一枚で一つの物語だと捉えてる。 
一曲目、COCOON自体は結構そのままに見てるから置いて、残り二曲解釈してみました。 
が、当時インタビュー殆ど読んでなかったので全然的はずれかも。 
これとDNAは三曲ともラブソングだって言ってたような記憶はあるんだけど、、。


補足
あの三曲中で「僕」という単語は一度も出てきていない。 
代わりにサルビアでは「二人」という言葉が出てくる。 
心情は出てくるが、視点人物は違う(=外から見ている)のかも。

Nana :03/06/23 21:45 ID:NjWoPAcG