PIERROT 無罪恋人は主人公のせいで死んでしまった 罪悪感などから後を追い、意識不明の中で君と過ごした日々を思い出し あともう少しで君のそばに行ける(=死ぬ)ところで助かってしまう。 死にたい、君に再び会いたいと思いつつも毎回自殺は失敗。 君の声は主人公にとっては自分を死へと導くものに聞こえるが、実は 主人公に生きて欲しいと願う声であり、だからこそ 会いに行った主人公の腕を無理やりにでもほどいた。 腕をほどかれたショック(=胸の傷)で君が 主人公の死を望んでいないことに気づく。 死を望む気持ちがまったく無くなったわけではないが、 その痛み(=君の思い)が生きてと主人公を明日へ突き放す ……胸の傷ではなく腕の傷と聞こえる。 が、それもまたリアルだvv この曲を聞くと川原にお花畑という お決まりパターンな三途の川が目に浮かぶ Nana :03/03/19 22:15 ID:GhZX8quc 恋人が死んだ事には自分は手をくだしてはいないんだけど もし彼女が死ぬ時に助けの手を最後まで差し伸べなかった僕は自分を責めている。 実際に主人公はその恋人の死を止めることができたはずだった。 彼女がいない世界になんて何の魅力もないし 今の彼女を死なせてしまったって意識が重くてたまらないのに 逃げられないように過ごしている。 本当は助けられたのに、救う事ができたのに 主人公は見捨てた、と死神(やつれた顔の自分と奥底の自分の心)が責める。 じゃあ、そうなら早く自分で死んでしまえと思っている。 自殺をしようとする。 そして自殺のマネゴトをしてギリギリのところで踏みとどまる。 例えば手首とかを切っていてもあと少し深く切ればいいところでそれを眺めてる。 今まで彼女が亡くなってからは不眠症気味にもなっていた主人公は 意識は朦朧としてそのまま意識を飛ばしてゆきたいと思っている。 だけどけっきょく自分はまだ死ねずにしつこく死ねていない。 懐かしい夢の中で朦朧とした中では彼女の思いは酷く自分に優しい物で 思い出の中の彼女が自分に何かを語りかけていた気がした。 それは今の自分には痛すぎるくらいに優しくて 懐かしくて死のうとつけている傷の痛みも嫌なくらい感じている。 でもあと少し、力を押せば他の世界へと旅立ち事ができる。 また少し頭が朦朧としてゆく。 ふと目を醒めればまた自分は相変わらず死ねないままでいる。 残していた、くれていた優しさの痛みとが響いてその彼女の幻影が浮かび 彼女が自分が死ぬことを望んでいないことだてわかっているから。 生きていく事を彼女が望んでいるから。 死に際に彼女が自分を生きる事を望んで微笑んでいたから。 だから夢の中でも彼女は決して近い場所ではなく遠くから何かを 伝えようとし、主人公がもう離さないように彼女を掴むと 無理やりにほどき夢から醒めさせる(死の手前から現実に帰させる) 彼女が過ごした時間と日々があった世界。 その日々と彼女の残した意思が僕を生かさせてゆく そして死のうとした時の痛みに彼女を浮かべて。 Nana :03/03/19 23:24 ID:t9SLGUrz |