Plastic Tree  痛い青
漏れ的解釈ですが… 

>スライド写真の景色が変われば 弱虫の僕がとり残されてた 

これは、主人公の「僕」が回想する場面だと思われ。 
スライド写真が次に変わるように、一瞬でとり残されたと感じるほど 
急に淋しさが襲ってきた。 

>青いインクが飛び散るよ 胸のあたり 
>痛いくらいきれいだから 僕は泣いたんだ 

青=悲しみの色で、淋しさや空しさを感じていると言う意味。 
痛いくらいきれい=その想いの純度が高く、胸に痛みを感じるほど。 

>夜の公園のブランコで誰かの ケラケラと笑う声を聞いたんだ 

公園は普段は明るく子供達も沢山いるが、夜になると淋しくなる。 
公園とは僕の心の事で、普段は明るくて人と触れ合うことも出来るが、 
いざ独りになると淋しくてたまらない。 
そんな僕を誰かが嘲笑っている気がする。それが誰かははっきりとはわからない。 

>もしかしたら側にある花壇の中? それともアレの鳴き声? 違う、君の声だ 

花壇には花が咲き乱れていて、僕が接した人々のことを指している。 
つまり、誰か他人が僕を笑っているみたいだけど、それは違っていて 
実は僕が僕自身を笑っている。君の声=僕の中のもう一人の声。 

>街灯の下に立っている君はひどく悲しそうで 今にも消えてしまいそうだ 
>いやだ いかないでよ ねぇ 

僕が上辺だけで周りの人間と接しているのを君(僕自身)が嘆いている。 
もしかしたら本心である君が消えてしまい、上辺だけの自分が残るのではないか。 
それでは僕が僕でいられなくなってしまうのでは?という不安に陥り君を呼び止めようとする。 

>目の前の 影がゆらぐたび 悲しみの色があふれてく 

影=君=僕自身。その本心である君が消えそうになる度に、上辺だけで生きている 
自分自身に対する空しさが募っていく。 

>あおい青 肺の中全部広がって 濁りはじめたら、 

悲しみや孤独から逃げようとする度にまた上辺だけの自分を作り出さねばならず 
自分自身の本来の姿を見失ってしまいそうだ。 
肺の中には本来空気(酸素)が入っているはずだが、その中に青(悲しみ)が広がるというのは、 
人間関係やアイディンティティーなど、生きていく上で必要なものを肺に例えているのでは。 

>あおい青 肺の中全部 痛い青 広がっていく濁りはじめたら―――――。 

そういった大切なものがどんどん上辺だけの自分に侵食されてきている。 
このまま僕自身はどうなってしまうのだろう。上辺だけの関係を保つのか 
それとも本来の自分を取り戻したいのか、自分にも解らない。 


という様に解釈しました。長い上に解りづらくてスマソ… 

犬頭 ◆RbZOnsn3RI :03/02/05 21:51 ID:wdcNGfKO



「アレ」ってなんなんでしょうね…? 

Nana :03/02/08 11:27 ID:DHeszyQ4



漏れ的には、「アレ」は不安からくる自律神経のことかと思ったのですが。 
自分自身の心の鳴き声かなって思いました。「泣く」と書かずに「鳴く」 
と書いてある辺り、もう一人の僕みたいに具現化する抽象的なものではなく、 
物理的な存在のものかと。 

犬頭 ◆RbZOnsn3RI :03/02/08 12:38 ID:mnJT1SAM